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デュエプレGPでの感想まじりに5cMASの解説


この記事は、ソーシャルゲーム デュエルマスターズプレイスでの初の大型オフライン公式大会であるデュエプレGPで使用した5cMASのリスト解説及び出場した感想になります。
読みづらい箇所等があると思いますがご了承ください。

初めに

こんにちは、筆者のきゅうりと申します。
デュエプレをやり始めて4年ですが、レジェンドタッチもまだ1回くらいしか経験のない無名なので私のことを知っている人はかなり少ないと思います。
今回、5月18日に開催していたデュエプレGPにてベスト4という実績を得ることが出来たのですが、1度も配信卓に上がることが出来なかったので気持ちの整理も兼ねて感想及び5cMASというデッキの解説をさせていただきます。
記事の制作に遅れてしまったため新弾公開のメンテナンスに合わせて公開されていると思われますが、5cMASというデッキが新弾が出た時に使えるデッキかというとかなり怪しくこの記事を見ている皆様の役に立てるかはわかりません。
こういうデッキもあったんだなぁくらいで見ていただけると幸いです。

経緯

実を言うと最初から5cMASを使おうと調整をしていた訳ではありませんでした、身も蓋もないことを言うとある1人の調整仲間と一緒に環境的に勝てそうな強いデッキを4つほど出し合いそれらを「ルーレットで回して当たったデッキを共有リストとして使用する」という行為を「大会2日前」に行った結果決定したデッキが5cMASでした。
調整仲間のメンツのためにも言っておくとこの行為にたどり着くまでの調整は本当に数を重ねたので間違ってはいなかったと思いますが、改めて書きながら「正直とち狂ったことをしている」と言わざるを得なかったと感じています....
耐久デッキはこのデッキ以外にも使用した前例があるため回し方自体はわかっていたのですが、それでも練習期間2日間の怒涛の調整に付き合ってくれた調整仲間には感謝の言葉しか言うことがありません。

ルーレットに入っていた使用候補デッキのひとつ

参考リスト

というわけで使用デッキが決まったわけですが、実は5cMASというデッキのリストは前期の上位が使用していたリストがほぼ理想だと結論が調整仲間と既に合致しており実際同じベスト4であるかいわれ大根さんの5cMASのリストも同じものでした。

完璧なリスト

マクノカ2枚による安定した手札キープやフィニッシャーの確保、スパーク7枚と黒7枚によるミラクルの安定化、ブレインストーム3枚の初動、フィニッシュの安定化などこのリストは色バランスも受け性能も完成度が高くここから何かを変えるとしても
:マクノカヌクノカ2→1
:スパーク系統7→6
しか変更する箇所はないと考えこれらのカードパワーを超えるカード、またはこれらとは役割がほとんど違うカードで他対面のメタになるカードを考えその調整仲間と共有リストを作成しました。

使用リスト

ブラフ多めの超次元ゾーン

自分自身の考えとして先行で《フェアリーミラクル》を必ず2ブーストとして打ちたい対面として、こちら側が先手で動きたい黒単、天門対面が多くこれらの対面にはスパークやプロテクションサークルなどの白色のカードを抱えておくプレイがあまり必要ないためスパークでカードパワーとしては《DNAスパーク》より下の《オラクルジュエル》を抜き神の色配分である《ヴィルヘルム》を搭載した形に落ち着きました、今回はさらに《マクノカ&ヌクノカ》を1枚抜きスパークが抜けた分の受けを補強するために《デッドブラッキオ》も1枚差し替えています。
これたの明確な役割などはカード解説の方で語らせていただきます。
※(以降から《ヘヴィデスメタル》は《HDM》と省略させていただきます。)

カード解説

少し文章が長くなってしまいましたがきっちり書いていこうと思います。

《ブレイン・ストーム》3枚

2枚は絶対に入れるべきなカードでありこのデッキのプレイを難しくしている要因の一つ、《フェアリー・ミラクル》がある際に2tに打つ事でそもそもの2ブーストの確率をあげるだけでなく、元々マナに3色埋まっている状態で《フェアリー・ミラクル》をトップに置くことで「ハンデスをケアしながら山札の2枚目にミラクルで埋めたい5色目を埋めておくことで確定でミラクルの2ブーストを決める」といったプレイも可能。
《QED+》への龍解を可能にするパーツでもあり《ドルバロムD》や《バーニング銀河》から《エビデゴラス》の破壊を防いだり《鬼丸覇》によるガチンコジャッジの確定勝利を可能にしたりと初動以外でも役割が多岐に及ぶのでこのカードをそもそも初動に使用していくかなども対面や手札によって考える必要があったり  《スペルサイクリカ》でこのカードを使い回したりする必要がある。
筆者もこのカードのプレイ自体は完全に煮詰めきれておらずベスト4に甘んじてしまった最大の原因だと考えています、逆にこのカードを完璧に使えていればと思うと悔しい限りです。

《プロテクション・サークル》 4枚

このデッキが産まれた理由でありデッキの核とも言えるカード、基本このカードでトリガーを埋め《スペルサイクリカ》で使いまわすことでバイクやサソリス等のビートダウン対面を完封できる神のカードで、3コスと軽いことにより序盤にブーストを決めることが出来なくてもこのカードで耐久をしながら《フェアリー・ミラクル》でのブーストで相手の速度に追いついたりすることが可能になっている。
おまけのドロー効果はビート対面ではもっぱら役に立たないが天門などといったコンボデッキの対面では《鬼丸覇》で相手のシールドをブレイクした後の追加ターンに、《プロテクション・サークル》を使用し1ドローすることで盤面に《エビデゴラス》が2枚ある場合《鬼丸覇》を前のターンのトリガーで除去されていたとしても《エビデゴラス》が《QED+》に龍解することで打点を形成することが出来る、自身の盾が10枚でこのカードの効果で盾にカードを埋めることが出来なくてもこのドロー効果は発動するので覚えておくとリーサルを狙いやすいです。

《フェアリー・ミラクル》 4枚

最初このデッキを見た時に半信半疑になるカード筆頭、きちんと回すとこのカードのありがたさがひしひしと伝わる。
3ターン目の2ブーストからの4ターン目の最速《MAS》着地のパワーもあるが、まず4ターン目までに1ブースト出来ればいいというコンセプトでこのデッキが組まれているので前半の《フェアリー・ミラクル》が1ブーストの状態でも動き自体に支障はなく、さらに後半の2ブーストがとにかくこのデッキではありがたい。
ブーストで次の動きに繋げながら《HDM》の効果条件である山札13枚以下の達成に大きく貢献できるのはブーストの中だとこのカードと《フェアリー・シャワー》だけであり前述でも述べた《プロテクション・サークル》と併用しビートダウン対面の速度に追いつきながら《HDM》や《鬼丸覇》まで繋げることが出来るのは《フェアリー・シャワー》にない利点になっている。
様々なカードのおまけ程度に2ブーストをこなせるのはやはりこのカードにしかない利点であり後半も腐りにくいブーストということで使用していくにつれ納得の1枚になりました。

《マクノカ&ヌクノカ》1枚

最後まで1枚減らすか悩んだ1枚、最終的にこのカードが《フェアリー・ミラクル》以外でこのカードがマナゾーンに置かれるパターンは少ないと判断しピン投になったが、これに関しては枠がないだけで本当は2枚目を是非入れたいカード。
序盤にブーストとして発動したとしても《スペルサイクリカ》の呪文踏み倒しの候補としては充分な強さでこのカードから《タイマン》や《プロテクション・サークル》を引っ張ってこればそれだけでもビートダウン対面を相当な時間足止めすることが出来る。
終盤も《HDM》、《鬼丸覇》、《ブレイン・ストーム》等の終盤に必要なパーツを回収できると基本隙のないカードなので1枚入れておいて損のないカードです。
次でスタン落ちしてしまうカードなのですが.....

《Rev.タイマン》 2枚

《フェアリー・ライフ》と交換するか悩んだ結果こちらにしたが最高の選択だったと感じる。
革命2の全体ロックは言わずもがな、発動していない時の単体ロックも刺さる対面がありUKやボロフ対面では単体のブータンやヘルボロフ、ゲンセトライセをストップさせることで1ターンを遅延させやすい。
特にUK対面での盾埋め効果だけでは耐久が難しい場面やブータンを盤面に残しながら盾を詰めたい場面では効果が絶大でこれを上手く使えるかどうかでUK対面を五分に持っていけるかが決まるくらい刺さるカードになっている、他対面でも盤面ロックなどは言わずもがなそれだけでもゲームが終わるレベルでとても圧力が高い。
ただし相手が攻撃できないのは「プレイヤー」でありクリーチャーには攻撃ができてしまうので盤面ロックをしたい際には注意が必要です。

《フェアリー・シャワー》4枚

あまりにも汎用カードすぎて解説することも少ないが、一応再度書いておく。
通常時の手札が減らないブーストとしての性能も優秀でトリガーとして引いた時もそれだけでゲームの流れを掴むことが出来る強力なカードで、4t目にこれをトリガーするだけでこちら側の展開に一気に持ち込むことが出来る可能性が上がる強力なカード。
このカードのトリガーで勝てる場面は本当に多く、《ドルバロムD》やこちらの下ブレなどをこのトリガー1枚で全て解決してしまう可能性のあるハイパーパワーカードであり汎用カードとしての格を実感させられます。

《DNA・スパーク》 4枚

このデッキにおけるスパーク系統最強のカード。
1枚の盾増やしで救われる場面は本当に多く、スパークを貫通してくるフィニッシャー対策だけでなく《Revタイマン》を打ちやすくなったり《スペルサイクリカ》で使い回すことで盾を追加しながら《プロテクション・サークル》で埋める札を回収したりと耐久面において信頼しかない1枚になっている。
天門やサザン対面などは《HDM》で詰める際に破壊耐性持ちのブロッカーがいる場合や《鬼丸覇》のエクストラターン後にスパークでフィニッシュを決めるパターンも多いので引けた際にはむやみにマナに埋めずにフィニッシュと相談しながら考えて使用していきましょう。

《MAS》 4枚

このデッキが存在している理由その2であり、このデッキの最強カードのひとつ
とにかく6コス以下バウンスと《エビデゴラス》を出せるのが環境にとてもマッチしておりバウンスで相手の動きを妨害しながらこちらの動きを押し付けることが出来る。
早期に投げられるほどこのカードは犯罪級の強さであり、相手との手札や盤面でのリソース差の広がり方がとんでもない事になっていくカードである、2体目まで出せてしまうと《エビデゴラス》の効果で毎ターン3ドローできてしまうのでリソース切れという概念が無くなってしまい勝利まっしぐら状態と化す。
前述した《Rev.タイマン》で止めたいクリーチャーをほとんどこのカードで戻せるのも利点であり、MAS自体が相手のキルターンを遅延させるカードとしてもとても優秀なのがとても助かります。

《スペルサイクリカ》 2枚

カード効果のコンセプト的に耐久デッキと相性のいいカードの1枚でありこのデッキのプレイの難しくしている要因その2。
使い回したい呪文の数は膨大で場面によって打ちたい呪文がとにかく変化していく、ビートダウン対面だからといって脳死で《プロテクション・サークル》を使い回したりすると痛い目をみる羽目になったりするので2、3ターン後のプレイを考えてきちんと打つ呪文を考えていかなければならない。
《マクノカ&ヌクノカ》を1枚にできた最大の理由でありこのカードには何度も助けられました、破壊された時に山札に戻る効果も《DNA・スパーク》で削れた山札の補強になったり《QED+》で山札下を増やしていくことで破壊されたこのカードを採用枚数より多く使用できます。

《ザ=デッドブラッキオ》3枚

筆者がベスト4まで到達することが出来た最大の理由で、最強のカードのひとつ。
このカードが見えていない場合の多色マナ武装5が達成されている状態は相手への圧力が凄まじく、アタックトリガー持ちや《エンドレスヘブン》の龍解を狙ったアタックを躊躇させることが可能になる。
このデッキが通常不利であるモルトNEXTやモルト王、アルファリオンを使用したデッキへの唯一の回答札でもあり、このカードを抱えておくだけで本来負けるはずだった盤面を覆すことが出来るパターンも少なくなく呪文に頼らない受けを唯一成立させているカードなので今回はこのカードを大きく信頼し3枚という強気の投入に至った。
決勝ラウンド2回戦のモルト王対面ではこのカードを2枚常に手札に抱えてプレイすることで強気に《HDM》で相手の盾を0にすることが出来たので、このカードを3投入した事でこの結果に繋がったと感じています。

《オラクルジュエル》2枚

スパーク系のカードが《DNA・スパーク》だけでは足りないので色も強いこのカードが採用される。
相手のクリーチャーを破壊してしまう能力はメリット・デメリットどちらもある効果だが基本はメリットの方が大きく、デッキ内でエバーラストを盤面から退かすことが出来る数少ないカードのひとつだったり《ヘブンズ・ヘブン》の龍解をブロッカーを破壊することで阻止することが出来るのでサザンや天門対面には《DNA・スパーク》より頼りになる場面も多い。
黒であるメリットも大きく赤マナが《鬼丸覇》だけでも《フェアリー・ミラクル》の条件を達成しやすく、初動がとても安定する1枚です。

《ヴィルヘルム》1枚

最後まで採用に悩んだ1枚。
デアリカラーの中でこのカードと同レベルのパワーを誇るカードはなく、このデッキのカラーとして足りていない全ての色を補ってくれるカードの中で1番パワーの高いこのカードを採用した。
つまるところ効果より色を優先した採用で、《フェアリー・ミラクル》や《デッドブラッキオ》の色バランスだけでなくヘルボロフ相手の《ドルバロムD》を出された場合でもこのカードが埋まっていればこちらのマナに緑色が残るので例え出されたとしても《HDM》のまくりかえしがとてもやりやすくなる。
とはいえ出た時のパワーも期待していた以上で、準決勝ではこのカードを出したことで勝利1歩手前まで試合を動かせた素晴らしいカードでした、やはりカードパワーこそ正義。

《鬼丸覇》2枚

このデッキの最強のフィニッシャー、HDMだけではこのデッキはフィニッシュすることが出来ないのでこのカードを使っていく。
唐突にこのカードを出して全てをぶち壊すことも可能だが基本は《ブレイン・ストーム》を同時に使用することである確定エクストラターンを獲得するパターンがほとんどで、《HDM》や相手のデッキ内に入っているカードよりコストが高いカードを山札上に仕込むことでそのままフィニッシュに持ち込み事が可能。
《HDM》が刺さりにくい対面でも《HDM》を有効に活かせる理由の一つでもあるのでこのカードを上手く使うためにも手札キープは考えながら行いましょう。

《HDM》4枚

種族からゴッドが消えたが神のカード。
このカード1枚で通常は不利対面になるであろう数多のデッキを五分か微不利に変えてしまうまさしくパワーカードと言える存在、盤面リセット能力を4、5マナで使用出来るのはさすがに恐ろしく《プロテクション・サークル》で仕込まれた状態でのこのカードのワールドブレイクは犯罪クラスの強さである。
このカードをパワーカードとして使用するためにこのカードの条件でもある山札13枚以下を目指すのがこのデッキの動きでもある、ちなみに相手の山札が13枚以下でもこのカードの効果は全破壊に変わるので覚えておくと役に立つことが多々ある。
色も赤黒のカードとしてとても優秀であり前述したガチンコジャッジの確定勝利に必要なカードだったりと、どの場面でも腐ることが必ずない最高のカードです。

《エビデゴラス》3枚

とにかくリソースの鬼、このデッキが回る理由の大半がこのカード。
とにかくこのカードが展開できているかどうかでこのデッキで勝てるか同化が決まると言っても過言ではないくらい最強のフォートレス、《HDM》の条件に必要な山札を掘る役目、トリガー系統を手札に引き込みに行く役目、《鬼丸覇》などのフィニッシャーを引き込む役割、そして《QED+》の圧倒的ビート性能とこのカードが前提にあるできることがとにかく多すぎる。
まさしくこのデッキのメインエンジンであり、他のカードではなしえないことを可能にしてくれるカードです。

《エビデンス》1枚

エビデゴラスへの龍解を《MAS》だけでこなす際に出す1枚、GPでは1回も出さなかったが実際あるとないとではさすがに違うのと超超次元の枠は充分に余っているので採用。
実際ほとんど使わないのですがモルト王相手などの《エビデゴラス》が平気で除去される対面などにはこちらで即座にリソースを確保しに行くプレイを優先した方がいい場面もありそうです。

《ファンパイ》 1枚

こちらも1回も出すことは無かったがこちらは《エビデンス》と違い龍解後の《ダイスーシドラ》にはお世話になる場面が多々ある。
スパークで対面をタップさせた後墓地の《ブレイン・ストーム》を打つことで《鬼丸覇》のガチンコジャッジプランを可能にしたり《プロテクション・サークル》や《Rev.タイマン》との相性も抜群にいいので余裕があるときには結構出すことは多いカード。
残念ながらそこまでの余裕がなく今回は出すのを見送らせていただきました。

戦績

長々とカード紹介をさせていただいたので最後にデュエプレGPでの戦績を書かせていただきます、このデッキの有利不利などは次の環境で一気に変わってしまうのでこの記事では割愛させていただきます。
(要望が多かったら書くかもしれません)

決勝ラウンドが不利デッキ続きでした

予選7戦目での対戦相手がまさかの消毒マニアさんだったり、決勝ラウンドで紙でも知っていたデデンネさんと対戦できたり握手させてもらったりと正直な話最高に充実した一日でした。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。
カード説明の方で熱がかなり篭ってしまい少し説明が長くなってしまいましたが自分自身、なにより調整仲間と信じたデッキで調整した結果が正しかったことを証明することが出来たということをこうして残しておきたくこの記事を書かせてもらいました。
初めて書いたnoteなので、読みづらかったり分かりにくかったかも知れませんがその時はXやこちらのコメント欄で質問していただけるとありがたいです。
ではこのくらいで終わります。皆様もより良いデュエプレライフを!

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