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★ドラマ「続・最後から二番目の恋」

リアルでささやかな日常をコミカルに描いてるこのドラマに続編って、書くことあるのかなぁって思ったけど、そんなの杞憂でした。日常だからこそというか、千明と和平を、長倉家をずっと見てたい。なんなら、続の方が好きかも。テレビ局のメンバーも観光推進課のメンバーもキャストが変わってないところや、和平さんの上着が変わってないところとか、そういう小さな?こだわりに、愛を感じて嬉しい。

つまらないとかちょうどいいとか邪魔にならないとか絶対に惚れないとか一応男とか散々な言われような、長倉和平。母と娘と二股男で世界遺産落選男で生ぬるくて未亡人キラーな男、長倉和平。

短髪(?)真平もかっこいい~、かわいい~。惚れ惚れしちゃう。坂口憲二のバックハグって!!!!!バックハグって!!!!ワイルド癒し系ってまさしく。坂口憲二以降、こういう系っているのか?もう今私の中では、でかくて髭でかっこいい男って、アルコ&ピースの平子さんなんだけど。この枠の俳優って今は誰がやってるんだ。まさかワイルド癒し系、需要ない?

1話からフランスのNiceに行って、長谷川京子、加瀬亮登場で盛りだくさんだな~。長谷川京子が登場した瞬間、千明!こんな女に絶対負けるなよ!!と強く思った(笑) それくらい女が嫌いな女の雰囲気が出てる。見返していて小泉今日子と長谷川京子の身長差がかなりあることに気づいた。小泉今日子って背が高いイメージだったので驚きです。かなり高いヒール履いてるなあとは思ってたけど。

大橋母、最高。バックスタイルビューティフルばばあ最高!!ああなりたい!!!ああ生きたい!!

6話の真平の結婚式からずっといいな。ずっとずっといい。典子の夫婦の問題、万理子の仕事への考え方、薫子の生き方、薫子と千明の対面、田舎から営業かけにきた同級生、千明の泣き方、いろんな事がずーーーっといいです。テンション上がります。

千明と万理子の生き方の違い、幸せへの考え方の書き方がとてもとてもとても良かった。本当に色んな幸せってあると思うし、それを肯定する千明、長倉家、皆が優しい世界。

薫子と千明の対面、まじうおぉぉおお~~!!!っとなった。この女界隈二代キャラが対面する!!みたいな(笑)でも案外話したら、誤解?解けたり、認識変わったりするんだよね。もっと絡んでほしかったなあ。

結局最後まで出てこない、亡くなった和平嫁。回想シーンもない。安易に出さない所が、ほんとーーーにいいと思います。ありがとう。

バリキャリ独身女と専業主婦女や、サバサバ女とフワフワ女など、色んな女の対比やそこが混ざり合っていく感じの描かれ方が、本当に面白い。そして皆愛おしい。

私も長倉家の一員になりたい!
千明、和平、長倉家、Forever!


#1
千明「人が大人になるという事は、それだけ多くの選択をしてきたという事だ。何かを選ぶという事は、その分、違う何かを失うという事で。大人になって何かを掴んだ喜びは、ここまでやったという思いと、ここまでしかやれなかったという思いを、同時に思い知る事でもある。
だからこそ、人は自分の選んだ小さな世界を守り続けるしかない。選択が間違っていたと認めてしまったら、何も残らないから。それは30代では、まだ知ることのなかった感覚なのかもしれない。無限の可能性とは言えないかもしれないけど、まだこの先に世界が広がっていると思っていたから。私は何を得たんだろう。そして何を失ったんだろう。」
えりな「不公平だと思うんです。小さい頃は、あれが出来るようになったねえ、凄いねえ。そんなことも分かるんだ。大人だな、えりなちゃんって褒めてたくせに。この年になったら、なんか大人になるのが悪いことみたいになってて。それって、親の勝手な願望ですよね?それって、女の子だからですよね? 絶対。例えば、この年の男の子に対して、大人になったなって言うのは、単純に褒め言葉ですよね?わぁ、立派になって楽しみだなぁみたいな?なのに女の子だと、あ~あ、何か大人になっちゃったなあみたいな言い方で。汚れてきたみたいな目で見られて。それって何かすっごい不愉快。なんで人より早く成長しちゃいけないんですか? いいことじゃないですか?」

#3
千明「塗り替えたいんでしょうね。思い出とか記憶とか。傷を残さないように、塗り替えようとしてるんです。」

#5
和平「選んだ人が1人いりゃ、それでいいじゃないですか。幸せじゃないですか。」

#6
千明「自分の未来を信じるの。信じるしかないの。それが生きていくってことだと、私は思う。」

#7
典子「人間って生き物は、子孫を残してから長生きしすぎなのよ。だって他の動物は孫の顔なんて見ないで死んでくのよ。人間だけ。だから夫婦も持て余しちゃうわけよ。だってすることないんだもん。だから、子作りした夫婦は、そこで別れればいいと、私は思うわけ。」
和平「俺にとって一番大事なのはな、お前が幸せかどうかなんだ。何が何でも夫婦なんだから、別れるなとは言わないよ。いいじゃないか。別れたって、ちゃんと生きていけるよ。」
千明「別れない方が良いと思う。せっかくさ、持ってるのにさ、それ無くすことないじゃん。夫婦とか家族とか、独り身の私にはちょっとよく分からないとこあるけどさ。誰かのために、泣いたり笑ったり、怒ったり出来るって、すごい素敵なことじゃない?羨ましいよ、そういうの。だいたい1人で生きるのって、まぁ自由だけど、案外寂しいんだよ。」

#8
千明「人は自由に生きたっていいんですよ。だったら結婚しなきゃいいじゃないですか。結婚したり家庭を持たなきゃいいんですよ。それだったら自由ですよ、何をやっても。ただ、自由には自由なりの寂しさや苦しさがあってですよ、それと引き換えな訳ですよ。両方良いとこ取りなんて卑怯ですよね。」
「自由っていうのは、人を犠牲にして手に入れるもんじゃないんですよ。自分を犠牲にして手に入れるもんなんですよ。」
万理子「私は今が幸せなのです。今より大きい世界へ行きたいなどと、微塵も思っておりません。むしろ行きたくないのです。不安だからとか自信がないから本当は行きたいのに行かないとか、そういうことではないんです。」
「端から見たら、小さな世界で満足して、向上心のない人間に見えるのかもしれませんが、この幸せから、やはり出ていかないといけないのでしょうか。違う世界に飛び出すことより、今いるこの世界のなかで頑張ることの方が、私には幸せなのです。」

#9
薫子「悲しいときって、人を頼って泣かないじゃないですか。1人でも泣いちゃいますよね。そうじゃなくて、誰かの前で泣きたいとき、無条件で、優しくされたいときっていうのかな、ありません?」

#10
啓子「東京はさ、近いか遠いかじゃないんだよ。いるかいないかなんだよ。」

#11
千明「人が大人になるという事は、それだけ多くの選択をしてきたという事だ。何かを選ぶという事は、その分、違う何かを失う事で、大人になって何かを掴んだ喜びは、ここまでやったという思いと、ここまでしかやれなかったという思いを、同時に思い知る事でもある。でも、その掴んだ何かがたとえ小さくとも、確実にここにあるのだとしたら、掴んだ自分に誇りを持とう。勇気を出して何かを選んだ過去の自分を褒めてやろう。よく頑張って生きてきた、そう言ってやろう。そして、これからを夢見よう。世界を嘆くのではなく、世界を信じるんだ。私だって、その世界の一員なんだから。48歳の若造は、今、そんな風に思う。」
「人生とは自分の未来に恋をすること。1人でするのがつまらなければ、誰かと一緒に未来に恋をしよう。友であれ、恋人であれ、夫婦であれ、家族であれ、隣に気の合う誰かがいてくれさえすれば、人生はさらにファンキーになるはずだ。」