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★ドラマ「恋ノチカラ」

ずっと、いつか見たいと思っていたドラマ。TVerの無料配信のタイミングが合って、やっと見れた。と思って余裕こいてたら、途中まで見たところで、無料期間が終了してしまった。レンタルするか~と思ったら、まさかのレンタルになっていなかったので、まんまとFODへ加入。

2002年放送だから、放送当時は小学校低学年で、全く覚えていないんだけど、母親が一番好きなドラマらしい。これで堤真一を好きになったんだそう。見て、納得。これは、納得。めちゃめちゃ面白かった。好きなドラマトップ5へ、ランクインした。ダラダラ書いてたら、本当に長くなってしまった。それくらい面白かった。久々に、好きなシーン、好きなセリフがたくさんあって、最終話を見たあとに胸がいっぱいになるドラマに出会えたな。うれしい。

2000年代の前半の恋愛ドラマの雰囲気いいなあ。トレンディとも違くて、甘々っていうのとも違くて、しみじみとキュンとする感じ。主題歌の小田和正「キラキラ」も心に染みる。今の恋愛ドラマと違う!と思ってしまう要因がなんなんのか、分からないんだけど、何かが違うと思うの。これは「やっぱり昔の方がいいわ~」っていう、老害的なあれなのか?

改めて深津絵里、堤真一って唯一無二俳優すぎる。二人とも飛び抜けて美人とか、飛び抜けてイケメンという派手さはないんだけど、作中の二人は飛び抜けてかわいくって、飛び抜けてかっこいい。
やまとなでしこのときも思うけど、堤真一、普通の男のなかで一番かっこいい。
この辺の時代に恋愛ドラマで主役張ってる俳優は、今の目鼻立ちが整った綺麗な、いわゆるイケメンというより、皆、大きくてガタイよくて「かっこいい」なんだよな。トヨエツとか江口とか唐沢とか。
深津絵里って、なんてチャーミングでキュートなんだ~。ずっと藤子かわいい~~~本当にかわいい~~なりたい~~って言いながら見てた。表情とか話し方とか仕草とか、本当にかわいいんだよなぁ。深津絵里の色白(ブルベ?)の肌に青いマフラーがめちゃめちゃ似合ってて、本当にかわいい。髪型もかわいい。メイクも薄くて、なのに本当にかわいい。なによりもやっぱり声がかわいいんだよな~~~。
そして無理して軟派を演じる坂口憲二は、本当に最高。あの!大好きな真平じゃん~~~💕鎌倉の天使じゃん~~~💕ここでも登場したバックハグ!あすなろ抱き!!思わず、キャ~~~💕と叫んだ。今回は恋愛的なやつじゃないけども(笑) 荘吾ちゃんはずっとかわいいんだよ~怒っても笑っても泣いても、ずっときゃわきゃわきゃわ~大型犬ちゃんきゃわきゃわ~💕木村荘吾、本当に好き………無邪気でただただかっこよくてかわいい、恋愛関係にならない後輩ちゃん………。

作中の藤子と同じ年なんだけれど、あの時と、今とで、「女性30歳」の感覚って、あんまり変わってないな。全然変わってない。まあ+五歳くらいの感覚にはなってるかなあ?いや~でもやっぱりまだまだ女は30って意識ある。なんとな~くだけど、婚活している私にとって、まきのセリフが心に刺さることばかりで、笑ってしまう。「少なくとも嫌いではない男が、結婚してくれるって言ってんの!何が不満なの?贅沢言ってんじゃないわよ!!」その通りなんだけどね~(笑)
藤子の部屋が汚くて本当に安心するの。一人でワイン飲みながら、暗い部屋でテレビを見る。クイって飲み方で遊んだりとか、本当に安心する。現実あんなもんだから。明るくって、気が強くて、かっこよくて、かわいくって、優しい藤子が家では、人の不幸を見ながら酒を飲んでいるという。大好きです藤子。藤子になりたいよ~~~。まあ実際は、あんな風に毎日お酒飲んでいたら、大変なことになりますが、色々と(涙)でもああいう東京ライフ、憧れちゃう。

最初の頃、貫井さんが壮吾くんの前でだけ、ふざけるのが、本当にかわいくて、抱き締めたい。貫井さんのような口の悪い照れ屋男が大好きなのですよ、私は。『恋つづ』のドSツンデレじゃなくて、照れからくるツン、恥ずかしながらのデレなツンデレが好き。狙ってないやつ。
春菜ちゃんと貫井さんが、荘吾くんの代わりに、初めて食事をして、仲良くなるところ、本当に好きだった。春菜ちゃんが本当にかわいいんだもん。もちろん綺麗でお嬢様ってのはあるんだけれど、なのに嫌味がないし、気が利いたことも言えて、自分があって、素直で。貫井!!!春菜ちゃん泣かすなよ!!!💢💢
別れる時に春菜が言う「貫井さん、最後の最後だけ本音言うなんて、そんなのずるいですよ。」って、本当にいいセリフ…。

4話、吉武を引き抜く話が好き。藤子が吉武の「才能を持つものが、その自信を原動力にして羽ばたくことへの憧れそして嫉妬」を、貫井に代弁するシーンが最高です。「吉武さんは貫井さんになりたいんですよ」に、そう!そうなんだよ!なぁ!吉武!!そうなんだよな!ってなります。家族仕事への責任って言葉で自分を守ってるんだよな!!貫井企画に吉武さんが入って、めちゃめちゃ締まって良くなって感動した。パッションだけじゃなく、冷静頭脳もめちゃめちゃ大事!!!クリエイターと営業の対比とか、大企業と個人事務所の対比を描いており、お仕事ドラマとしても、普通にいいんだよ。そして最後までいいんですよね。この貫井吉武カプがさ~!!!
8話、お兄ちゃんが谷原章介で、うぇ~~~~!!となる。貫井企画のメンバーと明らかにオーラが違くて、うけた。あんな安イタリアンでも、藤子の椅子を引いて座らせてあげてたり、ディティールがすごい。あの気まずい食事会でも一番に話し出す、営業マン、吉武、さすが!!!👏
空港での藤子のセリフも本当にいい。泣きながらシュークリームを食べるところ、涙に色んな思いが込められてて、大好きなシーン。

藤子の貫井さんへの気持ちが大きくなっていくのに比例して、貫井さんがどんどんかっこよくなっていくのよ。だから藤子の気持ちと一緒に、どんどん好きになってっちゃうのよ、貫井さんのことを。自暴自棄になった翌日の謝罪や、春菜ちゃんとの車中での会話、鉛筆プロジェクトでの共同作業など、あんなただの口悪仕事マンだったのに~~こんなにもかっこよくなって~!!!こりゃあ~~~好きですわ~~になってしまう。

そして最終話、本当に良かった…。貫井さんの告白、そして、あのキス、すべてが良かった。めちゃめちゃ恋した…貫井さんに……。
あのキスシーン、、、、ドラマ史に残る名シーンですね、、、、、。最後のデートシーンが一番胸キュンだった。
このドラマ、恋愛ドラマなんだけど、ベタなイチャイチャシーンや、ドロドロ三角関係とかがないんだよな。なんだけど、貫井と藤子をずっと見てきた私たちは、最後の告白、キス、デートシーンで一生分、キュンキュン出来ちゃうのよね~。はぁ、あのキスシーン、余韻がかなり残るくらい、最高だった。何度も巻き戻して見ちゃった。

こういう素朴な話で11話も広げるってすごいな。なんというか特別な人を描いているわけじゃなくて、日々のことを綴っている感じなんだけど、それでも面白いって、なんなんだろう。
そんなに甘々な恋愛ドラマじゃないのに、題名の恋ノチカラが、本当に伝わる。恋することの素敵さだけじゃなくて仕事での葛藤や楽しさ、仕事と結婚の選択など、色んな要素がたくさんたくさん詰まっていて、爽やかで、ちょっとだけ、頑張ろう!って思える、最高のドラマだった。

私も貫井企画に入りたい!!(藤子になって!!)
貫井さんと付き合いたい!!(藤子になって!!)

吉武「あいつは現実の厳しさを知るべきだ。世の中には踏みつけにされたり、自分を殺したり、夢を奪われたりしている人間が山ほどいる。やりたいことだけやって生きていこうなんてこの社会で許されていいわけないんだ!」

藤子「人の不幸って見てるとホッとするの。」

真季「あの子(春菜)はね、私たちが無くしたもの全部持ってんのよ。しかもそれを持ってることの価値に気付いてもいないの。当たり前だと思ってんだから。」
藤子「若い時は、皆、そうなんじゃない?」

藤子「貫井さんには分からないんですよ。貫井さんが、今当たり前にしていることをどうやっても出来ない人たちっていうのがいるんです。自分がしたくてもできないことを目の前で楽しそうにやられたら、誰だって羨ましいと思います。羨ましいと思ってることがまた悔しくて、腹ただしくて。」
貫井「そいつらが持っていないものを、仮に、俺が持っていたとしても、それは俺のせいじゃない。俺だって何かを手に入れたり、手に入れたものを守るために必死で努力してるんだ。それは単なる逆恨みだよ。」
藤子「世の中の人は、みんな貫井さんみたいに正しく考えて、正しく行動できるわけじゃないんです。頭では仕方ないとわかってることでも、なんか、なんかこのへんがモヤモヤして、そのモヤモヤが全身を覆い尽くしちゃって。それで正しいことが正しく思えなくなるっていうか。正しくないのにそれを認めざる得なくなるっていうか。とにかく、そうしないと、苦しくて身動き取れなくなっちゃうんですよ、きっと。」

真季「30過ぎると、飲みすぎたかも?って思ったときには、もう遅いのよ!」

吉武「独立をするってのはそれだけの責任を背負うってことだ。ユニバーサルを出て自由になったつもりでいるかもしれないが、大きな組織に所属していて、守られる自由もあるんだ。」

貫井「自分の希望とは違う仕事なのに、気持ちを切り替えて、結果を出せるなんて、すげぇよな。」

郁子「それはただの仲良しでしょ?男と女は仲良しになっちゃったら、一生恋人にはなれないんだよ。」
春菜「でも、私、貫井さんのことが、もっと知りたい。どんなことで笑ったり喜んだりするのか、どんなパジャマ着て、どんな寝相するのか、もうそういうのも、全部知りたい!」
郁子「そんなの嫌だって知るようになるんだから。気を遣ってもらってるうちが華なんだって。」

吉武「クリエイターのわがままが許されるのは、奴らが選ばれた人間だからだ。営業とクリエイターは違うんだよ!」

荘吾「場所なんて関係ないんですよ。2人でいれば、それだけで、そこは特別な場所なんです。」

荘吾「8年分の思い出って、何年したら消えるのかな。」
藤子「あっという間だよ。忘れたくなくても、思い出は、どんどん消えてっちゃうよ。だから、覚えてるうちは、大事にしなよ。」

藤子「必要とされてるかどうかじゃなくて、ただ私があそこにいたいの。あそこが必要なの。」

郁子「人を好きになるって、良いことばっかりじゃないよ。そんなに綺麗なもんじゃないって。」

藤子「後先考えずに、相手のこと考えずに、ただ好きだって、素直に言える年じゃなくなっちゃったよ、私。」