最近のおうち時間14
この記事からだいたい一週間。
記事に添付している画像は10/1から描き始めていて、ちまちまちまちまちまちまちまちま進めていた。「ああでもない」「こうでもない」「でもこういうのを描きたい」「けど想像どおりに進まない」「絶望」みたいな気持ちに繰り返しなりつつ。
描こうと思ったキッカケはamazarashiさんのジュブナイルという曲。で、「君等のジュブナイル」「誇り高き少年少女」を表現するには? と考えた。うーん、誇り、誇りかあ、と「誇り」とかいうおよそ自分とは縁遠い概念の表現に悩んでいたところ、別件でWikipediaを漁っていたときに自由の女神に行きついた。その自由の女神を学生服の少女に当てはめたらどうだろう、と考えを詰めていった。像のほうの自由の女神。ただそれを正面から描くと、表情のインパクトが強くなる気がしたので、後ろ姿を描くことにした。少女がどんな表情をしているかは見る人の想像にお任せしたほうが楽しそうだったのもある。
要素みたいなものはだいたい決まったので、あとは現代の生徒らしいアイテムを散らばせようと思った。なので「スマホ」「イヤホン」は確定として、ちょっとネガティブな要素も加えたいと思ったので「(縁や気持ち、過去を断ち)切る」という意味でのハサミ、あと「(後ろめたい事象を)消す」との意味で消しゴムも置くことにした。ラフ段階ではシャーペンや定規もあったが除いた。
聖書にあたる場所には本やノート、聖火にリボンを当てはめた。
ここまで決まったんだからあとは楽勝だろうとタカをくくっていたんだけども、ここからがけっこうキツかった。なかなか完成しなかったのはこの影響。
まず塗り方をいつもの塗りとは変えたかったし、色も普段あまり使わない暗い色をベースにしたかった。となると、どんな塗りがいいんだろう、という点で大いにつまづいた。最初はアニメ塗りのようにパキッとさせたかったものの、それだと淡白すぎるような気もする。何か手掛かりはないものかと持ちうるだけの技法書や画集を引っ張りだし、最終的にライエンデッカーの画集に行きついた。
あとは気合いで塗った。
そして、ライエンデッカー風に作るのならフレーム要素がほしいと考えていたので、「現代でフレームになり得るものとは?」と考えた結果、スマホでカメラを起動した撮影画面というところに落ち着いた。本当はSNSの投稿画面風でもよかったんだけど、カメラのほうが二人目の存在を顕著にできると思った。ライブ感を出したかったため、フレームは少し傾けることにした。
これで完成。
今見てみると、なんだか描き込みが足りないな、と感じる。そこはもう本当に次に活かそうと思う。文字も足してよかった気もする。反省することばっか!
おわり。
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