【断酒】お酒が有害か100%証明する実験はとてつもなく難しい

こんばんは。カーボです。

今回は断酒関連の話になります。

お酒が体に悪いことを本当に証明するのはものすごく難しいよ!」という話です。

もちろん、傾向として99%以上の確率で体に悪いことは分かっていますが、それを100%にするのは難しいよ! という話です。


目次

  1. ○人間を人体実験できない

  2. ○できるのは不確定なサンプル調査だけ

  3. ○サンプル調査の積み重ねはメチャクチャ時間がかかる

  4. ○お酒が悪いと証明される前にやめるしかない

○人間を人体実験できない

これは様々な分野の研究で言えることですが、人間の人体実験は人道的に許されていません。

実は、アルコール飲料とノンアルコール飲料をランダム化して参加者に飲ませる試験が、昔アメリカでありました。

 →MACH trialというものです。

これは、結局NIHに倫理規定違反とされ試験中止に至りました

酒を飲ませ続けることは倫理的でないと判断されたのでした。

↑上記はホームページからの抜粋です。

このように酒を飲ませ続ける実験は倫理的でないため中止になりました。今後も許されることはないでしょう。

○できるのは不確定なサンプル調査だけ

そこで行われているのは不確定な聞き取り調査を元にしたサンプル調査です。

飲酒しているグループと飲んでないグループを比較して傾向を導き出すのですが、これはちょっと考えると難しいことがわかります。

誰もその人の生活の全てを監視できるわけではないので、お酒の他に様々な別のものを食べたかもしれないですし、厳密な意味の実験にはなっていません。

あくまでも「その傾向が見えるよ」という程度です。

○サンプル調査の積み重ねはメチャクチャ時間がかかる

2年前にランセット誌に掲載された飲酒にまつわるおよそ195カ国の調査も意地悪な味方をすればお酒の害が完全に証明された訳ではありません。

その傾向があるよというのは間違いないと思えても確証というところまで至らないのがサンプル調査の辛いところです。

こういった研究の積み重ねでお酒が本当に体に悪いと本当に証明されるのはまだ数十年はかかると思われます。

○お酒が悪いと証明される前にやめるしかない

なので僕たちができるのはお酒を先にやめるしかないのです。

何十年後かに「やっぱりお酒は体に悪かったです!」と言われてもどうしようもないのですから。

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