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ラッカ龍天門【デッキ紹介】

※2024年3月11日施行の殿堂レギュレーションにて《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》が殿堂入りした為、この記事のリストは使用できません。ご了承ください。



ご挨拶

こんにちは、いづなです。
好きなイナズマイレブンの必殺技は《ファイアブリザード》です。

今回からこんな感じで【ご挨拶】という前置きを付けてみることにしました。流行りというものですね。

《ファイアブリザード》、シンプルかつ格好良い。


今回はいづなのおもちゃ29『ラッカ龍天門』を紹介します。



デッキ概要


今回の主役は《天龍神アークゼオス》です。

味方のドラゴンが攻撃する時に9コスト以下のブロッカーを踏み倒す破格の展開力を持っている上に、自身がアンタッチャブル持ちという非常に強力なクリーチャーです。

パッと見、どうぞ《ヘブンズ・ゲート》と組み合わせて使ってくださいと言わんとばかりのスペックを持つこのカード。登場から1年程経ちましたが、自分は未だに満足のいくデッキを組むことができていませんでした。


と言うのも、このカードを既存の天門デッキに入れようとするとどうしても優先度が落ちてしまうのです。


対抗馬とガイアッシュ・カイザー

天門から踏み倒せるクリーチャーには《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》や《エモーショナル・ハードコア》など、強力な対抗馬がいます。これらを差し置いて《アークゼオス》を採用するかと言えば、ちょっと首を傾げるかもしれません。


また、10コストであることを利用して《流星のガイアッシュ・カイザー》と組み合わせることも考えました。しかし、天門を使うデッキと《ガイアッシュ・カイザー》を上手く組み合わせるのが難しく断念。

既存の【4Cディスペクター天門】に1、2枚採用することも考えましたが、【アークゼオス】のスペックが活かし切れないのと白単色をあまり増やしたくない為これも断念。


スペックを活かしたい

筆者としては、なるべく【アークゼオス】のスペックを活かしたデッキにしたいと考えていました。となると、デッキの条件としては

・味方のドラゴンに反応する能力の為、ドラゴンを多く採用したい
・光のブロッカーを踏み倒せる能力の為、光のブロッカーを多く採用したい

これらを満たしたデッキとなります。

ここから導き出されたのは『ドラゴン軸の天門デッキ』でした。コンセプトを変えることで、既存の天門デッキと差別化するという方針をとったわけです。

残念ながら既存の天門デッキより強いとは断言できませんが、『《アークゼオス》を活用するデッキ』とは断言できます。



デッキリスト


デッキカラーは火、光、水のラッカカラーにしました。おそらく天門デッキで一番強い色の組み合わせがラッカカラーだと思います(ちなみに次点で候補だったのはデイガカラーでした)。

更に、デッキに入れたいカードが多いかつ《アークゼオス》の能力で山札がゴリゴリ削れてしまう為、アドバンスフォーマットにして《13番目の計画》を2枚採用し50枚デッキにしました。
Sトリガーが埋まる確率が下がってしまいますが、やむなしといったところですかね。


動かし方は既存の天門デッキと変わらず、序盤は手札を補充し《ドラゴンズ・サイン》や《ヘブンズ・ゲート》から大型ブロッカーを展開し盤面を制圧していくのがメインの動きです。《アークゼオス》着地を目指しましょう。



採用カード解説

《「伝説のサイバーパワー!」》×4
《T・T・T》×4

初動となる手札補充カード2種です。

赤色確保かつドローの質を考えてこの2枚を採用しました。《T・T・T》については時々タップ効果を使いますし、ごくまれに軽減+SA付与を使います。


《R・S・F・K/オールイン・チャージャー》×4

3種類目の初動です。手札を減らさずブーストできるかもしれないカードです。高コストカードが多いという天門デッキの特性上、ガチンコ・ジャッジの勝率は高い為噛み合いは悪くはないです。


同じ3コストチャージャーで《ケンザン・チャージャー》がありますが、今回はデッキ内のドラゴン比率を上げる為にこちらを採用しました。勿論こちらでもヒットする確率は高い為、こちらを使っても悪くないと思います。


初動は以上3種類で計12枚採用しています。50枚デッキにしては少ない気もしますが、3ターン目までに見えれば良いと思ったのでこの枚数にしました。


《ドラゴンズ・サイン》×4

光文明の代表的な展開札です。

《ザーディクリカ》や《エモーショナル・ハードコア》など7コスト以下の光のドラゴンが多く採用されている為、特に採用しない理由はありません。


《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》×4

上面が光のドラゴンかつブロッカーで、下面は展開札というこのデッキのコンセプトと非常に合致するカードです。採用しない理由はないでしょう。

特に上面は相手クリーチャーを寝かせて攻撃先を作るのによく使いますので覚えておきましょう。


《ヘブンズ・ゲート》×4

デッキのコンセプトカード。説明不要の4枚採用です。


《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》×4

天門界最強との呼び声も高いクリーチャーです。何度も言いますが、このカードのおかげで現代でも天門は活躍できると言っても過言ではありません。

自身がドラゴンである為、今回のデッキのコンセプトとも合致しています。


《龍風混成 ザーディクリカ》×4

自身はブロッカーを持っていませんが、《ヘブンズ・ゲート》と相性が良いクリーチャーです。《ドラゴンズ・サイン》から踏み倒すことで1ターン早く《ヘブンズ・ゲート》を撃つことができます。

このカードを採用する為だけにラッカカラーにしている説はありますね。


《光の兄妹 るる&ルシファー》×4

《アークゼオス》から踏み倒せる強力なブロッカーです。

このカードから展開できるクリーチャーは非ブロッカーでも良い為、《ザーディクリカ》を踏み倒すと非常に気持ちよくなれます。また、自身タップ時に相手1体寝かせることができる能力が地味に強いです。地味ですけどね。


余談ですが、このカードが再録されてクリーチャーイラストになるのを密かに心待ちにしています。


《イデア・パラドックス》×3

新弾で出た軽量除去呪文です。役割的には今までで言う《超英雄タイム》や《めっちゃ映えタタキ》と同じです。
ただ、こちらはコスト4以上のカードにも対応している為、環境でよく見るタマシードにも対応しているのが偉いです。色も丁度不足しがちな赤・青だというのも○。

ラッカ天門に新たな対応力をもたらす一枚です。


《時の法皇 ミラダンテⅫ》×1

説明不要の強力な殿堂カード。光のドラゴン中心に組んでいる為、特に採用しない理由はありません。


《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》×3

このカードに関しては完全に筆者の趣味枠です。このカードめちゃくちゃ好きなんです。何と言ってもイラストが美しい。

それはさておき、デッキ内のドラゴン比率が高い為《ラ・ローゼ・ブルエ》の能力と相性が良いという話です。単純なビートダウンデッキ対面であれば、このクリーチャーと横にドラゴンが1、2体並ぶだけで簡単に耐久できちゃいます。

デッキを50枚にした真の理由は、このカードを採用したかったからです。


《天龍神アークゼオス》×3

今回の主役です。コストが高い為3枚の採用に留めています。10コストですから踏み倒し以外で出すのは現実的ではありませんし、1体出すことができれば十分ですからね。

ちなみに《闘門の精霊ウェルキウス》と違いドロー効果は任意の為、山札切れの心配はありません。
この《ウェルキウス》と組み合わせるデッキも考えていたのですが、それはまた別の機会に。


《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》×2

現代の天門デッキを象徴するカード。

このクリーチャー自体はドラゴンではありませんが、それでもデッキとの噛み合いは非常に良い為、特に採用しない理由はないと思いました。

他のドラゴンに枠を譲る形で2枚の採用です。


《爆炎龍覇 モルトSAGA》×2

このデッキの面白枠とでも言いましょうか。

この枠には赤単色の強いカードが欲しかったのですが、そこで目に留まったのがこのカードでした。他にも《メガ・マナロック・ドラゴン》とかもありますが、役割で言えばサブフィニッシャーが欲しかったんですよね。となるとこの《モルトSAGA》に軍配が上がると思います(ちなみに当初は《最終龍覇 グレンモルト》が候補に挙がっていましたが、多色過多の為断念)。

コンセプトの関係上、マナのドラゴンの数を参照してドラグハートを展開する能力が噛み合っているんですよね。マナ武装の方は厳しいですが。

条件さえ達成すれば強力なフィニッシャーになり得るカードですので、2枚のみ採用です。


《超次元ゾーン》

2枠を《13番目の計画》に奪われていますので、実質6枠となります。

その6枠には《モルトSAGA》で出せる火のドラグハート5枚と、《最強熱血 オウギンガ》で踏み倒して強い《真聖教会 エンドレス・ヘブン/真・天命王 ネバーエンド》を採用しました。

その中でも《ギガハート》と《ガイハート》が確定枠かなと思っているので、それ以外の枠は好みで入れ替えても良いと思います。

後述しますが、《最終龍覇 グレンモルト》や《真・龍覇 ヘブンズロージア》を採用する場合は全く別のカードになりますからね。



採用候補カード

《最終龍覇 グレンモルト》
《ドラゴンズ・サイン》や《るる&ルシファー》に対応している為噛み合いは悪くないです。今回は多色過多を割けるために不採用にしましたが、多色事故を割り切って採用するのはありだと思います。

《真・龍覇 ヘブンズロージア》
こちらも上記の《最終龍覇 グレンモルト》と同じで、デッキの噛み合いが良いドラグナーです。こちらを採用する場合は《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》や《不滅槍 パーフェクト》も同時に採用したいですね。

《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》
《ミラダンテⅫ》同様光のドラゴンが多いデッキには大体採用候補に挙がるカードです。本当は1枠空けて入れたかったのですが、《ラ・ローゼ・ブルエ》を入れたいが為に泣く泣く断念しました…。持っている皆さんは是非採用してください。

その他光のドラゴン各種
書き方が雑で申し訳ありませんが、光のドラゴンであれば大体採用候補になります。更にブロッカーを持っていれば申し分ないです。
具体例を挙げるなら《導師の精霊龍 マホズン》《紫天連結 ネバーシデンド》《煌龍 サッヴァーク》あたりでしょうか。



終わりに

以上、『ラッカ龍天門』でした。

今回は《アークゼオス》を使った筆者なりの答えを紹介しました。あくまで解答の一つであって、もっと色んな《アークゼオス》を使ったデッキがあると思います。
実際筆者もこのデッキを作る過程で他にも面白そうな案は出てきましたし、断念した《ガイアッシュ・カイザー》と組み合わせたデッキももう一度リベンジしてみたいですしね。

試験的に何度か回してみましたが、50枚デッキにしては再現性はそこそこあります。ただ、盾にSトリガーが埋まる確率がやや低いかなという印象でした。この辺は想定通りですし、あまりにも気になるようであれば防御札を数枚増量するのも手かと。
ただし、逆に言えば1枚でも何かしら埋まっていれば返せる確率が高いですしこの辺は微妙なところですね。これ、天門使いの持つジレンマだと思ってます。

気が向けば先述した《アークゼオス》の他のデッキもここに追記という形で載せたいと思います。


それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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