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禁断星樹モルトNEXT【デッキ紹介】

【デッキ概要】


今回の主役……ではない

現在アドバンス環境を賑わせているカードが《インフェル星樹》です。


封印はクリーチャーではないカード

《禁断 〜封印されしX〜》と合わせて使うことで手札補充とマナブーストを同時にこなすスーパーカード。
現在は主にこれを採用した『4Cドラグナー』が環境で猛威を奮ってますね。


今回はそんな『4Cドラグナー』の亜種になります。


またお前か

今回は《超戦龍覇 モルトNEXT》採用の4Cドラグナーを紹介します。


切っ掛けはここ最近のCSで《モルトNEXT》採用型の4Cドラグナーが入賞しているのを見たからですね。《最終龍覇 グレンモルト》と合わせてモルト8枚体制のロマン溢れるデッキです。自分もCSで使うぐらいには《モルトNEXT》というカードが大好きですから「これは使ってみるしかないな」と。

まずは入賞レシピそのままで回しました。そこでデッキの強みと弱みが色々と見えてきました。(元レシピの掲載は割愛させていただきます)


①多色が多い

デッキの多色カードが30枚近くあり、非常に回しにくかったです。
恐らくですが、《モルトNEXT》の赤のマナ武装を満たす為やむを得なかったのでしょう。

このままだとストレスに感じた為、多色を23〜25枚程度に抑えることにしました(これでも多いとは思いますが……)。


②《ナウ・オア・ネバー》について

闇雲に入るカードではない

正直必要無いと思いました。《モルトNEXT》のマナ武装の阻害になるし『5Cネバー』程のバリューがあるわけでもなかったからです。

採用するならもっと相性の良いクリーチャーを同時に採用すべきだと思いました。少なくとも《モルトNEXT》とはあまり相性が良いとは思えません。


③《最終龍覇 グレンモルト》が使いづらい

テンプレでも召喚しにくいですよね

元レシピでは闇文明が《最終モルト》4枚のみです。その為、手札から召喚することがほぼできないことが気になりました。


また、《ドラゴンズ・サイン》のような《最終モルト》を踏み倒すカードも無い為、ほとんどプレイできなかったです。

折角ですからモルト8枚使いたいのでここも改善したいと思いました。


④《モルトNEXT》の突破力

改めて《モルトNEXT》のカードパワーを感じました。

・《バトライ閣》を直接出せる
・《闘将銀河城 ハートバーン》の有無

特にこの2点は大きかったです。とにかく打点の出力が違います。
4Cドラグナーには無い強みがありました。


以上の点を踏まえて自分なりに調整した結果が今回のリストとなります。



【デッキリスト】

先述した問題点を自分なりに改善し、かつ元レシピへのリスペクトも残したつもりです。
リストの大部分は『4Cドラグナー』のテンプレそのままです。まぁこのデッキも『4Cドラグナー』ではありますからね。


賛否両論ありますよね

《13番目》を入れて45枚にしていますが、自分は現状この禁断星樹基盤は45枚じゃないと回らない(回せない)と思っています。
ただでさえ山札を削るデッキですからね。超次元の枠を1枠割いてでも45枚にするメリットが大きいと思っています。



【採用カード解説】

《メンデルスゾーン》×4
《ボルシャック・栄光・ルピア》×4

特筆すべきことは無いと思います。ドラゴンデッキの初動の中では特に強力な2枚です。


《インフェル星樹》×4

今回デッキの軸になるカードです。
主な役割は《禁断》の封印を剥がしてブースト&ドローですが、青魔導具の《新世壊》の除去、タマシードの除去など触りにくいカードへのメタとしても使います。

余裕があれば1枚マナに埋めておくだけで、盾からの《最終龍覇 ロージア》もバリューが上がります。


《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》×4

解説は不要でしょう。ドラゴンデッキでシータカラーが採用されれば自ずと採用候補筆頭に上がるカードです。

余談ですが、元レシピにこれが不採用だったのが今でも疑問なのですが、封印を剥がすためのコマンドを優先したからでしょうか……?


《最終龍覇 ロージア》×4

主に防御札としての役割が多いです。先述の通り《インフェル星樹》の追加によりこれ+《邪帝斧 ボアロアックス》のバリューが上がりました。
その為《カツキング》や《インフェル星樹》を優先してマナに埋めておきたいですね。

《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》の登場により3打点にも変身できますからアタッカーとしても強力です。


《超戦龍覇 モルトNEXT》×4

今回の主役はこちら

「『赤緑モルトNEXT』が一番《モルトNEXT》を強く使える」と今でも思っていますが、このデッキも負けじとかなり面白く使えます。

基本的には《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を装備させて捲りに行きます。最大2回チャンスがありますから、ほぼ失敗することはないでしょう。追加のドラグナーや《ニコル・ボーラス》を狙いに行きます。

冒頭でも書きましたが、《バトライ閣》の状態で最初から出せるのも普通の『4Cドラグナー』と差別化できます。


《最終龍覇 グレンモルト》×4

モルト8枚はロマン

除去耐性がある分フィニッシャーとして重宝します。
冒頭でも挙げた欠点である闇文明の枚数ですが、8枚に増やしたおかげで気持ち召喚しやすくなったと思います。

両方のモルトを採用した弊害で超次元ゾーンがカツカツですが、逆に言えばそれぐらいしかデメリットは無いと思います。


《革命の絆》×4

元レシピリスペクトも込めて

元レシピを見たときに一番印象を受けたのがこのカードの採用でした。
元来、《ボルシャック・ドギラゴン》と《禁断》によるカウンターは強力でしたからこのカードと《禁断》を組み合わせるのも弱いはずがありませんでした。

また、オマケ感覚でついているクリーチャーではないカードを破壊する能力も色んなデッキを見ることができて○。

0トリガー時のハズレは多めな為、過信は禁物です。


《ニコル・ボーラス》×4

先2ボーラスが懐かしい

《モルトNEXT》のマナ武装を阻害せず闇文明の枚数も確保できるカードの解答として自分が選んだのがこのカードです。
ついでに《カツキング》の水文明も確保できますね。

捲って強いドラゴンの代名詞とも言えるカード。2→5→8と繋げれば4ターン目着地も狙えます。早期大量ハンデスが強いのは『5Cネバー』の《ザーディクリカ》+《ロスト・Re:ソウル》が証明しています。

今回のみならず、既存のテンプレ構築でも採用が検討されるカードだと思っています。


《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》×3

初動の9~11枚目です。現状は初動11枚で足りるかなと思っています。

《龍の呼び声》よりもこちらを優先した理由は「マナに触りたかったから」という理由が大きいです。超次元ゾーンがカツカツな為《ジュダイナ》を不採用にしており、マナに触る手段が乏しい分代わりにこのカードを採用しています。

捲ってもそこそこ強いです。


《メガ・マナロック・ドラゴン》×1

説明不要の強さですね。不採用にする理由は特にありません。


《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》×2

「《最終モルト》が出しにくい」に対するもう一つの解答です。

マナに色が無くても出せますし、3ターン目の《栄光・ルピア》から綺麗に繋がるのも○。状況に応じて《ニコル・ボーラス》も選べたりとかなり使い勝手の良いカードです。

45枚デッキの「特定のカードにアクセスしにくい」というデメリットへの解答にもなっています。


《蒼き団長 ドギラゴン剣》×1

こちらも説明不要でしょう。
踏み倒せるカードは少ないですが、それでも強力なことに違いはありません。


《勝利宣言 鬼丸「覇」》×1

公式の初期の画像が粗い

ロマン枠です。1枠空いたので入れました。


《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》×1

《インフェル星樹》との相性の良さから採用されだしたカードです。

プレイング時の注意点ですが、封印の残り枚数に気をつけることが重要です。案外すぐ剥がれる為、コマンドを出すときは要注意です。
《バトライ閣》や《バトガイ刃斗》をプレイする時は特に注意しましょう。解放しても《カツキング》などで簡単に除去されてしまいます……。

使い方さえ気をつければ強力なフィニッシャーには違いないです。


《超次元ゾーン》

2種類のモルトを採用している上に《13番目の計画》を採用している関係でかなりカツカツです。
その為《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》や《将龍剣 ガイアール》などを泣く泣く不採用にしています。

現状何を優先すべきなのかわからない部分もあるためここはまだ検討の余地があります。



【採用候補カード】

《龍風混成 ザーディクリカ》

『4Cドラグナー』ではほぼ4枚確定で採用されているカードです。

今回は《ドラゴンズ・サイン》も《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》も不採用な為、このカードを不採用にしました。

《とこしえの超人》などの小型メタが流行るようでしたら採用を検討した方が良いでしょう。


《熱血龍 バトクロス・ハンマー》

元レシピでは採用されていたカードです。

今回は封印の誤爆をなるべく避けるために不採用にしましたが、受けとしても強く《とこしえの超人》などにも強く出られるので採用候補ではありますね。


《轟く革命 レッドギラゾーン》

最後の押し込みとして使えるカードです。

青色の確保かつ《モルトNEXT》のマナ武装を阻害しないカードにもなる為、十分採用候補です。


《龍装者 ジスタジオ》

《ドキンダムX》の除去耐性を上げるカードです。

どうしても《ドキンダムX》による敗北が気になる方は採用してみても良いかもしれません。



【まとめ】

以上、『禁断星樹モルトNEXT』でした。


個人的に久しぶりに満足の行くデッキに仕上がったかなと思っています。直近でアドバンスのCSがあれば使ってたかもしれませんね。

《インフェル星樹》と《禁断》のシナジーはかなり強力で面白いので、他にも色々と流用できそうです。研究し甲斐があります。
『4Cドラグナー』自体もまだまだ研究の余地はありそうですしね。


それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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