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政党へのボイス:日本保守党(百田新党)を評価する

わたくし九兵衛は無党派です。ベースは保守が根本で、是々非々でリベラル支持もします。私が尊敬する人物は備中松山藩の山田方谷です。「朱子学の道徳観や倫理観の土台の上で、陽明学(経済合理性の学問)は学ぶべき」とした偉人で河井継之助などの人物が弟子入りしました。”
現在の政治家・企業経営者・学者がすべて山田方谷の思想を学ぶべきと考えています。渋沢栄一の道徳経済合一説は山田方谷に源流があり弟子の三島中洲を経て渋沢栄一に伝わりました。
私は明治政府以来の西洋偏重主義を廃めて、豊臣から徳川の江戸時代までの良さと価値、人材の層の厚さを再評価すべきと考えています。
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百田新党という言葉を耳にはしてましたが、よく知りませんでした。日本保守党という新党を立ち上げたということで、その政策について私の意見を述べます。ちなみに百田さんは私と同じ年の生まれですね(汗)

党の綱領を抜粋し、自分の意見を追記します。

  • 日本の国体を守り、伝統文化を継承しながら、日本独自の叡智を現代に活かして協和社会をつくる。⇨協和社会の意味が不明ですが、言っていることは当然なので賛成です。

  • 日本国を守るに相応の国防力の保持、必要な強化、それを達するための日本国憲法改正を含む法整備を図る。⇨防衛力は独立国家としての基本なので賛成です。

  • 減税と行政の適正サイズ化によって国民の負担を軽減させ、可処分所得を増やすべく、税と国家財政のあり方の大改革を企図する。⇨内容次第ですが、行政の適正サイズ化が削減という方向ならば賛成です。ただ、立法(国会議員)も縮減すべきと思いますので、私のオピニオンよりは弱い感じです。

  • 政治家は、最高の公僕であるという信念に基づき、議員報酬等の処遇を国民の所得水準、国際標準に鑑みて不断に見直す。⇨賛成ですが、報酬や処遇にのみ焦点を当てるのは些末すぎますので、物足りないです。

  • 本邦内での農林水産業、鉱工業における増産、先端分野への挑戦と投資を促進させ、国民所得の増大を図る。⇨いまいち言いたいことが不明ですが、「本邦内」というグローバルチェーンに過度に依存せず日本の中で産業が自給できると解釈し賛成です。

  • 価値観外交を強力に推進、進化させることで国益の最大化を図り、世界の平和に貢献する。⇨価値観外交の意味が分かりません。この言葉で危惧するのは米国民主党左派の人権擁護派(ヒラリーやバイデンなど)が海外に価値観を押し付けて、その国の強烈な反感を買っていることを連想するためです。日本の価値観は縄文時代や江戸時代に培われて世界で最も民度が高く、高度な価値観であってそれ自体が強烈で固有のソフトパワーがあります。しかしそれを海外に押し付けるものであってはならず、「強力に推進」ではなく「受動的に気づいて見習ってもらう」ことが大事だと思います。

こうやってみると、「おおむね賛成ですが、物足りなさや不明な点も残ります」。あまりに些末なアジェンダでは選挙の人気取りで短命で終わってしまいます。自民党を瓦解させるくらいの大きく太い骨格が欲しいものです。

例えば、経団連や公明党の創価学会、自民党宏池会のような財務省派閥など、利益誘導団体とその政治献金の構造が、あたかも米国のディープステー
トの日本版のような形となり、国民を無視した自民党を形成しています。

例えば、「すべての企業や団体からの政治献金を禁止し、個人からの献金(クラウドファンディング)だけを国の交付金に追加して集めることを認める」というようなことをすれば、今よりはもっと国民の民意を反映した政治家を国会に送り出すことを支援できます。

ABEMA生放送で日本保守党の「4つの軸」が示されていました。

  • LGBT法は天下の悪法である。⇨賛成。こんなものは憲法の「基本的人権」でカバーされており、わざわざ立法する必要がない。日本にも法律を作らせたと手柄を立てて将来の大統領候補になりたい民主党のエマニュエル駐日大使のゴリ押しに岸田首相が屈しただけの悪法。米国ではこの悪法のおかげで学校の教育現場が崩壊しつつあり、治安も悪化している。

  • 万世一系の皇統を護持せよ。⇨ふつうに賛成。

  • 現状の移民政策は見直すべし。⇨賛成だが弱すぎる、原則移民受け入れ禁止。九兵衛のボイスhttps://note.com/kyubei_studio/n/n3fe41214af82 でも言及しているが、移民と外国人による不動産取得は原則禁止すべき(例外規定あり)。

  • エネルギー政策を見直すべし。⇨YouTubeでは言及がなかったので何を主張しているのが不明です。



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