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街に住むキツネ

(この記事は2017年10月に書いたこちらの記事を再編集して書いています。)

先日私の住んでる街(小牧市桃花台)に「イソヒヨドリ」が住んでると書きましたが、他にも「えぇ!?こんな住宅地にいるの!?」と言う生き物が生息しています。それはキツネです。正確に言うと「ホンドギツネ」。

ホンドキツネ Photo by KENPEI (CC BY-SA 3.0)

1. キツネの目撃事例

「住宅街にキツネ!?」と驚かれる方もいると思いますが、もともとこの地域は住宅街が整備される以前、キツネやタヌキがよく出没する丘陵だったそうです。実際タヌキも以前、街の中で見かけたことがあります。今でも周辺地域では時々見かけます。

ただキツネはむしろ街の中で目撃事例が増えてるように思います。私もここ数年で何度か見かけましたし、近所の人からも目撃事例が寄せられています。それをまとめたのが以下の地図です。

キツネの目撃情報

ちなみに上の地図だと街の北側に集中していますが、実際は街の南側や西側やその周辺地域も、キツネは移動・生息してると思われます。

草むらで近所の人が撮影したキツネ
緑道にいたキツネ

2. キツネにとって住みやすい環境?

目撃事例が増えてると言うことは、頭数も増えてるのではないかと。実際考えてみたら、キツネにとって意外に住みやすい環境と言えなくもないですし。

例えば食料。キツネは雑食で、鳥やネズミなどの小動物から野菜や果物などの植物、昆虫、そして人間の残飯なども食べるそうです。

…となると、人間の残飯は当然ですが、街には鳥や昆虫は結構います。ネズミもそれなりにいると思います。周辺には田畑や果樹園もあります。なので、食料は結構豊富にあると言えるのではと。

安全面で言うとキツネは夜行性なので、基本的に夜に活動します。街の中は昼間でさえ人通りが少ないうえ、夜になるとほぼ人はいなくなります。車も深夜から早朝にかけては、ほとんど通りません。

さらに街には「緑道」と呼ばれる街路樹や植え込みが多い見通しの悪い歩行者専用道が張り巡らされていたり、緑道以外でも街路樹や植え込みが多いので、キツネが夜安全に移動しやすい環境と言えるのではと。

それと街の中には大きな公園があり、そのうち2つ(桃花台中央公園と桃花台西公園)には森があります。街の周辺にも森があります。こう言った場所にねぐらがあるのではと。

また街の中に張り巡らされてる側溝をねぐらにしてるかもしれませんし、あとひょっとしたら、かつて掘られていた「亜炭鉱」も、ねぐらとして用いられてるかもしれません。

こう言った理由から、当地はキツネにとって意外に暮らしやすい環境と言えるのではと思います。

それと当地も人口減少が進んでいます。それもキツネにとっては、より住みやすくなっているのかもしれません。

3. おまけ

冒頭で触れたイソヒヨドリの記事↓↓

最後に

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追記(2022年3月19日)

キツネの都市動物化について興味深い事例を紹介。英ロンドンには 1万匹ものキツネが生息してるそうです。しかも都市動物化に伴い、体の形が変わってるのだとか。

ひょっとしたら桃花台に住んでるキツネも、頭が小さくなってるの…かな?😊

追記(2022年3月25日)

タイトルを少し変更しました。

追記(2022年4月8日)

カバー画像を以下のリンク先写真に変更しました。


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