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私が選ぶポッドキャストアワード「#マイポッドキャストアワード 2021」

先日第3回目となる「ジャパン ポッドキャスト アワード 2021」(※. 以下「ポッドキャストアワード」)のノミネート作品が発表されました。

それに合わせて前回に続き、私個人が選ぶ昨年(2021年)聞いたポッドキャスト番組の中から良いなと思うものを紹介する「マイポッドキャストアワード」の記事を書こうと思います。

ベストパーソナリティ賞

それで今回も本家のポッドキャストアワードの賞に合わせて、できるだけその選考基準と同じになるように、もしくはそれに近い形で番組を選ぼうと思います。まずは「ベストパーソナリティ賞」。私が選ぶ「ベストパーソナリティ賞」は『営農とサブカルのジョンさんです。

ジョンさんは北海道で米農家をされてる方で、長年農業やサブカルについてポッドキャストされてる方。シニカルで歯に衣着せぬしゃべりは面白く、パーソナリティとして強烈な個性を持ってるなと思います。なので選びました。

番組の内容はおもに映画や漫画、ゲームなどの作品の農業描写や、実在したらどの様なものになるかなどを分析・解説すると言うもの。農業や植物に詳しくない私にとっては、毎回新しい視点を得られる番組です。

ちなみに『営農とサブカル』は、前回のポッドキャストアワードで「ベストエンタメ賞」にノミネートされています。またジョンさんは一昨年と昨年、 TBS ラジオの人気番組『アフター6ジャンクション』にも出演しています。

ベストエンタメ賞

ベストエンタメ賞」は、ポッドキャストアワードでもノミネートされてるニッポン放送の『ビジネスウォーズ / BUSINESS WARS』。

オリジナルはアメリカの人気ポッドキャスト制作企業「Wondery(ワンダリー)」制作の同名番組で、それを日本語化したのがこの番組。ちなみに Wondery は現在 Amazon 傘下となっています。

「任天堂 VS ソニー」「Tiktok VS Instagram」など、面白いシリーズが複数ありますが、一番面白かったのは「コロナワクチン開発競争」。ワクチンがどの様に開発されていったのかの裏話や開発者たちの苦労などが生々しく描かれていて、とても興味深かったです。

またこの番組でナレーションや声優もされてる春風亭一之輔さんの声も、すごく味があって良いなと思います。

ベストコメディ賞

続いて「ベストコメディ賞」。ポッドキャストアワードのノミネートを見るとこの賞は全て芸人さんの番組が選ばれてるので、どうしたものかと迷いました。と言うのも、私は純粋なコメディ番組は1つも聞いていないので。😅

しかし聞いてる番組の中で笑わせようともしてるもので、かつ面白い番組だと唯一この番組『流行りモノ通信簿』なので、この番組を選びました。

コヘイさんとホネストさんのお二人による番組で、毎回1つのテーマについて話しています。メインはお二人が交互に担当します。内容は「家電」や「ITサービス」、「アイドル」から「SDGs」まで様々。

毎回コヘイさんの小ボケに対しホネストさんの息のあったツッコミがされ、それが良い味わいになって、各回のテーマについて面白おかしく知識や情報が得られるのがこの番組の魅力。10年以上続いてる人気番組でファンも多く、前回のポッドキャストアワードでは「リスナーズ・チョイス」で 9位を獲得しています。すごい!

ベストナレッジ賞

ベストナレッジ賞」は、ポッドキャストアワードでも大賞とベストナレッジ賞でノミネートされてる『ゆる言語学ラジオ』。

ちなみにこの番組は YouTube でも配信されています。

言語や言語学に関する話題をメインに話をしている番組で、言語学を学んだことのある水野さんと聞き手役をしているブロガーで YouTuber の堀元さんの2人による番組。南米アマゾン奥地に住む少数民族の言語「ピダハン語」の回や「助数詞」の回など秀逸な回が多く、評価が高いことや人気の高さも頷けます。

ただ言語・言語学については水野さん一人に頼ってることや、監修として専門家に見てもらったり等番組制作の負担も大きいからか、最近は言語以外や雑談回などが増えてるのが少し気になります。

あとベストナレッジの次点として、この『ゆる言語学ラジオ』で知った『英語の語源が身につくラジオ』もお薦めです。こちらは Voicy のみで配信されています。

ベストウェルビーイング賞

続いて「ベストウェルビーイング賞」。こちらは「ウェルビーイング」と言う言葉の意味がそもそも分からなかったので、調べてみました。

あとポッドキャストアワードの説明を読んでみたのですが、以下のように書いてありました。

ベストウェルビーイング賞
2021年、JAPAN PODCAST AWARDSが選ぶ、最も多様性とポジティビティに優れたポッドキャストに贈呈される部門賞です。(ライフスタイル・ソーシャル・カルチャー・フード・キッズなど)

JAPAN PODCAST AWARDS公式サイトより

これらを読んだ限りだとなかなか該当しそうな番組を思い当たらないのですが、強いて挙げるとしたら『バイリンガルニュース』かなと。

一応この番組はコンセプトとしては英語学習がメイン。毎回様々なニュースについてマミさんは基本日本語で、マイケルさんは英語で話をしていくと言う番組。専用アプリや英語学習関連の様々なサービスも充実しており、英語学習ポッドキャストとしてだけでなく、Apple のポッドキャストランキングでも常に上位をキープする大人気番組です。

しかし番組で取り上げられるニュースに比較的「多様性」や「ポジティビティ」についてのものが多くあるように感じられるので、この番組を選びました。

NEXTクリエイター賞…と言うか「新人賞」

続いて「NEXクリエイター賞」…ですが、以下のポッドキャストアワードの説明読むと、この選考基準だと選びようがなく…😅

NEXTクリエイター賞
Spotify で配信されている番組の中から、自薦・他薦を問わず広くエントリーを募集し、2021年度の自社データをもとに、今後さらなる活躍が期待されるクリエイターに贈られる賞。

JAPAN PODCAST AWARDS 公式サイトより

私はデータ持ってませんし、Spotify 配信限定と言うのも、今はむしろ選びたくないですし…。

そこでここでは昨年聞き始めた番組で、これから人気の出そうな番組を「新人賞」として1つ選びたいと思います。私が選んだのは『映画の話したすぎるラジオ』です。

大阪市内で月1回開催される「映画トークバー」で店長を務める男女4人が映画について話すポッドキャスト番組で、取り上げられる映画は最新映画を中心に様々なジャンル。「テーマ別映画ランキング」や「2021年上半期ベスト」などの回もあり、様々な映画の分析や感想を聞くことができ、映画好きの人にはとても楽しめる番組だと思います。

ちなみに前半は今週見た映画の話とテーマとして取り上げる映画の感想をネタバレ無しで話してて、後半はネタバレありでがっつり話しているので、もしネタバレ気にされる方は、是非その映画を見てから視聴して下さい。

2021 大賞

最後に私が昨年聞いてた番組の中でもっとも優れた番組だと思う番組(「大賞」)は「朝日新聞 ニュースの現場から」。

配信数が他の番組を寄せ付けないほど圧倒的!内容も多岐にわたり、おもな内容は国内外の様々なニュースについて実際取材した記者さんに話を聞くと言うものですが、それに加えて昨年からは宝塚歌劇団に関するシリーズやお坊さんに質問するシリーズ、政治家へのインタビューなど新たなシリーズものも追加され、内容の多様性も圧倒的!

しかし個人的に好きなのは、開始当初から行われてる国内外のニュースについて取材した記者さんに話を聞くシリーズ。地方で話題となってる卵かけご飯の話と言った超ローカルな話題から、各国事情や国際情勢、硬派な社会問題、コロナ関連ニュースについて等々。ニュース記事を読んだだけでは分からないリアルな実情や生々しい話が聞けて本当に面白いし、色々考えさせられます。

あとメインパーソナリティーの神田大介さんのキャラクターも面白いです。特に昨年末に姉妹番組『MEDIA TALK(メディアトーク)』で配信されたゲーム沼の回は、彼の個性全開でした!ww

おまけ

ポッドキャストアワードの公式 note↓↓

ポッドキャストアワードのノミネート番組等について話してるポッドキャスト番組↓↓

最後に

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追記(2022年12月31日)

『NEXTクリエイター賞…と言うか「新人賞」』にリンクを設置していた記事(Engadget と TechCrunch Japan)を、別のメディアの記事に置き換えました。

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