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K式クワガノン!完全解説!!!

こんにちは。Kです。

今回も久々のnoteになりますが、最近僕がよく使用しているクワガノンのデッキついて、自主大会の結果や調整を通じて現環境においても十分通用するような満足のいくデッキであると考え、公開に踏み切りました。

僕はCL福岡には出場しませんが、もし出場するとしたら、こちらのデッキを最有力候補として考えていたと思います。

今回のレシピは原案からありぽけ(@ly0cK)に相談に乗ってもらいました。
いつもありがとう。宣伝しておきます。

以下、略称(例:アルセウス&ディアルガ&パルキアGX→三神)など一般的に用いられている呼称を使用させて頂いております。ご了承ください。

環境考察とデッキ選択

僕が思う現環境の考察は以下の通りです。ここで言うtierとは単純なデッキとしてのパワーだけでなく、使用者数の多さも考慮しております。(25thパック発売後)

tier1
はくばバドレックスvmax こくばバドレックスvmax 三神ファイヤー ミュウvmax
tier2
クワガノン(エレキブラスター) 連撃ウーラオスvmax
tier3
その他(ムゲンダイナvmax、ゲンガーvmax、連撃テンタクル ルカメタなど)

今回の環境は、極端な不利対面が少ないはくばバドレックスvmaxや、優秀なシステムや高火力パンチャーでゴリ押すミュウvmaxなど、前環境ほど弱点のつきあい、所謂じゃんけん環境にはなっていないような印象を受けます。

僕が、現環境において、クワガノンを推している理由として、環境のメタが回り、クワガノンを明確に対策しているデッキが少ないことや、環境上位にいる、はくばバドレックスvmax、ミュウvmaxに対して有利に戦えることが挙げられます。
また、ミラーをしっかり意識した構築をすることで、非GX/Vポケモンをメインとしたデッキに対しても優位に立てると考えました。

さらに、うらこうさくのインテレオンラインを厚めに採用することで、ゲームごとの再現性もある程度担保されていると感じ、自身のプレイミスを考えないのであれば、うらこうさくを投入しているデッキというだけで回戦数の多いCLでは握る選択肢に入ると思います。

以上の理由から、現環境においてクワガノンを使用、考察することが良いと考え、調整を続けていました。

直近の自主大会等での成績、レシピは以下のようになっています。

マグノリアカップ 予選5-1 サブトナメ4-0
いちご杯 5-0

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自主大会では、比較的好成績を残すことができ、このデッキは環境によって形を変えることで、環境トップのデッキに対しても柔軟に立ち回れることがわかりました。

今回は、日々変わっていく環境の中で調整をし、僕が今週(11/3)のCLに参加するとしたらこのような形のデッキで出場するな、という想定でnoteを執筆しました。
また、クワガノンの理解を即座に深めたい方にも、現環境にマッチしたリスト、解説に仕上げたので満足いただけるかと思います。

有料部分について

メイン部分では各カードの採用理由、基本的な考え方、メインとするプランなどを解説予定です。また、付随してサブパンチャーの使い方など、僕が実際に使用したレアケースなども紹介しつつお話していきたいと思います。

実際にクワガノンをメインとしたデッキを考案したのは僕ではありませんが、このデッキにおいて同様のアプローチを行って大会等で結果を出している方を見かけなかったので、僭越ながら有料とさせていただきました。

今回のCLに僕は出場しないので、誰かがこのnoteのおかげで少しでも勝ち星を増やせたのなら、執筆者としてそれ以上に嬉しいことはありません。
逆にCLに参加しないので、僕は考えているすべてのことをnoteに記載することができると考えることもできます。(いつも隠してるってわけじゃないです・・・。)

一度使用して頂いて、従来のクワガノンとの違いを感じてもらえたらと思います。今回も相当良いデッキに仕上がったので、ご一読よろしくお願いします。
絶対に後悔はさせません。

ご購入いただきありがとうございます。
まず、現状のレシピから掲載します。

デッキレシピ

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デッキコード【xxxax8-3MjhkP-c8xxxc】

Twitterに記載のレシピから数枚変更しています。
環境の移り変わりを経てこくばバドレックスが増加したこともあり、きとうしを採用しています。また、インテレオンのわざ、アクアバレットのバリューがとても高いと感じたため、メイの採用に踏み切りました。
今回のレシピはメイ、水エネルギーの採用が肝であると思ってもらっても大丈夫です。

メインプラン

採用理由の前に簡単にメインプランについて説明します。僕はデッキを作ったり調整したりするときに、デッキのコンセプトやサイドプランについてしっかり目的を持ったうえで枚数の増減を行っていく必要があると考えているので、まずはこのデッキが目指すべきメインのプランから解説します。

理想的な展開としては、先攻2ターン目から殴り始めることができ、2-2-2のサイドプラン、3回の攻撃でゲームを終わらせることです。
すべてのゲームでこのように進めばよいですが、多くの場合はvmaxを相手にしなければならず、3-2-1のサイドプランで4回の攻撃でゲームを決めに行くことが多いです。
なぜ、攻撃回数の話を先にしたかというと、このデッキは2進化ポケモンがメインパンチャーなっている以上、長期戦において不利になっていくことは明白であるため、他のデッキよりシビアなサイドプランの構築が求められます。
単純に考えるとふしぎなアメが4枚しか採用されていないので、たねポケモンの状態から即座に攻撃できる体制を整えることは最大4回しかできません。サイド落ちも考慮すると3回と考えても良いでしょう。
次のターンに自分に課せられる要求値を常に考えながら盤面を作っていってください。

話をややこしくしてしまいましたが、簡単に言うと、リソースは有限なのでできるだけ短い攻撃回数で済むようなサイドプランの構築をしましょう、ということです。
長くなりましたが、採用カードの解説に移ります。

採用カード

・アゴジムシ (わざ/エレキシグナル) 4枚
アゴジムシにはHP70のもの、逃げるエネルギーが1のもの、そしてエレキシグナルの3つが存在しています。
環境によって採用するアゴジムシは変更していくべきだと考えますが、現状はエレキシグナルのアゴジムシが最適かなと考えています。
Twitterで公開しているレシピはHP70のアゴジムシを採用していますが、その時は一時的に連撃ウーラオスvmaxが流行していた時期で、連撃ウーラオスvmaxに対して厚く見たかったためHP70のアゴジムシを採用しました。
現在は連撃ウーラオスvmaxのデッキはメタの変遷から減少傾向にあり、HP70である必要性が薄く感じたため不採用となりました。
エレキシグナルのアゴジムシに関しては、1番はグッズロック下において使用できる技が優秀であるという点です。後攻1ターン目に使用するわざとしても及第点の効果を持っています。
逃げるエネルギーが1のアゴジムシについては明確に使用したいタイミングがなかったため僕は採用しませんでしたが、厚く見たい対面によっては採用を検討することも十分にあり得ます。

・デンヂムシ (特性/バッテリー) 4枚
このデッキの核です。言わずもがな4枚です。

・クワガノン (わざ/エレキブラスター) 4枚
あまりいうことはありませんがメインパンチャーなので4枚です。
(特性/ステルスボディ)のクワガノンの採用もなくはないですが、正面に220ダメージを出したいタイミングが割と限定的なのでこちらを4枚投入しました。そのような場面が多くあるなら上記(特性/ステルスボディ)のクワガノンも採用圏内であると思います。

・メッソン(わざ/どんどんよぶ) 4枚
上技が強すぎるので4枚。後述のエネルギーの総量が従来のクワガノンより多めのため後攻1ターン目はどんどんよぶを積極的に狙っていってもよいです。

・ジメレオン(特性/うらこうさく) 4枚
さすがに4枚です。盤面にジメレオンとメッソンを用意しておくことであらゆるポケモンサーチカードからトレーナーズにアクセスできるようになるためジメレオンは4枚必須です。

・インテレオン(特性/うらこうさく) 2枚
一時期は1枚にしていましたが、サイド落ちしたときの盤面に及ぼす影響がとても大きかったことと、このデッキにおけるアタッカー兼システムポケモンという唯一無二の役割を持っていることから2枚に落ち着きました。このカードがアタッカーとして機能していることが僕がこのデッキを握っている理由と言っても過言ではないです。
クワガノンのエレキブラスター200ダメージとアクアバレットの120ダメージでHP320のvmaxを倒すことができる上に、余りがちなクワガノンデッキにおける手張り権をこれ以上ないほどに有効活用できます。このインテレオンをアタッカーとして育てながら、後続のクワガノンも特性によって育てることができるので、1ターンにかかる要求値を大幅に減らすことができます。ゲーム終了までのターン数が短いがゆえに、このポケモンが担う役割は大きく、また、非常に大きな1ターンを捻出できていることが分かると思います。
回収ネットのあて先やエネルギーの貼る先をやや吟味したうえでジメレオン、インテレオンに進化していきましょう。

・インテレオン (特性/クイックシューター) 2枚
うらこうさくのインテレオンを2枚、こちらを1枚の構築もたまに見かけますが、こちらのテンポロスを巻き返せるカード、相手のベンチバリアに対してプレッシャーをかけていくことができるため絶対に2枚の採用です。たまにあるのが相手のHP60のポケモンに対して、クイックシューター2回と、回収ネットとふしぎなアメを使用して3回特性を使用することでサイドを早く取ることができるなど、多彩なサイドプランの構築が可能になります。

・レベルボール 4枚
このデッキの1進化以下のカードであればすべて触れるため4枚。しんかのおこうに比べると後半のバリューは下がりがちなのでレベルボールを優先して使用していきたいです。

・レスキューキャリー 4枚
リソース管理において意識しなければならないカードですが、使用方法は多岐に渡ります。3-4回の攻撃でゲームが終わるならこのカードは2枚程度使用すればよいですが、ロングゲームになる場合や、トラッシュに落ちたアゴジムシなどを拾うためにも使うため4枚は必須。ジメレオンをトラッシュに置いておくことで、スタンプやマリィ後にもレスキューキャリーが当たり札になります。
インテレオンをアタッカーにすることでジメレオンもトラッシュに落ちやすくなるので、インテレオンで攻撃しても問題ないときは積極的にインテレオンをアタッカーにしていくことを意識してください。

・回収ネット 3枚
最序盤以外は必ず役割を持つカード。個人的に好きなカードなので4枚入れたいが回収ネットの4枚目よりはポケモンのサーチカードを増やしたいので3枚に落ち着いた。うらこうさくを使用しているデッキにおいて回収ネットはかなりバリューが高くなるカードであるため、できれば3枚以上採用したい。

・ふつうのつりざお 1枚
できれば採用したくないがクワガノンがサイド落ちしている場面や博士の研究でトラッシュしてしまった2進化ポケモンを山に戻すために泣く泣く投入。水エネルギーをトラッシュしてしまった際も山に戻るので、従来のクワガノンよりはこのカードの持つ役割の幅は広がっていると思います。

・ポケモン通信 2枚
できればもう1枚採用したいですが、枠の都合上2枚。ポケモンサーチカードはそのままトレーナーズへのアクセス数に影響するため、できるだけ多めに採用したいです。

・ふしぎなアメ 4枚
いつ手札にあっても強いことが多いので4枚。主にクワガノンに進化するために使用しますが、うらこうさくのインテレオン、クイックシューターのインテレオンに進化できることもしっかり覚えておいてください。特にこのデッキではうらこうさくのインテレオンがトレーナーズを2枚持ってきながらアタッカーになることができるので、アゴジムシが盤面からいなくなっても慌てずにインテレオンで攻撃していきましょう。クイックシューターを1ターンに3回使用することもあるので必ず覚えていてください。

・しんかのおこう 4枚
最序盤以降いつでも強いカード。うらこうさくからクワガノンに触れるカードなので、適宜山札にある枚数はなんとなく把握しておきましょう。

・ボスの指令 1枚
ベンチバリアを置かれながらvmaxをベンチに下げられてしまうと追いかける手段がないため採用。2枚でも良い気もします。あまりする機会は少ないですが、逃げるエネルギーが重いポケモンを縛ってベンチを倒していくこともあります。基本的には1投のカードなのでかなり慎重に使用したいですね。

・博士の研究 1枚
当初は2枚採用していたが、1枠をシバに譲りました。先攻2ターン目に攻撃できることがかなり重要であると考えていましたが、抱えているリソースをトラッシュしないといけない場面が多く、使用するタイミングをかなり選ぶため1枚に。このあたりのドローサポートは正直好みでいれかえてもいいと思います。

・マリィ 2枚
ハンドをトラッシュせずに縦引きできるカード、かつ唯一の相手へのハンド干渉札。相手へのハンドシャッフルが必須の時に使うように心がけたいです。マリィでこちらの要求札をそろえることは基本的には難しいので、僕はこのカードはあまり好きではないです。(ゲームがおわるまでのターンを考えると他に優先したいサポートがあるため。)
ロングゲームになる際や、相手の要求値をさらに上げるという意味で使用したいタイミングもそれなりに存在しているので2枚採用です。

・エリカのおもてなし 2枚
ハンドを抱えながら縦引きできるとても強いカード。相手に依存するとはいえ、ベンチを絞ってくる相手も少ないので平均して引くことができる枚数は多いです。

・シバ 1枚
ハンドにトラッシュしたくないカードが多いけど引き直したいときに使うカードです。うらこうさくで持ってくるので1投でもかなり強みを生かせて良いと思います.

・メイ 1枚
今回のキーカード。水エネルギーをハンドに抱える手段がありませんでしたが、メイを使用することで、ほぼすべてのカードにアクセスすることが可能になりました。メイはサイド落ちした時がややつらいので2投も検討しても良いかと思います。メイでジメレオンとトレーナーズを持ってくることでトレーナーズを2枚実質的に手札に加えることができるようになるので、うらこうさくとメイは相性が良いと思っています。従来のクワガノンでは基本エネルギーが入っていないためメイの能力を最大限引き出せていませんでしたが、水エネルギーを入れ、アクアバレットを使用することもプランの1つとして採用することで、メイのバリューも上がったと思います。
このカードを入れて、盤面形成能力が飛躍的に向上したと思うので、ぜひ試してみてください。

・きとうし 1枚
正直完全なノイズカードなのでできれば入れたくないです。使用しない対面においては山札作りの邪魔にしかなりませんし、トラッシュに送る札もほとんどありません。しかし、こくばバドレックスのシャドーミストに対して1ターンきとうしを使用するターンを挟むだけで盤面が形成でき、テンポをとることができるため、泣く泣く投入しています。グッズロックに対しても使用できたらラッキーくらいのつもりでいましたが、かなり強かったのでクワガノンに対してグッズロック連打で対策してくる相手(はくばバドレックスvmaxのフリージオ)などにはこのカード1枚で優位に立てる可能性があります。

・キャプチャーエネルギー 4枚
わりといつ引いても強いので4枚。アクアバレットを使用するゲームになりそうならメッソンに積極的に手張りしていきましょう。うねりの扇をキャプチャーエネルギーよりもバッテリーのデンヂムシに当ててくることが多いのでケアされにくいです。

・基本水エネルギー 1枚
今回の構築の一番の肝です。対vmax、ミラー、非GX/Vに置いて非常に強力な働きをします。2枚採用も検討したいです。
まずは後攻1ターン目のどんどんよぶができる確率が上がります。これはかなり大事なことで、メッソンを序盤にどれだけ置くことができるかが、中盤以降の盤面形成の要求値に大きく関与してきます。そのため、序盤から必要となるエネルギーの総量を増やすことができるのは単純に強いといえます。
 次に、使用できるわざのバリエーションが増えることです。アクアバレットがクワガノンのデッキにおいてとても相性の良いわざであるということはわかっていただけたかと思いますが、それ以外にも、クイックシューターのインテレオンのわざ、たきのぼりやクワガノンのエレキブラスターの要求エネルギーを1つ減らしてくれます。手張り権が余りがちなクワガノンのデッキにおいて1枠でこれだけの役割を持つことができるエネルギーはとても強い、ということが分かってもらえたでしょうか。1度使ってみるとわかると思います。ぜひ。

不採用カード

次に採用候補に上がりましたが、不採用になったカードの解説に移ります。
無料のレシピで投入されていたカードの解説もこちらで行います。

・アゴジムシ HP70
 連撃ウーラオスvmax対策でこちらを採用していましたが、環境から連撃ウーラオスvmaxが減ったと考えたのでエレキシグナルを採用しました。

・ミュウ (特性/ベンチバリア)
 こちらも連撃ウーラオスvmaxを重く見て採用していましたが同じく環境から減ったと考えたので不採用に。ミラーでは基本的に不要だと思っているので、そのまま不採用です。

・隠密フード
 ミュウと合わせて連撃ウーラオスvmax対策で採用していましたが、同様の理由で不採用です。

・カビゴン(特性/くいだめ)
 採用圏内ではあるが、うらこうさくのインテレオンに枠を譲った。カビゴンを強く使うなら逃げるエネルギーが1のアゴジムシを採用する方が良い気がします。

・やまびこホーン
 三神を厚く見るなら採用したい。しかし、使う対面や状況が限定的なので採用はかなり消極的。後述の三神対面にて必要そうなら採用しても良いかなというレベルです。

・頂への雪道
 時折入っている構築をみかけますが、1枚入れたくらいではどの対面に対しても対策にならないので不採用です。複数入れる枠はないし、こちらが雪道を入れないと勝てない対面はジュラルドンくらいなので、シェア率の低さからそこまでしなくてもいいかなという印象です。

・混沌のうねり
 スタジアムをいれるならこちらを検討したいです。終盤のボスの指令+ガラル鉱山+グッズロックなどがかなり重たく、そのままLOや相手のクイックシューターでゲームを決められる可能性があります。
1枚で対策できているかと言われれば微妙と言わざるを得ませんが、基本的にいつ貼っても強いので採用検討の余地はありそうです。
今回はそこまでクワガノンを厚く見てくるデッキは少ないだろうと思い不採用です。

各対面に取りたいプラン/有利不利など

・はくばバドレックスvmax 微有利
サイドプランは2-1-3を目指します。ベンチバリア、カチカチロックのフリージオが入っていない形であればかなり楽で、よっぽど有利に試合を進めることができそうです。
相手のカチカチロックをどのタイミングで受けるかによってプランが変わりますが、途中でリセットスタンプを打たれてインテレオンを縛られながらカチカチロックを受けてしまうとそのまま止まりかねないので、エネルギーは大事にしておくことと、クイックシューターのインテレオンを早めに立てることを意識しながら戦っていきたいです。可能であれば、相手のジメレオンやクイックシューターのインテレオンを先に倒しておくことで、展開を遅らせることもできるので視野に入れておきましょう。
先述のレシピだと、きとうしも入っているので、必要に応じて使用しロックから抜け出しましょう。
ガラル鉱山を合わせてロックされるとかなり厳しいので、割り切りか、きとうしを使用して回収ネットで切り抜けましょう。
はくばバドレックスvmaxのHPが320のため、アクアバレットを有効活用したいです。

・ミュウvmax 微有利
サイドプランは2-2-2か2-1-3を目指します。
基本的には有利な対面で、最近はベンチバリアが入っていない構築もよく見かけます。ベンチバリアにマオ&スイレンまで入っているとやや厳しいですが、そこまで厚く見ている構築はないと思っています。
ベンチバリアがなければ2-2-2-のプランが通しやすいのでかなり余裕はありますが、相手の盤面にオドリドリ(特性/ねっけつレッスン)がいる場合のみ、ゲノセクトに攻撃し、10耐えられた状態でフュージョンエネルギーを貼られてしまうとクイックシューターのインテレオンで倒すことができなくなるので注意が必要です。こちらのでっきにベンチバリアのミュウが入っている場合は、3体のゲノセクトに180ダメージずつを振り分けた後にサイコパワーで3体同時に倒すことができるというおしゃれな勝ち筋も存在していますが、上記レシピではベンチバリアのミュウは採用していないのでクイックシューターのインテレオンを早めに立てることも意識しましょう。
ミュウvmaxを倒す際はオドリドリ(特性/ねっけつレッスン)がいる場合はアクアバレットでは打点が足りないので一応注意しておいてください。

・三神ファイヤー 5分
基本的には有利対面ですが、相手が有識者の場合、三神2体とVポケモン1体のみの盤面にしてくることがあります。相手のリソース管理も難しいですが、その動きをされると攻撃回数が間に合わないため、やまびこホーンが必要になってきます。現状では、枠が捻出できないのと、その動きをするには三神側の要求値はかなり高いと感じたため今回はやまびこホーンは不採用としました。
先述の展開をされていなくとも、こちらが1ターン止まるだけでサイドレースは逆転してしまうので、リソース管理よりも速度を優先した立ち回りが必要になってくると思います。

・こくばバドレックスvmax 微不利
 シャドーミストがかなり重たいです。典型的な負けパターンは、シャドーミストで時間を稼がれている間にミュウツー&ミュウGXにエネルギーをプールされ、マリィナイトウォッチャーを連打され、ミラクルツインを構えられることが多いです。きとうしを入れることで、早期からロックを抜け出し、こくばバドレックスVを倒すところから始めたいです。また、クイックシューターのインテレオンを早めに立てることでミュウツー&ミュウGXにプレッシャーをかけることができるので、早めに育てていきましょう。基本的には不利です。ナイトウォッチャー後は残った手札が強いことを祈って頑張ってください。なにか有効打が思いつく方がいたら僕にも教えてください。

・クワガノン(わざ/エレキブラスター)
ミラーです。あまり60枚ミラーは想定していませんが、従来のクワガノンであればパンチャーの立てやすさからこちらに軍配が上がりそうです。
相手の盤面にクワガノンが1体、アゴジムシが1体の盤面などであれば、アクアバレットを使用して次のターンに2体同時に処理することも考えます。クイックシューターのインテレオンを1ターンに3回使用できると、サイドレースを逆転することができるので、ふしぎなアメの枚数を確認しつつ積極的に狙っていきましょう。
リソースの管理はややシビアになりがちですが、それよりも、先に攻撃することを優先に考えて動く方が良いかなと思います。

・連撃ウーラオスvmax 不利
今回の構築では、構築段階からほぼ切ってます。以前は、連撃ウーラオスvmaxがメタの関係で流行っていたため、HP70アゴジムシや隠密フード、ベンチバリアなどを採用していましたが、何回か述べているように環境から連撃ウーラオスvmaxが減少しているため対策は行わなくてもよいだろうという判断です。この構築ではほぼ抗えないのでマッチングしたらあきらめてください。

・れんげきテンタクル 微有利
 非GX/V同士のため5分に思えますが、ややクワガノン側が有利であると考えています。理由としては、れんげきテンタクル側がオドリドリGXをベンチに置かないといけない場合が多いということ、オクタン、マーイーカなど、ベンチに並べるポケモンの種類が多いため、序盤の要求値がやや高いことが挙げられます。
れんげきテンタクル側はできるだけオドリドリGXを置かずに、毎ターン4枚のれんげきカードを集めなければならず、クワガノン側のベンチ狙撃と合わせて、マリィなどのハンド干渉を行うと展開をかなり制限することができます。
また、ベンチバリアが入っていない構築では、アクアバレットもかなり強く、マーイーカやテッポウオなど、HP60以下のポケモンと合わせてサイドを2枚以上とることができるターンが生まれます。
アクアバレットはかなり積極的に狙いに行きたいです。

・ジュラルドンvmax 無理
 無理です。1体でも場に登場したら突破手段がないので諦めてください。ここでもやまびこホーンがあれば抗える可能性がなくはないかなと思います。そこまでカバーしたい方はぜひ採用してみてください。

サイド落ち確認の順番

サイド落ち確認の順番も一応記載しておきます。
基本的には攻撃回数を中心にサイドプランを構築するため、即座に攻撃していくために必要な、ふしぎなアメ、アゴジムシ、デンヂムシ、クワガノンは最初に確認します。
次に、メッソンの枚数となんとなくのジメレオンの枚数、インテレオンの枚数を確認します。ついでに水エネルギーとメイの有無を確認しておくとアタッカーの選定の択が生まれるのでチェックしておきたいです。
対面によっては、きとうしやボスの指令の有無も把握しておきたいです。
最序盤のサイド落ち確認はこのくらいで、、中盤以降はレスキューキャリーが何枚サイドに埋まっているかや、ジメレオンやインテレオンに触れる札が何枚サイド落ちしているかを知っておくと、次のターンに繋がる札をサイドから拾うことができるので、攻撃するターンに次のターンに繋がる札を確保しなくても良くなるので要求値がやや下がります。

おわりに

ここまで読んで下さりありがとうございました。
現環境におけるK式クワガノンについて、できるだけ細かく言語化して解説したつもりです。
他にも気になる対面等あればDMやリプでお伝えいただければ随時追記していきます。裁定ミスや誤字脱字も(@7kyst)までお願いします。

ふしぎなアメでうらこうさくやクイックシューターのインテレオンになれることだけ忘れないように!!!!!

この度はご購入いただきましてありがとうございました。
少しでも皆さんの役に立てるよう頑張るのでこれからもお願いします!

2021.11.02 K




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