新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を是非入れましょう

新型コロナウイルス感染症COVID-19についての情報をお求めの方は、厚生労働省の情報ページか専門家の情報をフォローしてください。私は専門家を紹介する立場にはありませんが、個人的なフォロー推奨リストを参考にしていただけますと幸いです。
筆者は医療や行政法の専門家ではありません。単なる素人の感想なので医療情報としての信頼は置かないでください。基本的に自分が納得するためだけに書いたものであり、他者を納得させるために書いたものではありません。

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厚生労働省から公式に新型コロナ接触者追跡アプリがリリースされました。

私はこれを迷いなく入れました。というのも、個人的にはアプリを入れたほうが入れないよりプライバシーが守られると考えているからです。


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新型コロナウイルスは潜伏期間が長く発症前から感染させるらしいことが今までの研究から分かってきています。このため、発症した人😷だけを隔離しただけではいつまでたっても連鎖が止まらず、発症していない人🙂の中から感染した人🔴を探し出す必要があります。この際、すでに発症した人😷を起点として接触していた人を探していくことが標準的に行われています。

コロナ関係


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接触者追跡を行わない場合、感染が広がってくると一律の行動制限をかけざるを得なくなり、多くの人が影響を受けます。できればそれは避けたいところですし、影響範囲が広いだけに「犯人捜し」が起きやすくなるでしょう。私はこのような疑心暗鬼によるプライバシー侵害を恐れています。

😒(あそこに感染者がいるってよ)😩(迷惑かけやがって……)😡(自粛させろ)


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今現在の日本では、接触者を探すのには保健所で聞き取り調査を行うことを中心に行われています。しかし、夜のお店など、人に行ったことを言いたくない場合もあり、そういった場所で蔓延を防げないといったことも起きています。

他国のアプリではGPS情報🗺️やクレジットカード等の決済情報💳💴等を使ってどこに行ったか追跡するものがありますが、プライバシー上問題だとして議論になっています。


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シンガポールやGoogle・Appleは、位置を使わず「誰と会ったか」だけを匿名の形端末内に記録し、保健所が感染者を確認すると問い合わせる方式を開発しました。日本の厚生労働省もこの方式に準じたアプリを開発しています。

コロナ関係

これは現在まで考えられている限りで最もプライバシーに配慮している方式で、位置情報等を利用するタイプより配慮されているのはもちろん、個人的には、行動歴を根掘り葉掘り聞かれたり、民間の「犯人捜し」が野放しになっている状況よりも良いと感じています。


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このアプリは多くの人が入れるほど接触確認の効果が高まります。みんな入れましょう。

しかし、個人にはっきりわかるメリットがないのに入れる人は限られているでしょう。「入れるといいことがある」となるようなにがしか補助が必要でしょう。

一つの案としては、感染確率が高いと想定され、定期検査や経過観察が義務付けられ、制限がかかっている場所で、その制限を緩和する(アプリの稼働をもって経過観察がある程度すんでいると看做す)というのが良いインセンティブになるのではないでしょうか。

1. 院内感染は重大な問題です。医療介護従事者はもちろん、病院の外来でも2週間以上のアプリ使用がないと予約なしの受診ができない等とすると導入が進むでしょう。病院や老人ホームの面会も同様です(今は謝絶のところが多いと思いますが)。
2.「夜の街」が感染場所と考えているのであれば、少なくとも「夜の街」の従業員、可能なら客にアプリの使用を義務付けると良いでしょう。
3. 外国への渡航で2週間の経過観察が義務付けられていますが、アプリの2週間以上の使用をもって短縮してもいいでしょう。
4. 大規模イベントなど現在は解禁されていないものも、アプリを使用していることを条件に優先的に解禁にするほうがよいでしょう。
5. 満員電車で感染すると考えているのであれば、電車の定期券の購入時にアプリの使用で優遇する(またはアプリ非導入では電車に乗りにくくする)ことにすれば電車での感染の実態を知ることができるでしょう。
6. アプリをインストールしている人のほうが感染者かどうか確定させるメリットが大きいので、検査を優先的に受けられるかもしれません。
7. アプリを2週間以上続けて使用している人に、「2週間連続使用証」としてワンタイムのトークン文字列を振りだせるようにしておけると使い勝手がいいかもしれません。










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