インターネット男女大戦とフェミニズムのイメージ

珍しく記事リプライが来ている。下記記事で私の記事に対してコメントをいただいている。全体的に言いたいことはわかるとして、その中で、フェミニズムに対する認識が興味深かったので少し紹介する。

今回議題になったフェミニズム界隈の話は、Twitterでもそうですが、はてなブックマークでよく議題に上がるものの一つです。私はどちらにも肩入れしたくないし、「またやっているのかよ」という感覚でしか見ていません。最近でいうと、献血のポスターに描かれているアニメの女性キャラクターが、胸の大きさを強調しすぎているから不快だという意見があり、それに対して反論するオタク界隈という図式がありました。私自身、胸の大きさは女性の魅力の評価に全く関係しないという感性の持ち主なので、この辺りの話が全く分かりません。

なお、話題として挙げられた私ののエントリで紹介している5つの記事はすべて「男女格差の原因とは何か?どう縮めるか?」という議論しかしていない。胸の大きさだのオタクだのの話は一切出てこない。私の記事を題材にして胸の大きさの話をされたのはいささか困惑した。

だが、外野の感想としてはこれで正しいのだろう。「インターネット男女大戦」のギャラリーからとってすれば、女性の胸の大きさも、オタクの絵も、医学部の女子差別も、ジェンダーギャップ指数もみんな同じ次元の問題なのだろうし、そう扱ってしまう気持ちはわかる。渦中の人でさえ「インターネット男女大戦」だの「悪いインターネット」だの揶揄して呼んでおり、その感性は先方と同じで、ジェンダー論に倦んでいるのは確かである。

ジェンダー論に飽き飽きしたという動機で、離れることを選択するのではなく、議論を体系化して決着による終結を望んでいる自分が異常者なのだろう。

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