家族内感染を予防する手引き、専門家に作ってほしい


新型コロナウイルス感染症COVID-19についての情報をお求めの方は、厚生労働省の情報ページか専門家の情報をフォローしてください。私は専門家を紹介する立場にはありませんが、例えば以下の方などが穏当かと思います。
・押谷 仁(東北大学
・高山義浩(huffpost記事一覧
・岸田直樹(@kiccy7777
筆者は医療や行政法の専門家ではありません。単なる素人の感想なので医療情報としての信頼は置かないでください。基本的に自分が納得するためだけに書いたものであり、他者を納得させるために書いたものではありません。


公式文書が出てたので宣伝します。

ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~




以下は、書いたものですが先に公式の文書が出てました


クラスター対策班の説明では、家族感染はスーパースプレッダーにはならないという認識で書かれているが、毎日の新規感染者報道を見る限り家族感染は一定の割合を占めており、時たま一家全員が感染するようなこともあるため、私個人の感想ではあるが、軽視できないように思える。

また、先日のWHOの発表(podcast)では、自宅隔離における家族感染の防止について触れられていた(以下に引用)。特に中国では家族感染の防止が重視されていたようである。

Another option is for patients with mild disease to be isolated and cared for at home. Caring for infected people at home may put others in the same household at risk, so it’s critical that care-givers follow WHO’s guidance on how to provide care as safely as possible. For example, both the patient and their care-giver should wear a medical mask when they are together in the same room. The patient should sleep in a separate bedroom to others and use a different bathroom. Assign one person to care for the patient, ideally someone who is in good health and has no underlying conditions. The care-giver should wash their hands after any contact with the patient or their immediate environment.
もう一つの選択肢は、軽症患者が自宅隔離で療養することです。自宅療養では同居者(看護者)が感染のリスクにさらされます。そのため、看護者は、できるだけ安全に看護するためのWHOのガイダンスに従うことが特に重要です。たとえば、患者と看護者の両方が同じ部屋にいるときは、医療用マスクを着用する必要があります。患者は、他の人とは別の寝室で寝て、別のトイレ(浴室)を使用する必要があります。患者に対して一人の(理想的には健康で基礎疾患のない)看護者を割り当てます。看護者は、患者またはその身近な環境に触れた後、手を洗う必要があります。

まだ日本では自宅隔離の例は少ないが、最近のヨーロッパからの帰国組は感染を想定した防衛行動をとりつつ行動している例が報道されているが、どうしても発症から検査までのタイムラグの間に感染させてしまう例があるようである。

そこで、自身が新型コロナウイルスに感染していると予期している発熱者に対して、予防的措置としての家族感染を防止するガイドラインが出てもいいのではないか――というのが私の意見である。


以下、素人の戯言

本当は専門家が書くべきだが、書かれていないので暫定的に自分なりのメモをしていく。参考にするのは前述のWHOのガイドラインと、シンガポールにおける病室の分析例である。

■ 患者には専用の部屋をあてがう。
■ 患者が触りうるものを含め、部屋全体が汚染されている。床も汚染されている。よって、最も良い方法は、看護者が部屋に入らないことである。
■ 中国における入国者の自己隔離では、食事などを届ける人は部屋の前に置くだけで、届ける人が去ったのちに患者がドアを開けて取る、対面を要しない方法が採用されている。これを真似すると良いだろう。
■ 患者が使用したトイレは特に汚染されている可能性が高い。換気扇を回しっぱなしにし、トイレを共有しなければならないのなら、同居者は自分の使用前に便座や水道をアルコールスプレーで消毒し、消毒したら石鹸で手を洗うべきである。患者用のペーパータオルを用意するほか、同居者用のペーパータオルは別途汚染されない場所に用意する。
■ 患者が触ったものなどを選択するにはトングなどを使う(トングもこまめに洗う)。
■ 看護者は可能なら医療用マスクを上手く使うか、または使い捨ての防護服(カッパ)などを着用する。


自己隔離施設――より理想的な方法

これをもう少し発展させて、「発熱者のための自己隔離用ホテル」が一定範囲に一つあると良い(特に人口の多い都会では)。今は観光客が少なく経営に困っているホテルも多いだろうから、一棟丸ごと長期間借り上げ、スタッフに上記のような感染防止策を訓練した上で運用するのが望ましい。

ホテル利用基準は発熱していることを条件とし、超過需要が発生しない程度の金額は取りつつ、安い金額でホテルに入ることを認めると良いと思われる。

また、このようなホテルは、万が一患者が増えた場合には軽症者の隔離施設とし、外国からの入国者の自己隔離が増えるようならそれに転用してもよい。1都道府県に一つあって損になる施設ではないだろう。

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