キルギスからの便り(35)風雨で停電
懐かしい場所へ戻ってきた実感を持たせてくれるうれしいものの代表がトヴォログだとしたら、うれしくないことの代表もある。それは停電と断水だ。
キルギスへ着いた3日後の夕方、散歩に行こうと玄関を出ると、校庭の大木や街路樹が大きく揺れて、木々の葉が舞い上がり、砂ぼこりで空気はよどみ、強風がビュービューと音を立てて吹いていた。まさかこんな荒れているとは。
日本にいれば「今日は傘がいるかな、寒いかな暑いかな…」と天気予報を調べているが、キルギスでは大抵晴れかくもりなので空模様を気に