外国人スタッフに仕事を目で覚えさせるには

🔵外国人スタッフに仕事を｢目で覚えさせる｣工夫


⏺️わかりやすい｢絵カード｣を作るポイントとは


⏺️「視覚的支援」を有効的に使えば、言葉の壁がある外国人スタッフにも仕事の要点をスムーズに伝えることができる


⬛️人手不足の日本において、このところ顕著なのが“働く外国人“の増加


コンビニエンスストアやチェーンの居酒屋ほか、さまざまな分野で大勢の外国人スタッフが活躍。


⏹️日本語が堪能ではない外国人スタッフに仕事を教える


「視覚的支援」が有効


❌人間の‟精神”ではなく


⭕️人間の‟行動”に着目して指導や育成を行う


視覚的支援について、ここから詳しく説明します。


⬛️「望ましい行動」をスムーズに引き出すツール


⏹️精神論ではなく行動に焦点をあてた「行動科学マネジメント」


➡️外国人スタッフであっても教える技術の基本は変わらないが、日本語がネイティブではない外国人スタッフの場合、工夫が必要。


⏹️外国人スタッフから「望ましい行動」をスムーズに引き出すためのツール


【「視覚的支援」の手法】


自閉症の子どもたちを主な対象にしたメソッド。


・自閉症のお子さん


基本的に耳からの情報よりも、目から入った情報のほうが、その意味を理解しやすいという傾向がある。


主に使用されるのは、イラストや写真を駆使した「絵カード」。


➡️さまざまな課題を、より格段にスムーズにクリアできる。


・「やっていいこと」「いけないこと」といったルールを理解する


・身だしなみや勉強、お手伝いなどを、正しいやり方・手順で実行する


・今日の活動予定や今週のスケジュールを把握する


これは、日本語がスムーズに通じない相手にも有効なはずです。


・目的地がどこにあるのか、すぐに見当がつく「地図」


・ひと目で予定を把握できる「カレンダー」や「スケジュール帳」


➡️言葉だけの説明だけであったら、短時間で正しく理解するのは難しい。


⭕️パッと見てすぐわかり、即座に行動を起こせるのは「視覚的支援」のおかげである。


「交通標識」


「街中の案内板」


➡️視覚的支援のひとつであり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの準備でも「ピクトグラム」の活躍が期待されている。


⏹️「パッと見て理解できる工夫」


・日本語が片言の外国人スタッフ


・日本語がペラペラの外国人


・日本の新人社員


・ベテラン社員


・子ども


・高齢者


・障害者


➡️あらゆる人たちにとっても理解しやすく、より暮らしやすい社会づくりに役立つ。

⬛️4つのタイプ別「絵カード」


⏹️職場での視覚的支援の具体例を4つのタイプに分類


・“教えたい業務”


・“伝えたい情報”


これらが４つのタイプのどれに当てはまるのかがわかれば、どのような視覚的支援をすればいいかが明確になるり


＜タイプ①手順をわかりやすく見せる＞


⏹️いくつかのプロセスから成り立つ業務の手順を説明するタイプ。


例、


「お客様を応接室へ案内する際の手順」


「トイレの手入れの順番と拭く場所」


➡️複数のイラストとともに、番号、矢印などを使って、目で見てわかるようにする。


【解説文を入れる場合】


端的にわかりやすく、漢字などは使わずひらがなとカタカナのみで構成するなどの工夫が必要。


＜タイプ②“完成した状態”を提示＞


「このように配置しましょう」


「この状態になったら完成です」


➡️「望ましい状態」情報を伝えるタイプ。


例、


「みだしなみのチェック」


「正しい陳列の仕方」


「引き出しに入れる文具の配置」


「持ち物リスト」


➡️それを見てそのとおりにまねをすれば、望ましい状態になるようにする。


＜タイプ③業務のコツ・ポイント＞


⏹️業務の中でとくに重要な「望ましい行動」を提示するタイプ。


・どのようなときに


・どれくらいの


➡️ボリュームの声が最適かを数段階に分けて図で表したり、シーンに合わせたお辞儀の仕方をわかりやすく明示する際などに有効。


➡️ひと目でわかるように、シンプルな絵で構成する。


＜タイプ4 職場内にマーク等を設置＞


⏹️絵カードとは異なるタイプの視覚的支援


職場の“モノ”にマークをつけることで、「望ましい行動」を引き出すことができます。


例、


⏹️テーブル全体をくまなく拭くという行動を身につけてもらいたい場合


番号シールを貼ったトレーニング用テーブルを用意。


・飲食店など


➡️料理を運ぶとき以外に待機する場所を習慣づけたいのであれば、店内がよく見渡せる場所の床に印をつける。


⬛️「視覚的支援」に求められること


「やるべき行動」


「やってはいけない行動」


➡️これらが瞬時にわかることである。


⚠️職場で使う「絵カード」について、美しさやセンスのよさを求める必要はない。

⬛️メッセージをひとつにしぼる


⏹️「絵カード」のいちばん大事なポイント


1枚のカードで伝える情報をひとつのメッセージ、もしくはひとつの行動に絞ること。


撮影した写真を絵カードの形にする際は、必要な部分だけを“トリミング”することが重要。


❌見た目がごちゃごちゃしている


❌そこに複数の情報が含まれている


➡️この様なときは、どこに注目したらいいのかわからない。


⏹️職場で実際に使うアイテム


写真に写っているアイテムの「色」や「デザイン」が違っていると、見た人が混乱してしまうので要注意。


⭕️絵カードを手がかりにみんなが望ましい行動をしてくれる。


⭕️何度も同じことを口頭で伝える必要がなく、手間も省ける。


⭕️業務に大きな変更がない限り、何年もそのまま使えるので、実践することが望ましい。


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✔️丁寧に扱い、愛をもってお金を見る


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