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HAPPY BIRTHDAY, HUENINGKAI! ~カイのアドリブなくしてTXTは語れない~


もう何ヶ月も前のことですが、TODO44話を視聴していて驚いたことがあります。

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エッッッこれアドリブだったの???!!!

アドリブ: 楽譜などに依らず音楽を即興で作曲または編曲しながら演奏を行うこと。歌を歌うことも含まれる(Wikipedia)

私はそのときに至るまで知りませんでした、ことK-POPにおいてはアイドルたちがアドリブを入れるのはごく一般的なのだと(ですよね?)。
CD化されているTXT楽曲のうち、Background Vocalsにメンバーの名前がクレジットされていないものは現時点で12曲あります。彼らがどんなアドリブをしているのか、聴きながら考えてみましょう。
 
Our Summer
最後の「うぉおお~~~お~~~」はアドリブであるとテヒョンがVLIVEで言っていました。ときおり入る「うぉおお~お~お」もきっとアドリブなのでしょう。ブリッジのところはヨンジュンの声も目立つ気がしますね。


Nap of a Star
この曲は結構シンプルに歌っている感じがします。コーラスの一部を誰かが歌っていたとしても聞き分けは難しいかと。最後のサビ前の「Fu~~~」が重なるところはメンバーの声でしょうが、元々のボーカルアレンジに含まれていそうですよね。


Roller Coaster
最後のサビ、テヒョンの「おぉおおおおお~~」これ絶対アドリブだよね。全然関係ないのですが、サビやブリッジがオクターブのハーモニーになっていてめちゃくちゃ好きです。TXT楽曲はこのハモリで厚みを出していることが多いですが、低い方を歌うのは大体ボムギュなのでしょうか。公式パート割を公開していただきたいですね。


Poppin’ Star
ブリッジからラストにかけてはアドリブ天国ということで。いま改めて聴いたら本当に天国でした。考えてみたら面白いですよね。カイのアドリブを録ったあとに、それを聴いたヨンジュンが真似して続きのパートを録ったということなのでしょうか。今後はアドリブのビハインドも出してくれないかな。


Magic Island
折り重なるコーラスが魅力的な曲です、まさに魔法。ここにメンバーの声が紛れている可能性は十分あります。ヨンジュンの「I miss you I miss you」が美しくて大好き。三連符好きにはたまらない一曲。


Fairy of Shampoo
2回目のサビを聴くと、左から何かが聴こえてきますね。1回目にはなかった何かが(聴力検査?)。最後はさらに目立ちますね、一番目立つのはテヒョンの「よじょ~ん」ですが、ほかのメンバーも秘かに歌っています。公式の音源が見当たらないので目の保養を置いておきます。


Maze in the Mirror

2番のサビからちょこちょこアドリブが始まります。最後のサビでカイが活躍しています。どこからがアドリブなのか判別し難いところではあります、あまりにも自然なので。ギターのカッティングとADORAさんのコーラスがとてもいいですね(もはや曲レビュー)。


Eternally
これヤバイですね~~!!!最後のサビですよ、この浮遊感に溶け込むようなアドリブ。Breaking my heartと裏で歌っているのはスビン?ヨンジュン? ここまで書いておいてなんですが、私は声の聞き分けがあまり得意ではないので得意な方に詳細な分析を丸投げしたいと思います。


Force
原曲で大森さんが歌っているところをFIRST TAKEではメンバーが歌っていたような印象があります。このFIRST TAKEは私の原点なので記念に貼っておきます。「止まらない~そう~」のあたりとか本当に大好き。


Anti-Romantic
間奏の「らりりりら~~」はさすがにガイドボーカルに入っていそうですよね。それ以外にアドリブらしきところは見当たりませんでした。アルバムの第一曲からこんなにボーカルを聴かせてくるなんてさすがです。声の魅力が伝わるいい曲です。


Magic

Everybody, clap your hands!のあたりのアドリブはほぼほぼテヒョンですかね。最後のサビが楽しいですね、カイのアドリブもあります。声が加工されているコーラスも、これメンバーじゃないかな~と思う箇所があります。想像しながら聴くのも楽しいですね。


Dear Sputnik
2番から徐々にアドリブが目立ちます。「きんじょっかちまんなんごや~」のあとの「うぉいぇ~いぇ~↑」はカイっぽくないですか? ブリッジからラストにかけて最高ですね、宇宙に突き抜ける高音! 一時停止しながら「これ!」「これ!」って言いたいです。


今更な疑問ですが、Background Vocalsとはどこからどこまでを指すのでしょうか。歌詞の有無なのかな。私は関係者ではないのでこれはアドリブっぽいというのはすべて想像で書いています。PDと知人になりたい。

 
 
 
ところで私はカイの歌が大好きです。あまり話したことはありませんがそうなのです、今日のために我慢していました。
彼の魅力はなんといっても深みのある美声。ワンフレーズだけでドラマが生まれる、そんな説得力のある声です。ここからはおまけとなりますが、私の好きなカイのボーカル3選をお届けします。
 
Roller Coaster
実は今日一番言いたいことはこれなんです。私が「カイは天性のボーカリスト」と強烈に感じた箇所があります。下記の動画を再生するとそちらに飛びます。

この0分36秒。どうですか? 「ね~~→→え~~→→→」と同じ音量で続けるのではなく、「ね」を伸ばしたあと急激に音量を落としてかなり後ろに引いた状態で「え~~~~~」のビブラートをかけているんですよ。この震わせ具合いもささやかで美しくてド天才なんです。しかも「え」が入るタイミングが拍よりやや後ろにズレていて一筋縄では行かない感じ。次のヨンジュンも同じ音型ですが、彼はむしろ「え」に重きを置いていて、次のパートへと前進する雰囲気が出ていて良いです。この対比が素晴らしくて、私はよく巻き戻して聴いています。
 
PUMA
こういった重めな曲調に乗る美声、大好きなのですが特にこの2番の入りが好きです。TXT曲は1番と2番でAメロが異なることが常なので2番の冒頭というのは注目ポイント。そこで場面転換の雰囲気を見事につくっているカイの歌声に拍手を送ります。

 
Good Boy Gone Bad
あ~~これも2番ですね。ヨンジュンパートを受け継ぎ、勢いを増していくところ。カイの張りのある声から、一気に絞ったテヒョンパートに移るのも最高です。クラシック音楽的に表現するとクレッシェンドでフォルテ、急にピアニッシモ。PVも痺れますし、歌割りが最強ですね。日本語版が楽しみすぎる。

 
0X1=LOVESONG (I Know I Love You)
3選と言いながら特別枠です。この曲で主張したいのは、原曲と日本語版で「love sick」の歌い方が全然違うということです。

原曲では「むんじぇとぅそんいlove sick」の部分で「い」と「love」を繋げて滑らかに歌っています。「い」よりも「love」が若干弱い気さえします。ところが日本語版では「問題だらけ」の「け」を言い切ってから「love」に移っている感じです。はっきりと音を切っているわけではありませんが、「love」の重みが原曲に比べると強いです。めちゃくちゃカッコいいです。母音の違いが自然にそうさせるのだと思います。この曲に関しては「ここはアドリブなの?」とボーカルアレンジをしたSlow Rabbitさんに問い詰めたい箇所が山ほどあります。
 


佇んでいるだけで人々を幸せにできる人。このミュージックバンクの司会ぶりを見たときにそう感じました。どんなコンセプトにも自分の色を出せて、ラップも上手くて、ヒョンたちが泣いているときにもひとり微笑んでいて、ゲームでイカサマをするお茶目さもあって、悩んでいる人には「一緒にゲームしよう」と囁きかける天使。牛乳ソングを聴いたときから私はあなたの虜です。心から誕生日おめでとう。


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本当にね〜〜〜〜!!!