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春に想う

年度始め、皆様いかがお過ごしでしょうか。生活が大きく変わる方、これまで通りの方、いろいろな状況の方がいらっしゃるかと思います。私にとっては重要な年となる予感がするため、気恥ずかしさを呑み込んで雑記を綴ることにしました。
めちゃくちゃ好き勝手に自分の話をしているのでお目汚し失礼します。



学生時代、私は歌ったりピアノを弾いたり音楽をすることに熱中していました。先日一緒に曲づくりをしていた先輩から連絡をいただき、久しぶりに自分の曲を聴いてみました。

いつから朝を待っていたのだろう、許されたつもりになっているのだ
気づけば時計が止まっていた、それすらどうでもよかったのに
こんなにも世界には陽光が溢れすぎて、目を閉じても闇を憶い出せない
窓の向こう、景色を眺めた 遠くきらめく渚が綺麗…

何ひとつこの世に執着などしないと
決めていた、置いていた 音も色も形も
まだ怖かった…存在を認めることが
いつか唇開くその日まで

どれだけ桜が舞ったとしても、魘された夢に迷ったみたいだ
振り向いた、脚も凍るくらいに同じ道また走るけれど
こんなにも世界には怒りが溢れすぎて、目を閉じても涙を抑えきれない
雨の向こう、意識を飛ばした 赤く燃える夕日が見たい…

何もかも知らない既視の街を踏み越え
消えていく、落ちていく 雲も空の青さも
まだ怖かった…真実を見初めることが
かつて言葉を捨てたあの日から

街に潜み西風を憂いて 立ち竦む後ろ、微睡み揺れる影
沈む夜は目覚ましく冴え返る

あまりにも優しくて壊れてしまいそうな、耳に響く歌を忘れられない
虹の向こう、この手を伸ばした 遠くさざめく微かな期待…

何もない処から概念は築かれる
季節さえ織り成して…時間は動き出す
ただ弱かった 戦慄を始めることも
なべて声を嗄らして叫びたい

ちょうど7年前(2015年4月5日)に公開した曲ではありますが、原案は2012年初頭の冬に雪道を歩きながらメロディをつくりました。今より10年若い自分の感性を懐かしく思いながらも、大して変わっていないような気もします。
昔の私は今よりもっと口下手でした。伝えるべきことを伝えられず、言わなくていいことを言ってしまい、友情を失ったことがありました。この歌詞の主人公も「言葉で他人を傷つけるくらいならいっそ何も言わなくていい」と自分を閉じていましたが、過ちを繰り返してでも前へ進もうと決意して、一歩を踏み出します。私もこの人のように生きよう。そう自戒と希望を込めてこの歌詞を書いたように記憶しています。

実はもうひとつ、まったく別の祈りを込めた言葉があります。それがこの部分。

こんなにも世界には怒りが溢れすぎて、目を閉じても涙を抑えきれない
雨の向こう、意識を飛ばした 赤く燃える夕日が見たい…

2015年当時、中東での戦闘が毎日のように報道されていました。一刻も早く事態が収束しますように。その願いをこの8小節に託しました。近頃頻繁に当時の心境を思い出します。
「理系だから」を言い訳に歴史や政治経済のことに関してはまるで勉強してこなかった。正直なところ自分の専門で手一杯でどうしようもない。けれど海外で研究生活したいという希望はずっと持っており、加えて毎日海外のアイドルに想いを馳せるようになって、「知らない」とは口が裂けても言いたくないなと感じています。
戦争に関してもそう。私は絶対に反対の立場を貫くけれども、なぜそれが起きるのか、どうすれば事態が変わるのかというところまでは思い当たらず歯痒く思います。無責任なことを言っているのではないか、と。他人事のようにニュースを見るのも苦手で、見ること自体を避けている節があります。

他人を傷つけるのは、想像力の乏しさに起因する場合がほとんどだなと感じます。大袈裟な話ではなくて、家族や友人や身近な人との関わりにおいてもそう。偉そうなことを言っていますが、私自身が配慮のないことを言ったり書いたりやったりしたな…と反省会をすることが多いです。とても。けれどそんなことを気にしすぎると究極的には何も言わないのが正解になってしまうので、気づいたときに素直に「ごめん」と言える人間でありたいです。


そして私は誰かが好きなものについてイキイキと語っているのが本当に好きです。noteやTwitterで皆さんが思い思いに綴っている文章を拝読して、いつもたくさん元気をいただいています。ありがとうございます。文字ってそのものは静かだけれど、秘められたパワーは凄まじいですよね。


今回なぜこんなとりとめのないことばかり書いたのか意図がよくわかりません。知りたいことをすべて知ろうとするには人生はあまりにも短いので失望せず前に進んでいこうよ、と自分を励ましたかったのでしょう(そうだっけ)。だって今からとぅば全員分のチッケムとVエプを見ようと思ったら一体何時間かかるん…?怖


差し当たって今年度の目標を掲げておきます。

・院を卒業する(最重要)
・英語のスピーキング力を上げる
・マンホール(0X1冒頭に登場する本)を読めるくらいに韓国語を伸ばす
・夏バテしない

一年後にどうなったか報告します。マンホールは最初の一文だけ読みました。
noteも月1回は更新したいです。書きたい記事がいくつかあるので、合間にちまちま書こうと思います。次は思いっきり好きなものの話をしたい。 


ワーーー! なんだかいま物凄く照れています。これはきっと朝になったら消したくなるやつだ…
とにかく私はやるべきことをやり、話したい人と話し、会いたい人には地球のどこへでも会いにいく所存です。一緒に夏バテしないように過ごしましょう(気が早い)。


3年前に夭折されたwowakaさんに黙祷を捧げます