とある日、次の日何も予定のなかった俺、辻持ち前の日に日に濃く多くなっているイージス艦並みのおでこのシワレーダーで俺の予定を感じ取ったのか急に明日何時から空いてるの?と連絡が来る、人からの誘いって嬉しいもんで食いつき気味に起きた時から空いてるとか言っちゃった。したら辻が、19時半くらいがベストだ。合わせたい人がいる。楽しみにしとけよ。とかいうスパイのやりとりみたいなLINEが返ってきたからなんかかっこよくて俺、は、ハイとか下っ端感丸出しで川口へ行くことに。すごい人に会えるのか?とドキワクしながら辻と合流する。

それはそれはまぁ辻の引越しを全く初対面の辻の友達と手伝うとかいうミッションだった。次の日引っ越すと言うことで早速俺は辻軍曹の引越し前祝いとして海鮮鍋を拵え、翌日の戦闘前の英気を養った。

そして翌日早朝、軍曹に叩き起こされると、急に2台の軽バン軽トラが軍曹の城の前に到着、そこからまぁまぁ大柄な男が2人降りてくると手際よく作業を始める、どうやらこの方達が軍曹の言っていた合わせたい人のようだ。誰だこいつら。

聞くと2人とも軍曹と昔からの同級生な設備屋のにいちゃん、恐らくこの2人も軍曹の一声で召集がかかったのかと考えると妙に親近感が湧いてきて急に仲良くなった。そんなこんなで作業を進めていく、城は3階にあるため洗濯機冷蔵庫下ろすのキツくね?いる?とか言って軍曹いるわ!ってブチギレてたりおでこのシワ洗濯板みてーだからそれで洗えばよくね?って軍曹に言ったら尻に普通に痛い蹴り入れられた。

まあまあ作業を終えて、部屋にあった氷結の缶一本をふっとい縄で下におろしたり、設備屋のにいちゃんが45ℓのゴミ袋のことシコリットルとか言っていいねそれ面白いとか言った後軍曹のアルバム見たら子供の頃の運動会の写真見つけてその写真に写る軍曹の右手の動き早すぎて霞んでてこの頃からツッコミ速かったんだなってなってる最中ほどんど軍曹が仕事してた。よく考えたら俺達あんま動いてない、ほぼ軍曹が動いてたのに軍曹俺たちにでっかい感謝かましてた。

引越し先の軍曹の城はとても素敵な城で、友達もいい人達で美味しい鶏料理をご馳走になってしまい、なぜかその日帰る予定だったのにも関わらず城に3日滞在してしまった。ただ本当に思ったことはオートロックいらなくね?

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