生産管理の新入社員Sさん②

有言実行で早めの続編です!
褒めると伸びるタイプなので誰か盛大に褒めてください!!
(褒められたいけれど、たぶん私は褒めないで逆境に立たされた方が奮い立つタイプです…)

さて生産管理の新入社員を迎えるにあたって、どんなビジョンを持って指導していくべきか。
人材育成をするにあたり、どんな目標を持ってどのように指導していくかが大事だと考えています。
当社の生産管理の業務は、
材料入り→機械加工→機械組立→出荷
という流れをいかにスムーズに促すことができるか、そのためにどのように現場をサポートするか!
それに纏わることはすべて仕事になりますので守備範囲が広い…。
この体制は少しずつ変えていく必要がありますが、それはまた別のお話です。
ひとまずやっていく必要があります。

入社までに生産管理業務の全体像を作って、そこから枝分かれさせて個別の目標(ステップ)を作ってやる。
期間を定めてこの期間は〇、次の期間は△…てな流れで指導していきたい!
…なぁんて考えておりました。
じゃあ実際はどうだったか?

10月は新規案件で引っ張りだこだった私。
新規品の加工なので現場に出て不具合がないかの確認、組立時にはやりにくいところがないかチェック!
その合間にお客さんが何回も来ました…。
あ、10月は高校生向けや障がい者雇用促進の職場見学会も合計3回やりましたっけ。
そんなことをしていたら、あっという間にSさんの入社日となってしまったのです。ごめんよ…。

なのでここから教え方の考えをチェンジ!
私の業務の全てを見せる!
担当するメーカーだけでなくて他社メーカーの仕事も見せるという意味です。
ここは考え方が分かれるところ。
他の業務を混ぜると混乱しやすい人なら、一つの担当に専念させた方がいいと思います。
ただしSさんは好奇心の塊!
見るものすべてに興味がある様子なのです!
結果としては今のところこの方針がヒットしている様子。
毎日膨大な量のメモをとっては自分の知識をストックしているようです。
学問なんかでもそうですが、一つ一つの知識は点なのです。
その点と点の知識がつながって、線・面になっていくと非常に面白くなってくるんですね!
彼女にはその感覚が分かっている様子。

私は育成に対して全く焦りを感じておりません。
人の育成には時間がかかるもの。
伸びのペースには個人差があるし、ある時爆発的に伸びる人もいる。
たぶん私はそのタイプです。

毎日膨大な情報を垂れ流していますが、その時はほとんど覚えられなくてもいいと思っています。
何度も何度も聞いているうちに実感して、それが自分の知識となり、力になっていくのです。
そんな指導者のスタンスはいつも伝えつつ、大事に育てていきたいと思っている次第であります。

ちなみにSさんが褒められる場面では、「指導者が優者だからです!」と率先して私の頑張りをアピールしています!笑
悪い先輩ですね。笑

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