31.新潟日報モアブログ

何年か前まで新潟日報のインターネットサイト、新潟日報モアブログ内にあるサポーターズブログに記事を寄稿させてもらっていました。

今はそのサポーターズブログ自体がなくなってしまったのでアーカイブは見られなくて、自分が書いたのがどんなものだったか振り返りようもないなーなんてずっと思っていました。

ふと思い出した。『メールでやり取りしてたんだからデータ残ってるんじゃね?』

ってことで探したら…ありました!なんでこんな当たり前のこと忘れてたんだろーーーー。

ということで、たまに過去の記事をここへ投下していこうかなって思います。自分が当時考えていたことの中でも、今と変わらないことや、今とは全く違うことがあると思うのでそこをしっかりと見ながら。その違いを楽しみながら。

今回は俺的に1番想いが籠もっていたんじゃないかというこの記事を。


                      【史哉-LA FAMILIA-】                        今週の月曜日、突然の連絡で驚きました。みなさんも驚いたと思います。僕らの大切な家族である史哉が急性白血病であるという報。5月頃からアルビレッジに史哉の姿がないという話は聞いていましたが、まさかこんな大病だったとは…。正直言葉を失ってしまいました。
今シーズン筑波大学から加入していきなりスタメンを勝ち取り3試合連続スタメン。本人にとって夢だったというビッグスワンでのプレーも叶いました。スタンドから見ていても僕と同い年とは思えない程堂々とプレーする彼の姿は頼もしく、また誇らしいものでした。
史哉にはずっと感謝の気持ちで一杯でした。アルビレックス新潟のジュニアユース、ユースをキャプテンとして引っ張っていってくれたこと。そこで僕達に新しい景色を見せてくれたこと。大学卒業後の進路に様々な選択肢があった中で、アルビレックスでサッカーをすることを選んでくれたこと。そして史哉がこれからのアルビレックスを引っ張っていく、そんな未来の姿を僕達に見せてくれたこと…。
常にこの世代の新潟のサッカーを引っ張ってきた史哉。新潟に、サッカーに関わっている人なら彼に対しての感謝の気持ちは書いても書いても書き切れないはずです。
これだけたくさんの人に様々なものを与えてくれた史哉に、今僕達は何ができるだろうか。今すぐにできることは少ないかもしれません。ただこの気持ちだけは伝えたい。『僕達は家族だ』と。『みんなが史哉のことを待っているぞ』と。
『もう一度大好きなクラブ、アルビレックス新潟に戻ってこられるように頑張ります!』そう病気と向き合い、一生懸命に闘っている史哉にアルビレックスの恥ずかしい姿は見せられません。選手はその気持ちを大宮戦で見せてくれました。負傷交代した際に涙したキャプテンの裕紀。ヒーローインタビューの時に涙を堪えながら答えていた翔さん。足がつっても走り続け試合後涙を流した豪。そして90分間体を張り、闘い続けたチーム。これからもその闘う姿を見せ続けてくれるはずです。それならば僕達ももっともっと熱く、そのチームを支えていきましょう。史哉が帰ってきた時に最高の舞台で闘ってもらうために。そして温かく史哉を支えていきましょう。みんなが大好きなアルビレックスでまたプレーしてもらうために。僕達は家族だ。家族みんなで闘おう。待っているぞ史哉。
I”LL ALWAYS BE AROUND -俺たちはいつでもそばにいるよ-

この記事から3年4ヶ月後、史哉は絶え間ない努力でビッグスワンのピッチに戻ってきました。本当は最高の舞台、J1でチャンピオンを目指すチームで迎えたかったですが、それは叶わず。ただ史哉と一緒に昇格を成し遂げる、そしてさらなる高みを目指すことができます。

来年はたくさんのことを成し遂げる年にしよう!

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