ステイホームのゴールデンウィーク

コロナ濃厚接触者になった。ゴールデンウイーク
外に出られないため、本や映画を見て過ごした。
特にやる事がなくなるとひたすらネットサーフィン
私以外の家族がコロナだったため、7日間は人と話さない生活を送った。

社会に出て働きだして、2か月目
7日間休みがあるのは、2か月前の大学生活以外だった。
外に出られない7日間 2年前のこの時期なんかリモートワークで自宅待機が求められ、寝て食って寝るみたいな生活を送っていたはずなのに
心なしか1日がとても長く、孤独に感じられた。

コロナの自宅待機期間、何が私を憂鬱にさせたか
それは何とも言えない罪悪感だった。

幸いにもゴールデンウィークのお休みと被っていたため、実質的な休みは3日で済んだ。
しかしながら、SNSを開くと友達と朝活!パン屋巡りしてきた
彼氏と1週間ぶり みたいな投稿が流れてきて 何をあそんどるんじゃ~と発狂しそうになった。

もしこうならなかったら、ちょっと遠出して日本海でプチバカンスを楽しんでみたかったのになんて思ったが
仕方のないこと 誰も悪くない。家族の無事が心配だ。
ただ少し不満を感じて、家族を責めてしまいそうな自分に罪悪感を感じた。

一番つらかったのが6日目の夜で、怒号の生理前という事もあり不安に襲われた。みんな働いてるのになぜ私は働いてないんだという気持ちと、新しい環境で知らぬ間にたまっていたストレスが爆発
自分を責めに攻めまくっていた。

とにかく人に会いたい話がしたい。でもみんな明日は仕事だ。朝早いんだろうなぁ。みんな寝ている
SNSで電話してほしいと呼びかけてみたが誰も返事は来なかった。
2か月前までいつでも電話をかければ話せた友達と
簡単に話せなくなった悲しみや寂しさを感じた瞬間だった。

そうやってみんな疎遠になっていくのかなあなんて思いつつ
大学の講義をぶっ飛ばして、6時間も恋愛や研究について語っていた友達と
先月久しぶりに合うと、話すネタがなく、明日仕事あるからって早めの解散を切り出してしまった事を思い出した。

こんなメンヘラちゃんも次の日には、血祭の再来とともにいつの間にか消えていた。

そして現在、自宅待機期間から解放。
本来は会社にいるはずだ。
だが、私は通勤電車に乗っていない。朝からのどが痛かったから。
正直通常運転なら、こんな症状気にしない。熱もない体もだるくない
のどが痛いだけ。行こうと思えば元気に過ごせる。働ける。

ただ行ってもし私が周りに広めたら もしウイルスにかかっていたら
広まってしまう怖さとともに、黙っていたら過ごせる。花粉症からくるのどの痛み、ただの乾燥でのどがあれているだけかもしれない。こんな症状で休むことへの罪悪感が私を支配した。

10分ほど葛藤の中、職務上、命が一番大事だと判断し
病院でPCR検査を受ける事になった。

ただ、軽症状で熱もなく濃厚接触者であるため、さらなる感染を防ぐためなのか、感染がもう確定なのか
病院に電話してもなかなかPCR検査を受け付けてもらえなかった。

結果は明日判明する。ただ会社に行くのが怖い。
5月病というやつかもしれない まだ慣れていない職場。どんな顔をして会社に行けばいいのだろう。きっと誰も責めたりはしない。みんな優しい。

1か月で少し見え来た職場の環境と、自分自身が何もできない不甲斐なさとで私は休日分を取り返せるのか
絶対的な自信がほしい。明日無事に過ごせますように
そう願いながら 明日が来るのをまとう。









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