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ちいさな「やりたい」を叶える充実感と、覚えておきたいこと

「かーちゃんのうそつき」
「チョコ作るって言ったのに・・・」


と、年長娘が朝からぶつぶつ。


バレンタインデーの一つ前の週末に、ラッピングや材料の買い出しをしようと言っていたのだけれど、どうにもタイミングが合わず行けなかった。
どうやらそれを根に持っていたようで。


娘がぶつぶつ言いだしたのは、バレンタインデー当日…


わたしの曜日感覚はとてつもなく鈍いので、「え?あしたと思ってたー!ごめん」ということで、仕事を早めに切り上げて、早めにお迎えをして、一緒に作ろうね!と約束をすることで、朝の大惨事を免れた。



娘を保育園へと送り出したあとは、
【楽で、たのしくて、かわいい】の三拍子が揃ったレシピを探す。



そこはこの情報に溢れた時代。
すぐに見つかった。1歳の子でも作れちゃうんじゃないかという市販のお菓子を活用したレシピが。考えてくれた方、本当にありがとう。

スーパーは板チョコが売り切れていてびっくり


_ついつい、手も口もだしたくなる

せっかく、「こどもでもカンタン!」レシピでやっているのに任せきれない母という生き物。


大人にとっては大した言葉じゃなくても子供にとっては、’大きな言葉’となってしまうことは重々承知しているのに、止まらない我が口よ・・・

・もっとこうしたら
・あぁぐちゃっとなっちゃった
・もっとゆーーっくりやって!

一度、口からこぼれ落ちてしまった言葉は取り消すことはできない。


だから、だめなんだ。と言いたいんじゃない。後からいくらでも真意を伝えることはできるっていうことを言いたい。
他のだれでもなく、自分に言いたい。


「〇〇ちゃんと作ることを楽しみたかったのに、色々口出ししてごめんね。楽しそうな顔をみれてうれしかったよ」



ヨシ、今晩言おう。



理想を言えば、「ちゃんとした」言葉がけや振る舞いをいつだってしたい。でも理想通りにいかないのが人間の魅力。


レシピだって、少し前のわたしだったら、時間がないのに「手作り」にこだわっていたと思う。チョコを溶かして、さらに、こちょこちょしてこそバレンタイン!という、よくわからない、固定観念に縛り付けられて。


だから、今年は口も手もだしてしまったけれどわたしにとってはなかなか上々だったと言える。


娘のやりたい気持ちを拾い上げて(当日に!)バレンタインデーを無事遂行できたから。


うれしそうにチョコを配り歩く娘の姿を今年もみることができてほっこり。デヘデヘしてた。可愛すぎるわ。


ホワイトデーに気を使わせてしまうから…
なんて思考も実はあって。


でも、あったかーい気軽なプレゼントを贈り合えるってなんて素敵なんだろうって思う。だから、ホワイトデーのことはきれいに忘れて、そちらの気持ちだけを見つめておく。


小さい手

娘の「やりたい!」を大切にしたい。
娘を傷つけないような言葉や振る舞いを選びたい。


それと同じことを、自分にも思う。

娘がこれから人生を羽ばたく翼のようなものをもっているとしたら、わたしも同じように翼をもっている。娘のものと比べたら、すこし黒ずんでいるかもしれないけれど。確かにそれはある。

覚えていたい。




みなさんのバレンタインはいかがでしたか?


こういう、やってもやらなくてもいいイベントに取り組めるってしあわせの極みかもしれないですね〜


娘とわたしの’23 バレンタインデー

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