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開催レポNo.5【心情把握プログラム】_デザインの主役割は「情報伝達」

なにごとにも、外側と内側がある。


陰と陽、影と光、インプットとアウトプットなど2局で表されることはたくさんあるな、と改めて思う。


2局で表現されるものというのは
そのどちらもが大切で相関し合っていて「ふたつでひとつ」ということだとわたしは解釈している。



デザインとか言葉というようなアウトプットにも2局ある。

アウトプット、つまりは外側を生み出すためには
どれくらいの引き出しを内側に持っているかで決まる。



ついつい、外側だけをこねくり回したくなる。



けれど、【この外側を生み出すために、どんな内側があるんだろう】と考えを巡らせることを、わたしは猛烈にプッシュしたい。


アウトプットとはつまり、

立ち居振る舞いから、創作物までありとあらゆる
「外側から見えるもののすべて」と定義


・自己表現
・文章、ことば
・デザイン
・写真
・姿勢
・表情   etc


内側にどんなものを持っているか
どんな道のりを経て、この外側になったのか。


そう推察し、観察して定義していくことは
「したほうがいい」ではなく「そうすべき」だと思っている。


なぜならそれが
楽しく生きるとか
自分の道を進むとか
そういうことに「も」欠かせないから。


え、突然生き方?!
と思ったアナタ。


ぜひ読み進めてください。


_「内側を見る」はどんなことにも、たいせつ


◆クイズ形式で考えてみてください。

あなたが手にしているモノの裏側にはたくさんの人がいます。
魔法みたいに目の前にあるなんてことはありえません。


_問:「もやし」があなたの前に現れるまでに
どれくらいの人が関わっているでしょう?


レジのおねえさん
陳列してくれた人
もやしを入荷しようと決めた人
もやしの値段を決めた人
運んでくれたトラックの運転手さん
農家の人
もやしの種
もやしを購入して料理をしてくれる人・・・


想像よりも多くの人が関わっていることに気づくはずです。

裏側=内側、背景


もっとたどれば
さらに多くのたくさんの人が「もやしの内側」には存在する。


トラックを作った人
ガソリンを提供してくれる人
ガソリンを輸入してくれた人…


これはもやしに限ったことではなく
すべての事柄、モノ、ありとあらゆるアウトプットには「内側」がある。



だからこそ、人は一人では生きられない。
わたしは一人で生きてますということはありえない。ということになる。


これは「なぜ?」と、目の前にあるものの’内側’’背景’を見ようとして、はじめて気づけること。


こうやって
どんな事柄からも、背景や内側を推察して考えられるようになると



・偏った思考に陥ることはなくなるし
・表層部分だけでモノゴトを判断しなくなる
・ほんとうに求められている事にも気づける




ということは

イライラ、モヤモヤも減るし
共感力も上がるし
コミュニケーションミスみたいなものも防げる


と考えています。



だからこそ
内側を見る力は、たのしく生きることににもつながっているということです。


自分が生きている世界の解像度が上がり続けるので
それ自体がやみつきになるほどたのしいな~と、わたしは感じています。


_<レポ>難しい。だから面白いデザイン、


第四回目の講義テーマは
「だれもが惹きつけられる デザイン」


たった数時間の講義・・・

・何にフォーカスを置くか

に一番頭を悩ませました。


スグに使えるやり方をお伝えするのは簡単だけれど
それだけではその場限りの知識になってしまう。



これから先
発信者として歩いていくときに
ずっと頼りになるようなことをお伝えしたいと!


正直
デザインの見栄えとか、おしゃれかとかどっちでもいいと思うんですよね。
(大事なんですけど、そこにとらわれる人があまりにも多い!)


それよりも大切なのは


\伝わるか\  ということ。

デザインは情報伝達の手段のひとつ。
だからこそ、それで「伝達されるか」が一番のデザインの役割じゃないでしょうか


「伝わる」を作るためには、デザインを作る前の情報整理が肝。


これが結構手間&負荷なので
多くの人がやらない。
そもそも、その’前段階’が必要なことを知らない人も多い。


情報整理に取り組むからこそ、「伝わる」は作れます。


デザインも内側と外側がある

デザインの内側とは、ざっくりというと、
だれに、なにを、どうして、どうやって伝えるのか。ということ。


デザインの内側が明確に言語化されていると
そのために最適な言葉、情報の位置、世界観はなんだろう?と外側をより的確に考えることができる。



見栄えの部分(デザインの外側)は
どれだけインプットして、どれだけアウトプットするか次第。


インプットは目に見えているところを
どれだけ解像度高くキャッチできるか。


つまり、どういう背景があるから、この見せ方にしているのか
というところです。

(解像度の高いインプット&アウトプットって永遠のテーマかもしれぬと書いてて気づきました)



そして、
インプットしたことを頭に持ったまま、アウトプットをつくる。
つまり、作ってみる。やってみる。


根性論で申し訳ないですが、結局やはりそれに尽きるなと。


実践は、何においても大切ですね。

今回、頂いたご感想はコチラ

・自分のサービスや商品についてデザインを考える時、「○◯」ことを前提に作くろうと思う。(今までそこまで考えれていたかなぁ、となった。) その上で、普段なんとなく目にするものから学んでいけるのは面白いのでやります!

・紙面デザインとインテリアデザインで大切だと思っているところが同じだった。自分の心情を捉える時間を持つことの大切さ(充実感が違う)


街中には「デザイン」が溢れています。


そのひとつひとつをじっくりと分析したり
ただじーっと観察する。
どんな要素が入っていて、どんな言葉が入っているのか。


流れていってしまう
そのひとつひとつを細やかに見ていく。



そしてまた日々の発信や制作の時に役立てる。



そういう意識が、地味だけれど何よりたいせつで、
やった人にだけ、「伝わる」というごほうびが待っていると思います。





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