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コア耐久財受注(2022/11/4w)

 2022/11/23にコア耐久財受注が発表されます

コア耐久財受注とは?

 コア耐久財受注は、輸送機を除く耐久財の新規受注総数の増減を測定する指標です。耐久財とは耐用年数3年以上の消費財のことで自動車、家電製品、飛行機などが当てはまります。
 航空機の受注は非常に変動が大きいので、これを除いたコアCPIはより正確な受注動向を示します。

https://jp.investing.com/economic-calendar/core-durable-goods-orders-59

 つまり、車や家電などの、滅多に買い替えない消費財の新規受注量が確認できる指標で、高額な耐久財への需要がどうなっているかについて確認することができます。

前回までのおさらい

耐久財受注

 まずは、耐久財受注の前年比と、前月比を確認しましょう。

図 耐久財受注(前年比)
図 耐久財受注(前月比)

 耐久財受注は、前の月より0.4%受注が増加し前年比では、11.4%の増加となりました。


コア耐久財受注

 次に、コア耐久財受注の前年比と、前月比を確認しましょう。

図 コア耐久財受注(前年比)


図 コア耐久財受注(前月比)

 耐久財受注は、前の月より0.5%受注が減少し前年比では、5.2%と年初の9.7%から大きく減速しました。


今回の市場予想

耐久財受注

 耐久財受注では、前月と同じインフレ率で0.4%、前年比では10.2%が予想されています。

図 耐久財受注市場予想(前年比)
図 耐久財受注市場予想(前月比)


コア耐久財受注

 コア耐久財受注では、前月よりややインフレし0.1%、前年比では4.9%が予想されています。

図 コア耐久財受注市場予想(前年比)
図 コア耐久財受注市場予想(前月比)

考察

 ここまでの指標の中で、コア耐久財のインフレ率は前年比で下落を続けており、FRBが想定している2-3%のインフレ率にまもなく到達しようかという水準まで下落しています。これらの要因について、もう少し細かく確認していきましょう。

コア耐久財受注構成比率

 コア耐久財受注の構成比率は以下のようになっています。

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