「すべては子どものためと思ってた」が怖すぎたのだが、なぜ怖いのかを考えた
話題の「すべては子どものためと思ってた」(KADOKAWA)を読んでみたのです。
取材を元に描いたセミフィクションなのですが、軽い話と思いきや、むちゃくちゃ、怖い漫画でした….….。
ここでも読めるのかな。
なぜ怖いのかというと、この家庭があまりに「普通」すぎるから。何も子どもを東大に入れようとか、一流にしようとか、そういう親ではないから、怖いのです。
誰もがこのようなことを考えたことがあるのではないでしょうか。
うーん、どれもこれも、現実にどこかで聞いたセリフばかり……。
恐ろしいのは1つひとつのセリフに、さほどの違和感を感じないことです。
主人公のくるみには、憧れのブログ主がいます。
長男の子育てに「目標」「参考」として同じ年の男の子をずっと羨ましくみてきたのです。
ネタバレを含むので、以下は読みたくない方は飛ばしてください。
「どうしたらこうならずに済んだのか」
私がこの話で考えてしまったことは、「ではどうすれば良かったのか」です。
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