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ゴリのスターリン博物館に行って常識が壊れた話
先日、ジョージアのゴリにある、スターリン博物館に行ってきました。
スターリンというと、「大粛清」で民衆を圧迫した独裁者、のイメージしかありません。
しかし、どうも現地での受け取り方は少し違うようなのです。
ゴリでみたスターリンは「英雄」でした
ゴリはソ連風の団地が連なる静かな街。
スターリンの生家がまだ残っています。
この博物館は生前に建設され、「スターリンカ」と呼ばれるスターリン時代のソビエト建築様式です。
スターリンの像が中と外に1つずつあります。
一歩中に入ると、まるでソ連にタイムスリップしたようです。威圧的な建物の中に簡素な展示が淡々と並べられています。英語の説明はありません。ジョージア語とロシア語のみ(私はガイドさんに英語で説明してもらいました)。
驚いたのは、「粛清者」としての彼がまったく描かれていないことです。
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