見出し画像

ゴリのスターリン博物館に行って常識が壊れた話

先日、ジョージアのゴリにある、スターリン博物館に行ってきました。

スターリンというと、「大粛清」で民衆を圧迫した独裁者、のイメージしかありません。

しかし、どうも現地での受け取り方は少し違うようなのです。

ゴリでみたスターリンは「英雄」でした

ゴリはソ連風の団地が連なる静かな街。
スターリンの生家がまだ残っています。

画像1


この博物館は生前に建設され、「スターリンカ」と呼ばれるスターリン時代のソビエト建築様式です。

画像2

スターリンの像が中と外に1つずつあります。

画像4

一歩中に入ると、まるでソ連にタイムスリップしたようです。威圧的な建物の中に簡素な展示が淡々と並べられています。英語の説明はありません。ジョージア語とロシア語のみ(私はガイドさんに英語で説明してもらいました)。

画像7

驚いたのは、「粛清者」としての彼がまったく描かれていないことです。

ここから先は

1,828字 / 4画像
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。