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「素敵」のインフレが止まらない。「他人を見る」習慣が子育て・家庭運営のハードルを上げすぎてる問題

日本で主婦やワーキングマザーの方々と話していると、とにかくみなさん「時間がない」「忙しい」「大変」とおっしゃいます。

ある超有名なインフルエンサーの方が対談で、「最近のママたちは、子供を育てていてもきちんとおしゃれしてお弁当もちゃんと作って、美容も進化してるから大変なんです」と言っていて。

「エッそうなの」と思ったのですが。

なんかね、多くのかたが「普通はどうなのかな」とか言って検索してしまう。
マレーシアに来る方も同様で、「普通はどうなんですか」「私どうしたらいいですか」と聞いてくる。

なんかね、自分で自分の首絞めてないか?
家事育児そして仕事そして美容、やりすぎじゃないの、と思ってしまうんですよね。

この思考だと、マーケティングにつかまれやすくなります。

女性誌とか、育児雑誌とか、インスタとかを参考にすると起きる問題

先日美容院に行ったら女性誌があったんですね。

キャリア女性向け雑誌には、「子どもがいるのに素敵な女性」のモデルがわんさか出てきます。バリバリ働いて、綺麗な家に住み、子供にもさっぱりとした服を着せて、片付いた家でお茶を飲んでる。

主婦向け雑誌を見ると、私立に行かせたり英語学ばせたり、なんなら自分も起業してて、料理には手を抜かず、お弁当はキャラ弁みたいな綺麗なやつを用意。

女性誌や育児雑誌はほぼ広告で成り立っている媒体だよ。

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