見出し画像

今の日本の教育は、10〜15年前のマレーシアに少し似ているかも

日本にも続々とインターナショナル・スクールが増えています。
全寮制の名門校が続々開校するかと思えば、日本人の多いインターナショナルスクールが増えているーー。

また、文科省が不登校は問題行動でないと各学校に通知し、フリースクールの利用を認めたことで、日本でも「ホームスクーラー」が増えてきました。

この風景、どこかで見た……と思ったら、10〜15年ほど前のマレーシアに似ているのです。
タイやシンガポール含む、東南アジアの状況に似ていると言ってもいいかもしれません。

これから世界はどんどんグローバル化するよ。日本で英語教育に対応した大学はいくつあるの? グローバル教育を受けた方がいい」と私が友人のマレーシア人に言われたのが、確か2000年代の半ばくらい。

子どもを産んで、公立学校しか考えてなかった私はびっくりしたのです。
けれど、当時シンガポールで前首相だったリー・クアン・ユーさんも朝日新聞で似たようなことを言っていて、真剣に考えるようになりました。

当時マレーシアでは、インターナショナル・スクールが雨後の筍のように増えて、同時にホームスクールがバンバンできて広まった時期。友人もちょうど子どもたちをインターナショナル・スクールに転校させたばかりで、韓国人の親の間では子供のマレーシア留学が流行っていたのでした。

2012年にはジョホール州に全寮制のマルボロ・スクールが開校し、私も取材に行きました。

そんなわけで、私はこれからのトレンド、東南アジアを見ていると、予測がつく気がしています。
何が起きるのか? 今日はそのヒントです。

マレーシアでその後起きたこと

その後の10年で、マレーシアで起きたのは、

ここから先は

1,549字
この記事のみ ¥ 300

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。