調子に乗ると、なぜいじめられたり嫌われたりするのだろうか?
先日の記事で「調子に乗ったときに一気に行くといい」って書いたら、インタビューライターの丘村奈央子さんが、「調子に乗るな」と親から怒られた記憶をシェアしてくれました。
しかし、「調子に乗るな」とは、どういう意味でしょうか?
以下はスポーツキッズ子育てメディア。
得点を取ったり、良いプレーができた時、気分は有頂天ですし、嬉しくてよく親に自慢していました。
しかし、そんな時「調子に乗らないの。」とよく言われ思います。 更に嬉しがっているときに「上には上がいるぞ」なんて言われると、「喜んではダメだ」と自分で感情を抑えこむようになっていきました。
https://soccermama.jp/1083
朝日新聞のエッセイサイト。
その日から始まった、Aちゃんへの無視。
わたしたちは「調子に乗っている」という言葉を放った本人Bちゃんと、先程のAちゃん含め6人のグループでいつも行動していて、その言葉をきっかけにして、だんだんと5人のグループと1人に分かれた。
話しかけられても返事は最小限、こちらからは一切声をかけなくなった。そして私もその暴力に加わった。どこが調子乗ってるのか、何が気に食わなかったのか全くわからなかったのに。
法政大学のいじめ体験談
そんな中、クラスの中心にいて部長や委員長をし ていた私は、調子に乗っている・いきがっている と思われたのだろう。目をつけられてしまった。 そしてもう一人のクラスの男の子も。彼はクラス の中心という訳ではないがうるさく、そういった 面で私と同様に調子に乗っていると思われたこと が原因だろう。
https://www.hosei.ac.jp/application/files/3115/7188/3682/3-3_2015_1.pdf
けど、上記の例をみているかぎり、
楽しそうにしている
喜んでいる
有頂天になっている
そんな意味なのかな?
デジタル大辞泉ではこうです。
調子(ちょうし)に乗・る
1 仕事などに、弾みがついて順調に進む。「事業が―・る」
2 おだてられ、得意になって物事をする。いい気になって軽率な行動をする。「―・って失敗するなよ」
小さい頃から叩き込まれてる価値観かもしれません。
なぜ調子に乗ってはいけないのか
では、「調子に乗ってはいけない」の心理状態はなんなのか。
一つ、「調子にのると失敗するから気を付けろよ」という親切心アドバイス的なものもあるかもしれません。
けれども、上記の例で見る限りは、むしろ
「調子に乗るな」=「他者の目線に気をつけよ」「空気を読んで目立つな」ではないでしょうか。
では、なぜ「調子に乗ってる」人を見ると、腹が立つのでしょうか。
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