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冒険できない人がリスクをとるためにできること

松井博さんがこんなnoteを書いていて唸りました。

「使い切っていない自分の可能性」を試さずに人生を終えるのはもったいないと思います。

健康な老後があるかどうかはわからない

最近、私の家でも立て続けに介護が必要になりました。人生はある時、突然変わります。「老後のために」と思っても、健康な老後が存在するかどうかは、神のみぞ知るです。

私がそれに気づいたのは、40代で難聴になったときでした。風邪気味で飛行機に乗って、耳がおかしくなり、そのまま内耳炎からの高度難聴になり、ほぼ1年、何も聞こえない時期が続きました。

このとき、理解したのは、「人間のすべての器官は永遠ではなく、いつか使えなくなる」というシンプルな事実です。

医者に「どうなるかわからない」と言われた耳が回復したとき、私は出産以来諦めていたオーケストラに戻ることにしました。

自分で託児システムを作り、子どもを預けられるように整えました。「音楽ができるときに、やっておかないと後悔する」と思ったからです。まさに「使い切ってない自分の可能性」を使おうと思いました。

偉人の伝記を読むと、みんな最後は何かの機能が失われます。耳が聞こえなくなったり、足が動かなくなったり、うまく喋れなくなったり、人によりいろいろです。

40代で海外移住してから、英語の発音を学び直したり、マレー語を学んだり、運転免許を取ったりしました。まさか自分が車を運転する日が来るとは思ってませんでした。

リスクテイカーを支えてくれるパートナーの存在

松井さんはパートナーと経済的基盤がリスクをとることを支えてくれたと書いていますが、私も同じように感じます。

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