イザナミ イザナギ 小波 囁き どっち転んでも成る世になる 十三階段ゴロリと寝転ぶ 釈迦力 万力 これから このまま さすがの猿飛忍者の舞 いきなり噛むと神と直接
蔓延る 裂け目 埋め込む 悪夢
砂漠に 煌めく 夜空の 囁き
ツクヨミ 讃美歌 星降る さざ波
選別され 処刑され 時の藻屑で 宙に漂う
底に往く 空間を破壊する 不眠症の太陽に 屈辱と失望を
深淵を流し込む 宇宙を駆け巡る 死を貪る 神々を引きずり降ろす
飢えて鬱 狂気を喰う 自殺の宴 腸に浮く
存在は存在しない 最後の最後は現れない 激怒の激怒を繰り返し 恥辱に恥辱を塗り込める
毒を飲んで霧になる 幻となり宙を舞う
それは擬態と擬声による憑依現象 粗暴な精霊達による歌と踊り 太鼓になるのは木偶の坊の頭蓋骨 恍惚の親指で粉々に打ち砕く
美しい女性に美しいと云うが如き蝦蟇の鳴き声に耳を澄ます。 打ち鳴らすドラム缶に詰めるための頭蓋骨が必要だが今はとりあえず椰子の実を代替とする。
死神の如く 孤独で清く 次から次へと 命を捧ぐ
無限に重なる後頭部を覗き込む 共有しないことで共有する 響き渡るが聴こえない 過去と未来を虚無で繋ぐ
斑な記憶 斑に眠る 阿弥陀な悪夢 阿弥陀な肋
君は必ずひび割れてる 虫眼鏡で見る 鏡の裏側不吉な迷路 円い部屋で迷う