では、聴いていただきましょう。COMPLEXでBEMYBABYです。どうぞ。

チラシの裏なので特にタイトルには意味がない。ノリで決めている。ぼくは大学生というものに、憧れがあった。というか年々出てきた。ご存知の通りアホが故に大学に行けなかったわけだが、それ以外にもシングルマザーの家庭に生まれて、やんわり貧困を経験したので、それどころではなかったのもある。働く以外の選択肢はなかった。後々彼等彼女達が、奨学金を返しているとも露知らず、親の金で言ってんだろうなと、アホみたいな顔で思っていたわけである。

学歴コンプレックス以外にもまだある。まず背が低い159.5cmしかない。なんの5ミリやねんと思う。仮に最高に渋い店のカウンターでバーボンを飲んでいても様にならない。背が低いからね。足届いてない可能性すらある。せめてもう少し背が低ければ、周りもいじりやすいのだが何これ珍百景である。そんな僕だが30歳を越えるタイミングで、僕は個人的に決めた事がある。ダンディーになるということ。もう激渋なメンズになるという事だ。メンタル的なグッドルッキングガイになるという事だ。背は低いが、心意気と懐の深さは深海やんって言われるようになろうかと。

挫折したよね。秒で。まず性格が祖父に似てせっかちであり、すぐイラッとしてしまう段階で一ミリも懐深くない。浅瀬である。ダンディーなおっさんはそうそう怒らないだろうと、謎の持論があるのだ。それに加えてそこまで、心意気に定評がないのだ。もう完全にこれは心意気言いたいだけである。語感が気持ちいいだけの話である。どうにもこうにも、背の低い、せっかちな、すぐイラッとする東大阪のおっさんの出来上がりである。きったないママチャリで工場まで行くタイプである。現にそうなっている。近所のスナックで、新規の客と口論になるタイプである。

しかしなってみて思ったが、ダンディーになれずともこれはこれでよかったのでは?と最近はなっているのだ。人にはそれぞれ持ち味だったり、得意不得意みたいなものもあるわけで、そりゃ松田優作師匠や遠藤憲一先生のようなダンディズムが溢れ出したかったが、仕方ない。





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