メカトロニクスに必要な工学知識

さて2019年になり、ロボティクスエンジニアの勉強を始めたのだが、幅広い分野の知識が必要なので方向性を決めることにした。

ロボットには機械と電気の両方の知識が必要なので、Mechanics+Electronics=Mechatronics(メカトロニクス)なる分野がある。そこで数年前に工業ロボットの展示会で衝動買いした本を取り出してきた。これ↓

この本によると、ロボティクスエンジニアといえど、メカ屋さん、エレキ屋さん、ソフト屋さんがいて、みんなが協力して開発するとのこと。確かに今までの会社の中でもメカとエレキは部署が分かれていたっけ。そして両者の間には深い溝があったような。。。しかもソフトなんてだいたい別会社に丸投げだったような。。。

自分は電気工学専攻だが、強電(エレキ)と弱電(ソフト)を広く浅くやってきただけで、イマイチどっちつかずなところがある。そして最近はメカにも興味深々。飛行機やロケットの会社だとプロジェクトマネージャーはだいたいメカ出身の人が多いので電気系は肩身が狭い。強度やら重量軽減のために配線が入らない筐体もってこられたりして、もっと両方の話が分かる人がマネージャーだと助かるなーと思っていた。

なので、自分としてはメカの話も分かる、ソフトとメカの橋渡しができるエレキ屋さんが方向性としては合っている気がしてきた。エレキ屋さんに必要なのはアクチュエータ技術、センサ技術、コンピュータ技術(インタ-フェース)らしい。なんだか一番広い知識が必要そうだ。具体的な分野は以下の通り。

計測制御工学
アクチュエータ工学
制御理論
デジタル制御
センサ工学
電気・電子工学
電磁工学
パルス工学 
*出典「メカトロニクスTheビギニング」西田麻美 著

もっと現役の学生の時に勉強しておけば良かったぁー!と社会人あるあるはおいといて。今のところ取り掛かっている作業としては、デジタル技術検定受験(アクチュエータ+センサ技術向け)と在学中のEmbry Riddle Aeronautical Universityで力学(メカ屋さん向け)のクラスを集中して取っているくらい。この大学ではEngineering Technology専攻なので上記が勉強できるクラスはだいたい網羅している。今後やりたいことは、コンピュータ技術向けにArduinoかラズベリーパイを買って家庭用のロボットアームを制作かなー。ロボットアームは自分でCADを使ってモデリングして3Dプリントできればと考えているけど、先は長い。

何人かで集まって作るという手もあるけど、いきなり知識いっぱいの人からうんちく浴びると落ち込みそうなので、しばらくは独学を計画的に進めるかな。それもあり今年から手帳は紙をやめて、今更ながらGoogleカレンダーを使うことにした。色々と出遅れてる感があるのは認識してる。でも人生100年時代だしまだ半分もきてないので、まぁ良しとしよう。


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