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京津畑日記 第74週 11月29日〜12月5日

改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。

自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守、自伐林家を目指しています。山が元気になる森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。

今週は、屋根裏のハクビシンからスタート。
釜石市へ自伐型林業の視察、
藤沢町のツアーに参加、
奥州市江刺のうたがき優命園さんへ。
などです。

それではどうぞ。


11月29日(金曜日) 借家の片付け、事務

先日から屋根を工務店さんに直していただいてました。いつの頃からか、ハクビシンが屋根裏に住み着いた模様。
天井への開口部が見当たらないため、放置していた中2階を片付けることししました。

片付いたところでハクビシンの罠を仕掛ける。左手のはめ板を外す。

屋根の改修が済み、出入り口が閉じているから袋小路のはず。

11月30日(土曜日) 三木慎冴さんによる自伐型林業研修 in釜石市

東北・広域森林マネジメント機構 代表理事の三木真冴さんによる、自伐型林業施行研修に参加しました。

津波を被って荒れた土地に、カラマツが植えられていました。
洗い越しのような石垣
ここに、あるものを使う
赤松林
交差点になった支線とヒゲ道
ヘアピンでは石が出てました
青いハサミが溶接してありました

三木さんは年間200日、現場に入られているそうです。釜石市には復興支援で入られ、その人脈から山を預かっておられるそうです。

大事にされている事
・他人の財産を預かっている
・所有者さんの意向を汲む
・長期施業を理解してくださる方と契約する

問題と感じるのは
山林が負債だと思われていること。管理をすれば10年20年先に材価収入になる。

山守とは
自然災害から財産を守ること。

昨年受けた研修よりも、内容が理解できたと感じました。

12月1日(日曜日) 一関市藤沢町のツアー参加

一関市藤沢町地域おこし協力隊 の深澤さん主催のツアーへ参加してきました。
はじめに曲田マルシェ。

この地図わかり良い。大東町も作りたい。
駐車場もいっぱい。

続いて、藤沢朝イチの会場へ。
羊の方や山主さんなど、出会いがありました。素敵なドライマッサージで整いました。
ゆえに写真なし。(言い訳 笑)

次に移動した先は、金越沢ダム。通称 保呂羽(ほろは)ダム。

深澤隊員から説明を受ける隊員たち
お一日参りが出来ました。
なぜ上を向いているのか?ツアーに参加すべし!

時宗 不退山 長徳寺さんへ。

隠れキリシタンが住んでいた歴史

渋谷和尚が書いた手紙がローマ法王に届けられたそうです。

移住職15年の住職 渋谷和尚。
雨漏りするボロボロだったお堂から再建され、中止になっていた蘇民祭を復活させられています。

受け入れ体制の範囲で、祭りは本来、地元優位である。寺の所有物ではない。
ジャッソ!邪正
ジョヤサ!常夜作

来年3月2日(日曜日)蘇民祭あります。
ボランティアも受付が開始されました。

大切なのは

「灯火であり、ローソクではない」渋谷和尚

続いて、藤沢朝一を主宰されているパン屋 いとう屋 の伊東京子さん。
17年前に旦那さんの決意で、パン屋を開業。店にはパン以外の地元産の商品が多く並んでいます。
ハード系のパン好きの方! 土曜日はハードパンあります!!

朝一の理念
つながる
繋げる
楽しむ

千厩町の軽トラック市がお好きなんだそうで、重ならないように第1日曜日に設定されたのだとか。微笑ましい。

失敗は経験値。知らないことを知るチャンス。
一関の

12月2日(月曜日) 京津畑作業道

午前、加藤隊員と支線の開設。

午後は、庭のぬかるみ、水たまりに水の道をつけてました。

12月3日(火曜日) おやすみ

千年藝術の森 沢沿いに「大地の再生」を学んだ2人と一緒に環境整備してました。

沼が濁った川になり
昼飯の後、沼が引いて沢になっていた!
イバラと蔓植物に挑む類人猿ぽい?

12月4日(水曜日) うたがき優命園さん視察

午後、京屋染物店「縁日」のスタッフさんたちに同行させていただきました。
まず、山おやじ事 河内山耕(こうちやまこう)さんの話を伺いました。現在は、奥州市江刺 広瀬振興会 広瀬地区センター長をされておられます。
33年前に広瀬に移住されてこられました。ブログはこちら

立派な地区センター ですが、日本の課題 人口減が刻々と迫ってきています。京津畑も同じです。

会議室
調理場
神楽文化等々

・無いものよりもあるものを探す
移住を主な軸に、様々な分野の構想を実現すべく、動かれておられました。
偶然にもセンターのメンバー6人が民間勤めだったから、動ける。ともおっしゃってました。

お話の後は、うたがき優命園さんへ移動。可奈さんが登場。ご夫婦に農園を案内していただきました。

WWOOF(ウーフ)日本第一号だったそうです。有機農業に人が集う場所を作られたご苦労はたくさんあったと思います。

チェーンソー製材で作られた屋外ダイニング。よく見ると屋根部の木材も斜めにチェーンソー製材がしてあります。
モバイルハウス。お神輿状態で待機中。

鶏は鳥インフルが怖いので、遠くから。鳥は飛ぶので、体を軽くしたい。ゆえに腸が短い。だから微生物の力を借りたエサを与えていらっしゃる。乳酸やビタミン(飼料用の野菜)。

小麦は鶏糞を発酵させ、炭水化物と窒素を供給。

「半農半X=農業と何か ではなく、農的な暮らし である。」と耕さん。

耕さんを先頭に

ログビルダーの戸田さんが作られた小屋にて、可奈さんの温かいお茶をいただきました。耕さんは、センターのお仕事に戻られました。

ログハウスと板倉の掛け算!
里山の風景
森のトイレも手作り!

うたがき優命園さんは、ご家族、仕事している人も個人事業主で生業を立てられていました。
可奈さん曰く「リーダーは人の強みと強みをドッキングさせる。何か話が出たら、1つ 何か違うことをやるやる=成功。やるという覚悟がいる。」

12月5日(木曜日) やどず、note

雪が降る前に雪囲い作り。今年の冬はどんな雪になるのでしょうか。

石のくせ、地面の癖が分かったから、昨年よりはスムーズに設置。

おまけ 干し柿

お裾分けでいただいた干し柿。斬新な紐通し。
こちらは豆柿。里山で遊ぶ子供のパチンコ玉になるのだそうです。

ハクビシン

気配がしなくなりましたが、罠にもかかっていません。屋根裏で死(くたば)られていると思われます。屋根裏は見えないので。。。

来週は、今期2度目の釜石市自伐型林業の研修、京津畑の作業道でフォローアップ研修です。
お楽しみに。

岩手が大好きな妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。小さな女性が小さな林業を会得するまでの経過観察ができます。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。

https://note.com/kyotuhata_r/

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