京北宇津地域に行ってきました
こんにちは。広報グループHです。
先週の日曜日、人文学科の教員 田村有香先生と学生のめかちゃん(メディア表現学部2年生)、なえちゃん(人文学部3年生)とともに、京北宇津の朝市に参加してきました。
京北宇津は田村先生の研究フィールド。京都市右京区、京北地域の南に位置しています。市内から国道162号線を利用すれば車で約1時間。地域を流れる桂川は嵐山まで続いています。昔は宇津で伐採した材木をいかだにして、桂川に浮かべ市内まで運搬していたそう。
田村先生は、2013年に有志の学生たちとともに「京北宇津宝さがし会」を立ち上げ、イベントの企画・運営・協力や、発見した魅力を地域内外に発信する活動を行っています。
当日は朝7:30に大学周辺に集合し、田村先生のマイカーで移動します。岩倉の気温は2度。雪が積もり、ちらついていました。
田村先生から宇津について教えていただいたり、なえちゃん、めかちゃんと話をしたりしていると、8:30頃、あっという間に目的地、「いっぷく家宇津」に到着。我々は入口の前で、検温などの受付を行います。
到着してすぐに「おはよう」と宇津の皆さんに迎えていただき、「まだ大丈夫やから食べー」と、おぜんざいをいただく我々。車の窓を換気のために少し開けていたので、すっかり冷えた体に染みます…。
続いて、学生たちの拠点としてお貸しくださった古民家もご案内いただきました。もともとは空き家だったものを、地域の工務店さんに指示を受けながら自分たちで改修。片付けから床の改修まで、手作業で行っています。
完成したのが、こちら。
なえちゃん、めかちゃんも完成バージョンを見るのは初めてだったそうで、「新しい畳の匂いがするー!」「あの抜けまくってた床が…」と感慨深そうでした。
そしてなんとも味わい深い、タイルや家財道具。
具体的な計画はこれからですが、地域の方々や学生たちが集い、交流できる場になる予定です。とれたてのお野菜を使って、みんなで料理したりするのかな…楽しみ!
朝市の後、地域のみなさんに取り組みの効果についてお伺いしたところ、「学生のみなさんが来てくれるだけでいいんです。この地域にはみなさんの年代の人はいない。子供たちにとってもロールモデルになるし、姿が見えるだけで活気が出るんですよ」と仰っていたことが印象的でした。
受付にいても、「寒いやろ。中に入っとき」「ストーブのそばにどうぞ」や「おぜんざい(2回目!)用意してるよー」など、色んな方に何度も温かくお声がけいただきました。本当にありがとうございました。
取り組みも今年で10年目。次回は桜まつりが行われる予定です。宇津は桜がとってもきれいだそうですよ。学生のみなさんには、学部を超えての交流や、やりたいことや新しいことが見つけられるチャンスかも。田村先生のフィールド研究は、いつでも参加者募集中。興味がある人は、ぜひ宝さがし会のウェブサイトをチェックしてみてくださいね。
おわり