卒展2023レポート(音楽、ファッション)
こんにちは、広報グループHです。
引き続き、京都精華大学展2023のレポートです。
今回は友愛館から、ポピュラーカルチャー学部(音楽コース・ファッションコース)の卒業制作&論文をお届け。
ポピュラーカルチャー学部は、「つくる・届ける・考える」の3つの要素を学び、音楽とファッションで社会に驚きと喜びを届ける力を鍛える学部です。扱うテーマも幅広く、「刺さる人には深ーく刺さる」仕上がりになっています。(2021年入学者から、ファッションはデザイン学部に、音楽はメディア表現学部になっています)
まず会場をチェック。
音楽コースは1階・地下1階・地下2階の3会場、ファッションコースは3階のほか、地下1階にも論文があります。
音楽コースでは、自作の楽曲やBGMを提示する学生のほか、ポスター発表や論文、ライブ映像やミュージックビデオの上映と、さまざまな形で4年間の学びをまとめています。
写真だとお伝えしづらいのですが、どの楽曲もしっかりした仕上がり。ドキッとしたり(テーマ:ホラーBGMの制作)、わくわくしたり(テーマ:HipHopのEP制作)と、その世界観に一瞬でひきこまれます。
歌詞にもご注目。こちらの「聞いてよチャイナ」、サビ部分の歌詞は思わず声に出したくなりました。「聞いてよチャイナ、聞いちゃいないな」の語感が気持ちいいし、「凄いじゃん?甜麺醤」はどこかで使いたいです。
ファッションコースの会場に入ると、すぐに目を引くこちらのディスプレイ。実際にあるブランド「UNDEFEATED」の京都店を舞台に、どうすればより多くの人が店舗に入ってくれるか、インタビューや現地の動線なども調査して本格的にのぞみました。そばに設置している企画書には、背景や配置のねらいなどが詳細に書かれています。
ほかには、こんな論文も。
言われてみれば、「M-1グランプリ」でもスーツを着ている漫才師が大半。
たまにラフな格好だと、審査員につっこまれることもありますよね。論文ではスーツの誕生まで遡り、日本とスーツの関係、漫才へのスーツの導入と、順を追って考察されています。読み物としても面白く、読み終わった後は誰かに話したくなる内容でした。
もちろん、オリジナルの洋服を制作する学生も多数います。
こちらは、友人たちへの感謝の気持ちを伝えるため、また、観た人に元気を与えるために制作された服とのこと。
会場には「だいじょばないけどだいじょうぶだよ」というタイトルの小冊子もあり、写真に写る人たちの表情やメッセージから、たしかに元気をもらえます。
ほかにも、もう着ない服や祖父母の服をリメイクした作品や、ギターのエフェクターを足でコントロールできるように改造した作品、食品スーパーのBGMの研究など、誰かの「好き」や「熱意」がこもった作品ばかりです。
ぜひ、会場でご覧ください!(音楽も、たくさん視聴してね)
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おわり。