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インタビューから学ぶ!リサーチ実践(メディア表現学部 授業レポート)

こんにちは。
暑くなってきて、気分が盛り上がっている広報グループHです。

メディア表現学部1年生の授業をのぞいてきたので、ちらっとご紹介します。この授業「基礎実習」では、音楽、映像、プログラミングなど各専攻の基礎と、リサーチや企画書の作成、プレゼンといった実践をひととおり学びます。

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この日の課題は、プレゼンに向けた準備段階として、「高校生に伝える京都精華大学の魅力」を、他学部の学生や教員、職員へのインタビューを通して探っていくこと。

まずはチームに分かれ、それぞれ調べてきたことをもとに質問項目を考えます。それから、インタビュアーと記録係で役割を分担。1チームに3分ずつインタビュー時間が与えられます。

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回答者はデザイン学部の森原先生。実は京都精華大学の卒業生でもあります。「学生としゃべっていて面白いと思うことは?」「なぜ精華大学を選んだんですか?」などの質問に、教員と卒業生、ふたつの立場から回答されていたのが印象的でした。質問と回答はこんな感じ。

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Q.京都精華大学の魅力だと思うところは?
A.こんなふうに、メディア表現学部の授業にデザイン学部の学生や教員が参加したり、職員の人が来たりと、学部や立場を超えた協力体制ができているところ。学生や教職員同士の距離が近いなあ、と思います。

Q.卒業生とのことですが、在学時から変わらないことは何ですか?
A.先生との距離感。(逆に変わったことは、コンビニができたこと。昔はカップラーメンの自販機のみだったそうな)

Q.なぜ学生との距離が近いんだと思いますか?
A.きっと、彼らに興味があるからですね。学生たちと喋ると、いつも自分が知らないことを教えてくれます。

Q.学生に指導していて、面白いことはなんですか?
A.
授業ではよくチームを組んで課題に取り組んでもらうんですが、そのなかで摩擦が起こると面白いですね。たくさんケンカして、失敗して学んでほしいです。

Q.京都精華大学をどのような大学にしていきたいですか?
A.新しいものやことを、もっともっと創造していける大学。

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インタビューって、回答者の人となりがどんどん見えてきて、すごく面白い!普段けっこう話をする(と思っていた)森原先生ですが、「そうなんや!」と思うことがたくさんありました。

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※ちなみに、授業は対面とZoom、両方で行います。出席者の半分は対面、半分はZoomで、PCを活用しながらインタビューが進められていきました。

授業後半のまとめのなかでは、「インタビューとは対話だ」という気づきがありました。たくさん質問するよりも、相手に興味をもって、答えを具体化していったり、ストーリーを想像しながら聞いたりしたほうがよく理解できる。たまにはネガティブなことも聞いてみて、違う一面を引き出す……。誰かとコミュニケーションする楽しさを、あらためて学んだ時間になったのではと思います。

最新のテクノロジーを活用し、新しいつながりを生み出す人を育てることをめざすメディア表現学部。技術だけではなく、こうやって「誰かと協働してつくる」ための力もしっかりつけていくんだなー、と実感しながら教室を後にしました。今後が楽しみです!


おわり