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卒展レポート2024(音楽・ファッション)

こんにちは。
広報グループUです。

卒業制作展もいよいよ最終日。
毎年のことながらあと1カ月は展示していてほしい!と思ってしまいます。
さみしい。

このブログでは、これまで4つの学部の作品を順番にご紹介してきました。
今回は5つ目、ポピュラーカルチャー学部(音楽コース・ファッションコース)の卒展をご紹介したいと思います。

実はポピュラーカルチャー学部の卒業制作展は、今日で本当に終わり。
今年度の4年生が学部最後の学年となります。
いつも以上に感慨深い気持ちを抱きながら、友愛館に足を踏み入れました。

会場は、友愛館。音楽コースは1階・地下1階・地下2階の3会場、ファッションコースは3階、1階、地下1階、そして明窓館の3階に展示があります。

音楽コースは、普段制作で使用しているスタジオや、ミキサー室で展示をしています。通常、音楽コースに所属している学生以外は立ち入り禁止の場所も多いので、この展覧会で初めて入る人も多いはず。

プロ仕様のミキサー室
ミキサー室の奥にはグランドピアノも

完全防音仕様の個室スタジオでは、一人ひとりが世界観にあわせて装飾し、これまたプロ仕様のスピーカーで楽曲を再生していました。

音楽配信サービスを使って作品を発表している学生が多いので、家に帰ってからも聴けるのが音楽コースならではの魅力。私はこの展覧会で出会ったシンガーソングライターの「みらい」さんの作品が好きで、この記事もYouTubeMusicで聞きながら書いています。

17日・18日には、ライブも開催。

明窓館の1階の小ホール(M104)が、すっかりライブハウス仕様に。
もちろん、ライブを盛り上げる照明や音響も学生たちが行います。音響の仕事を志望する学生たちも多いのです。
学生時代の思い出や卒業への思いを馳せた歌声が、重低音にのって響いてきました。

ちなみに音楽コース・ファッションコースでは、制作でなく卒業論文を執筆する人も。論文のプレゼンも行われていました。タイトルは「21世紀J-PopのMV表象分析」。緻密な調査による研究発表に、参加者からも「ぜひ研究を続けてください」とコメントが。

ファッションコースは、いくつかの展示会場でそれぞれが制作したコレクションの展示をしています。

ファッションコースは、コレクションに加えて論文も執筆します(たいへん!)。

「廃棄着物と新しいモノを組み合わせた新たなファッションの提案」や、「女性の身体のラインを活かした衣服制作」「フェミニズムをテーマにしたコレクション制作」「家族をひとつにする制作」など、興味深い研究が多数。服を通してこれからの社会をより良くしたいという気持ちが伝わってきました。

服は世界中の人が身につけるもの。素材や形状から社会の在り方を探っていく、そして変革していくことができる文化なんだなと改めて感じました。

ポピュラーカルチャー学部のみなさん、卒制おつかれさまでした。
2013年に開設したポピュラーカルチャー学部。音楽とファッションという他大学にはない新しい切り口で、社会を見つめ、文化を発信してきました。

今後は音楽の領域はメディア表現学部に、ファッションはデザイン学部に所属して、これからも学びの場は継続していきます。

今年の卒業制作展も今日でおわり。
1~3年生のみなさん、自分の卒業制作・論文のイメージは沸きましたか?
高校生のみなさん、大学でどんなことを学ぶのか、少し想像できたでしょうか。

卒業制作展を見ると、来年もその先も、未来にもたくさんの表現が溢れていると感じて、希望を持てる気がします。

4年生のみなさん、ワクワクと感動をありがとう。
みなさんの作品が誰かの「つくりたい」を刺激して、新たな表現が生み出されるはず。

卒業式まであと少し。
ひとまず身体を休めて、ちょっと元気が出たら旅行でもして、引っ越しの準備なんかして、友人たちと語らって、最後まで楽しい大学生活を過ごしてくださいね。

卒展、ありがとう!