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「みんなと一緒に制作できる環境がいかに大切か実感した」

こんにちは。
広報グループのUです。
昨日に続き、グラフィックデザインコースの合評風景をお届けしていきます。

▼ 昨日の記事はこちら

今日は2年生の合評風景。
2年生が取り組んでいた課題は、偶然にも1年生と同じB1サイズのポスター。こちらは「お茶漬けの商品ポスター」の課題に取り組んでいました。

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1年生の木版画ポスター課題と異なるのは、制作技法が限定されていないこと。写真やイラスト、タイポグラフィなど、様々なアプローチで、お茶漬けの魅力を伝えるポスターを制作していました。

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2年生の作品は、社会背景に対する洞察がコンセプトに含まれていることが多く、伝えたい想いがより明確になっているのが印象的でした。
「1年生の時は楽しく作っていたけど、2年生になって、誰に伝えたいか、どうやって表現すべきかを深く考えるようになった。」と話す学生も。

制限のないなかで制作できる方が、自分の好きなことができて楽しいのかなと思いきや、伝えたいこと/伝わりやすい見せ方/自分の得意な技法を、どのように組み合わせて作るのか、考えることが増えて難しそう。
2年生のみんなが、壁にぶつかりながらも、真摯に追究してきた様子をひしひしと感じました。

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先生たちからは、「伝えたいメッセージが明確。ストレートな伝え方も良いけど、次はちょっとひねった表現に挑戦してみては」「ターゲット設定が自分の身近なところに偏りすぎているかも。もう少し視野を広げてみよう」など、具体的なアドバイスもありつつ、「この2年間で基本の技術がしっかり身についたね。3年生になったらいよいよオリジナリティを追究していこう」と、来年、そして卒業後に繋がっていくコメントで締めくくられて、なんだかジーンとしてしまいました。

前期のあいだ、遠隔授業で心細い思いをしたこともあったはず。「みんなと一緒に制作できる環境が、いかに大切か実感した」と話す学生もいました。

1年間おつかれさまでした。来年の合評では、どんなふうに成長してるのかな。楽しみです。

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余談ですが、グラフィックデザインコースのシガヤ先生(写真右)は、年中無休でアロハシャツを着ています。この日の柄は骨董や小判など和のモチーフ。会うたびに違う柄なので、見かけたらチェックしてみてくださいね。