見出し画像

開局20周年イベント「縁食と音で出会う」を開催!


参加者の皆様との集合写真

こんにちは、京都三条ラジオカフェの西村遥加です。チャイナのセットアップを着ていました。

それはさておき、2023年4月22日(土)に、コミュニティキッチンDAIDOKOROで、開局20周年を記念して「縁食と音で出会う」というシンポジウム・交流会を開催しました。
イベントには、年齢や場所を超えたさまざまな人たち、約60名が参加しました。
シンポジウムでは基調講演、トークセッション①・②を行い、交流会では「百人縁食」と題して、40種類のカレーを食べつつ、カレーミュージックを聴きました。

シンポジウム

基調講演「声を拾う~縁食空間と音声空間を考える~」

歴史学者、京都大学人文科学研究所准教授の藤原辰史さん

今回のテーマ「縁食」の提唱者です。
縁食:孤食ほど孤立してなく、共食ほど強い結びつきのない食の形態

ラジオの歴史を振り返り、縁食空間との共通項を見つけることで、より一層ラジオが持つ力と可能性を感じました。
縁食空間では、誰が何をしているかなどは関係なく、「食べる」ことが共通項となる。その人の今に着目せず、行為でゆるく繋がれることが魅力なのではないかと思いました。
ラジオも似たような要素があると感じたので、これから深ぼっていきたいと思います。

トークセッション①「こぼれた声をどう拾う」

左から、藤原辰史さん、内田香奈さん、鎌田智広さん、藤本香さん

◎トークセッション①・②の音源はこちらから聴けます👂
https://radiocafe.jp/blog/2023/05/21/enon/

◎登壇者の関連番組
・「KYOTO HAPPY NPO!
・「行列のできる訪問看護ステーション
・「いち・に・の三条ラジオカフェ

「こぼれた声をどう拾う」というテーマで展開された1時間。
それぞれが働く中で感じていることを軸に、ラジオや食、コミュニケーションについて語りました。
皆さんは相手が言葉にするまでの過程に寄り添って、声をこぼしてもいい環境をつくっているのだと感じました。
「限定と制限の違い」のお話も興味深いので、ぜひお聴きいただけたらと思います。

トークセッション②「声を渡すデザイン」

左から、太田航平さん、北林功さん、山田梨世さん、西村遥加さん

トークセッション①を受けて「声を渡すデザイン」というテーマで展開された1時間。
さまざまな発信方法があるこの時代に、どう声を渡していけばいいのか。
あいだになる活動をされている皆さんのお話を聞いて、肩書きなどではなく、相手を形作っている要素を尊重し、共通項と違いを受け入れていくことを大事にされているのだと感じました。ひとつの塊として捉えず、工夫して渡していきたいなと思います。

交流会「百人縁食 inカレー編」

交流会「百人縁食」では、テーマの縁食にちなんで、フードディレクターの横山直樹さんが40種類のカレーを作ってくださいました。

フードディレクターの横山直樹さん

1日に40種類のカレーを食べられるなんて…贅沢すぎますね!

もはやカレーフェス。
お、おしゃれすぎる…!
お米の種類もさまざま、お米以外もさまざま。
あちこちで輪が広がっていました。

交流も深まったところで、アーティストの武田真彦さんによるカレーミュージックのお披露目です。
カレーミュージック:切る、炒める、食べるなどの音を素材にしてつくる音楽

アーティストの武田真彦さん
調理音を録音されていました。

ひとつひとつの音がグルーヴ感を持って、音楽になっていました。
よく聴くとあの音かも…!となる感覚が心地よかったです。

「縁食と音で出会う」登壇いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
今後も20周年記念企画を立てていきますので、SNSなどをフォローしてチェックしてくださるとうれしいです!

・Twitter

・Instagram

・Facebook

・Webサイト


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?