男が『おにいさまへ…』を見て一番驚いたこと。

少女漫画、じゃないですかこれ。
僕You Tubeの配信でブラックジャックを見てて、たまたま流れてきたんですよ。放置してたら自動再生で。んで、初めて見たのがマリ子さんの過程問題の話の部分でした。
僕えぐ!って思ったんですよ。
少女漫画っぽくてサムネイルも『ベルサイユのばら』みたいで、俺の少女漫画への偏見=どうせテキトーなロマンチックな恋愛ものだと思っていたんですよ。
でもね、超ドロドロの家庭問題が繰り広げられ、マリ子さんが狂う様子にすごく当事者的な関心を持って、見ていくことにしたんです。この子の先はどう描かれるのだろうって。
そしたら、同級生を傷つけてしまうけども、一方で味方になってくれる奈々子さんら友達。そして、結論…あーこうなるのかと。非常に興味深く関心を持って発見もあった物語になったんです。

んで、おにいさまへ…を僕なりに解釈してどんな物語か言葉にするなら、(良い意味で)ひどく他者性を感じさせてくれる物語、とすることにしたんですよ。

そう考えると、男が読む冒険漫画ってすごく主人公ありきで、何も感じれないなと、おにいさまへ…ってすごいんだなって思うようになったんです。
でね、恋愛ものなら男向けのほうがひでえよなwwとも思えてきたんです。
なんか男の主人公を女は好きで、意味もわからんフラグばっか立ってて、現実じゃないんだな、って。
と考えてくると、たしか山田玲司さんのチャンネルでどなたかが言っていた、女の子は少女漫画でコミュニケーションを学んでいる間に男は冒険漫画で敵を倒してるって話。それがひどく綺麗に心に落ちるんですよ。すんなりと。
もう、すごいっすね。少女漫画って。
ベルばらもすごいんでしょうね。読んだこと無いし、今はあまり読む気もないのですが。
最初の方で馬鹿にしてしまってすみません。でも偏見しかなくて、しかも、様々な女性向けコンテンツの軽視があって、俺は馬鹿にすることしかできなかったのだと思います。

たぶん、この根は、ゴスロリ的な衣装を公の場で着ている人を見た時の場違い感をもとにしています。
ごすろり→フリルとか→中世の服→ベルばら→少女漫画みたいに繋がります
何着るにも自由ですが、ファンシーさを現実に持ち込んでくんなよ的な印象を持ってます。
たぶん、駅にゴスロリガールがいて、それを見ておかしくはないけど、なんでみんなが役割意識に偏った服装をしている中一人だけ、もしくは数人で自己実現的な衣装を着るのか、って感じの差別です。

ま、関係ないですね。今回は、『おにいさまへ…』はすごかったですという話でした。

以上です。

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