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海岸ゴミ清掃と海藻事件

SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)が騒がれている昨今、Goal14である海の豊かさを守ろうについて少し触れる。

昨年、小さい頃から親しんだ地元の海を突発的に友人と二人で清掃した。

何時間ぐらいゴミを拾っただろうか。

単純なゴミ拾いだけでもさくたんの気づきがある。

例えばペットボトルのキャップは良く落ちているが、ボトル部分がない。
どこにもない。なんとボトル部分は風化し、マイクロビーズとなって、砂浜に混ざっている。

冬の終わりだったこともあり、人はほとんど見なかった。

そんな中、遠方の危険区域のため立ち入り禁止のテトラポット地帯から女性二人がパンパンになったゴミ袋を両手に持ち、こちらに向かって歩いてきた。
友人がごみを拾っていたのかどうか知りたかったのか、走って近寄っていった。私も後を追った。

日本語が通じない。
技術留学生だった。
ゴミを拾いしていることが分かったらしくすごく褒められた。
自己満足であると分かっていても嬉しかった。

しかし、相手のゴミ袋の中身を聞いてみると、海藻類だった。
なんと、立ち入り区域で海藻を取りまくっていたのである。
注意できない日本人。
ダメと分かっているのか分かっていないのか、普通の感覚でテイキングする留学生。
よくある国際問題が小さなコミュニティでも起こっている。
SDGsは世界の平等をうたっているが、線引きはとても難しいものであると、ゴミを拾いながらつくづく考えさせられた。

少しSDGsの話からはそれたが、ゴミ拾い一つで色々学び、感じることが多い。
これからも、海の豊かさを守るためにも、地元の海岸を清掃していきたい。

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