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落語を通してつながる

“年何回くらい寄席があるの?”

京大落研は、4回の定期寄席と1・2回生寄席、さよなら寄席を例年開催しております。だから、その答えは5回です。


“年何回落語をやるの?”

一方、こう聞かれると、我々の答えは変わってきます。実は、我々は自主開催の寄席のほかに、依頼を受けて落語を口演しに行くことがあるんです。その数なんと


年100件以上!!


これを部内では“余興”と呼んでおります。第9回は副部長のあっ寒が、こちらを紹介していきたいと思います。

どんなところから余興がくるの?

京大落研は、HPやメールアドレスから余興依頼を受け付けています。依頼をくださる団体は様々。そのうち一部を挙げていきましょう。

・老人ホーム、デイサービスセンター

割合としては一番大きいかもしれません。クリスマスや夏祭りなど、様々な機会に開かれるイベントに呼んで頂いております。普段接する機会のないお年寄りと話せるので、京都の意外な情報を聞けたりなんかしますよ。

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(写真は寄席旅行でお邪魔した老人ホームです)

・地蔵盆

地蔵盆、私は大学に入るまで知りませんでした。簡単に説明しますと、地蔵菩薩の縁日で、厳密には毎月24日であるが、一般的には、その中で特にお盆にも近い旧暦7月24日のものをいう。ただし、寺院に祀られている地蔵ではなく、道祖神信仰と結びついた「路傍や街角のお地蔵さん」いわゆる「辻地蔵」が対象となっている。そうです。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

実際京都に来てみると、それはそれは様々なお寺でこの地蔵盆が開かれています。シーズンになりますと、1日に4~5件重なることもしばしば。午前午後とはしごして出演する部員もいるほどです!その中で落語を一席披露することになります。

少しですが映像がありました。外で落語、なんてこともあります!

・修学旅行

修学旅行で京都にいったことがある、という方も多いのではないでしょうか。修学旅行の夜のイベントとして呼んでいただくことがあります。口演だけでなく、小咄教室や勉強の質問会などをすることも。“班ごとに集まって点呼する”“お茶を入れる水筒を出す”みたいなノリがいと懐かし(心が惹かれる・好ましい)。

わけわからんところでわけわからんくらい受けたりして、やりにくいと思うこともありますがそれもまた楽しい。

でも帰りにラーメンを食べながら、ごっついい旅館泊まってるであろう小学生にちょっとだけ腹が立ちます。

・個人宅のホームパーティー

個人宅にお呼ばれすることもあります。ほかの依頼とは違って、和やかな雰囲気が楽しいです。

こんな余興も!

ここまではどれも、落語の口演の依頼でした。しかしたまーに、変わった依頼を受けることもあります。

・だいまるきょうとっこがくえん

昨年の夏、立命館大学、京大、京都女子大学の落研がタイアップする形で、大丸京都店さん主催のイベント「『らくご』ってスゴい!」が開催されました。子供たちを前にして、落語の実演やお囃子のレクチャーなどを行いました。

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・世界自閉症啓発デーin京都 MC

京都駅前で行われる自閉症啓発イベントのMCを、2019年からやらせていただいております!出演者の紹介だけでなく合間合間でのフリートークも担当します。自分の声が京都駅前に響くのは慣れないものがありましたが、自分の“点灯です!”の合図で京都タワーがブルーにライトアップされる、というのはなかなかない経験ですよ。合図落研チアリーディングやダンス、吹奏楽やバンドの演奏を舞台袖から見学するのもいい経験になりました。

(2020年は残念ながら中止となってしまいました)


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京大落研に入れば、君も京都タワーの点灯コールができるかも!


以上、京大落研の活動“余興”のほんの一部を紹介していきました。落語をやるだけでなく、それを通して様々な人とつながれるのは、落研ならではと言えると思います!

(文責:あっ寒)


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