京都マラソン-レース編-


Ⅰ.レース序盤(スタート~15km)

Bブロックスタート。思ったより前。スタートラインまで1分15秒。最初の2kmぐらいは思うように進めないが想定内。けど、調子がよくないのをこのあたりから感じる。常に体にだるさを感じ、3kmぐらいにしては汗の量も多く、アームウォーマーをすぐに手首までずりおろす。まだ上りにも到達していないのにこのキツさは何だと思い始める。
ペースも上げれず4:50/km前後が精一杯。当初、4:30/km~4:40/kmで進める予定も、それではもたないと判断し、サブ3.5をターゲットに変更。
嵐山での最初の上りも全然上れていない。「あーヤバい」と心にも余裕がなくなる。レースを楽しめていない。なんとか仁和寺のお坊さんに手を振るも、顔は笑っていなかったと思う。
10kmぐらいで摂取する予定のジェルも、気持ち悪さとだるさがあり体が受け付ける気がしない。水分だけでなんとか凌ぐ。15kmに到達してもだるさは変わらず。。多分練習ならここでストップしていたと思います。

Ⅱ.レース中盤(15km~30km)

ハーフ通過はネット1:43:25。まだサブ3.5いけると、少しだけ希望をもつ。ハーフを過ぎて、ようやくだるさがマシになってきた気がするも、23kmぐらいでは、すでに下半身に疲労を感じ始めていました。「まだ23kmでこれか。。」と気持ちも沈み気味でした。ただ、このあたりから、ビブスに記した「えくぼ」の名前を沿道から呼ばれることが多くなり、とても元気をもらい気持ちを持ち直すことができました。
植物園に入って、この日初めてジェルを摂取しました。アミノサウルスの白です。少しだけ何かがマシになった気がします。が、植物園内でサブ3.5ぺーさーに抜かれます。ついていこうとするも、全く対応できず、みるみる離されていきました。29km地点で、左ハムストリングスが攣りそうと感じましたが、一瞬ペースを落としたことで事なきを得ました。そして、30km過ぎの鴨川沿いに知り合いが応援にきていることも分かっていたので、そこまでは元気に行きたい!と気持ちを奮い立たせていました。

Ⅲ.レース終盤(30km~フィニッシュ)

鴨川に突入し、ここで少し元気が出てきました。久しぶりに会う知り合いもきっちり発見でき、とても元気をもらいました。
鴨川沿いを抜けると、ここからかなりキツくなってきました。感じたことのないぐらい、脚がカチコチになり、動かしたくても動きません。呼吸もそこそこキツイです。ここからは意地でしかありませんでした。「こんなはずじゃなかった」「ここを乗り超えるために練習してきたのに」と悔しい思いを抱えながら、一歩ずつ歩を進めていました。
でも37km地点で家族が沿道にいることが分かっていたので、絶対に歩けないと根性で動かし続けました。もういつ心が折れてもおかしくありません。たぶん、目標とか頑張ってきたこととか、応援してもらっていることとか、そういうのが無ければ、歩いていたでしょう。サブ3.5も難しいと薄々感じていました。でも、歩くのだけはアカン!と固まりきった脚を動かし続けました。最後の上りも瀕死寸前です。
でも、最後まで「えくぼさん、頑張れー!」とい応援をもらいながら、力を振り絞って平安神宮を目指しました。
ようやくフィニッシュです。
ネット:3:31:18 グロス:3:32:33

Ⅳ.フィニッシュ~

無事にゴールまで辿り着き、ホッとしました。メダルやタオル、ドリンクをもらう際のボランティアの方の「お疲れさまでした!」「よう帰ってきた!」という言葉に色んな感情が抑えきれず涙が溢れてきました。
サブ3時間15分とか3時間20分とか、それぐらいを目指して、途中3時間30分に切り替えて、結果どれも達成できずでした。その悔しさはあります。ただ、沿道からの応援はとても嬉しいものがあり、やっぱりフルマラソンって一筋縄ではいかないという、マラソンの醍醐味を改めて感じることができました。これだからチャレンジのしがいがあります。
次は3/10のびわ湖マラソンです。疲労を抜きながら、体調を崩すことなく過ごして、この京都マラソンの記録を上回れるよう取り組んでいこうと思います。

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