マガジンのカバー画像

祭・政・奉・祀(マツリ)

6
平安京では、先住の渡来人や大陸から入ってきた習わしに、天変地異や疫病を鎮める工夫が重ねられ、都と国を護るためさまざまなマツリが行われました。現在でも年間を通し粛々と行われています。
運営しているクリエイター

#百人一首

和歌

❶「音」だけだった日本の言葉古来日本の言葉に文字はなく、音だけが存在しました。すべての音は母音が5つで子音が10のほぼ完全なマトリックス(縦横の表)で示すことができ、表現に必要な約50の最小限な音になっています。もともとの言葉は1音や2音、3音の短いものが主流で、類似する要素や意味合いを持つものが同じ音で表現されました(例:ワ(輪・和)、ヒ(日・火)、ウミ(海・生み)など)(※諸説あり)。 漢字が入ってきた当初は、本来の漢字の意味に関係なく言葉の音に合った字(当て字)が使