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太子町の写真を撮りに出かけよう

株式会社京谷商会では、太子町を拠点とする地域商社としての活動のひとつとして、太子町への観光客の誘致や、太子町内での観光産業の創出のための取り組みをスタートさせました。

そのひとつは先日もnoteに書いたノルディックウォークによる地方創生の取り組みで、こちらは段階的に進めていく計画です。

ただ、このような取り組みを始めてみると、改めて太子町について知らないことが数多くあるなぁとも実感します。

太子町のイメージを再構築する

これまでの太子町の観光客の誘致の取り組みが決して成功していないことは明らかな事実で、さらには観光産業については皆無に等しい状態です。

観光客が来ないのだから観光産業が存在しないのは当然です。

「聖徳太子の町・太子町」という観光のキャッチフレーズのようなものがあるのですが、現実的には太子町にあるのは聖徳太子の御陵(お墓)だけなので、「聖徳太子のお墓を見に行こう!」という極めて珍しい観光客しか街を訪れません。

つまり、太子町の町名の由来が聖徳太子であることは事実であるとしても、観光について聖徳太子に頼ることには無理があるわけです。

だからこそ、観光の分野において太子町は、聖徳太子一辺倒の状態から脱却して、観光のためのイメージを再構築しなければなりません。できれば、誰しもが人生の中で一度は訪れたいと思えるような強烈な個性を創出したいです。

写真に映る美しい太子町が見たい

いわゆる「インスタ映え」は、観光で集客を目指す地域にとっては非常に重要なテーマのひとつです。

太子町の観光を考える上でも、やはり写真に映る太子町の姿を意識しなければなりません。

しかし、私たちを含め地元で生活をしている人間が、家の近所や地域内でカメラを取り出して撮影をすることは極めて稀です。ですから、太子町民の大半は、写真に映った太子町を見る機会がほとんどありません。

いや、実際には問題はもう少し深刻で、「聖徳太子の町・太子町」という売り文句で訪れた人々が、聖徳太子の御廟の前だけで写真を撮って拡散するために、ますます観光要素として弱い聖徳太子の御廟のみがインターネット上に溢れています。

太子町の写真を撮りに出かけよう

ということで、私たちは今後、住み慣れた太子町のなかを歩き回りながら、改めて写真ごしの太子町を見ていきたいと思います。

写真というものは便利なようで不便です。香りや音などを収めることはできませんし、フレームから外れた部分の情報は完全に削ぎ落とします。

しかし、インターネットやSNSで拡散されていくのは、あくまでこのような切り取られた写真でしかありません。

日本各地の取り組みを参考にさせていただきながら、太子町の映えスポット探しをしてみたいと思います。

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