大衆を動かす

男一匹ガキ大将


父が昔買った漫画の中にあって、たまたま読んだんです。

ストーリーとしてはフダ付きの不良である主人公、戸川万吉が
全国の不良を集めて全国統一?して世直しする的な話なんですけど。

その中で思い出したシーンがありまして。

何万という全国の不良たちを広ーい草っ原に集めて、
主人公の戸川万吉がその不良たちに言うんです。

「それぞれ自分の足元の草をむしれ」と。

そのまま移動すると、草ぼうぼうだった原っぱが
草一本生えてない荒地に早変わりするという。

一人一人はどうしようもない不良だけど、これだけ集まると
すごい力になるんだ
ということを全員に体感させたシーンです。


学校のプール


学校のプールの授業で、
全員プールに入って、へりを同じ方向にでずーっと歩いて回ると
渦を巻くようにプールの中に大きな輪の水の流れができるってやつ、
やりませんでした?
立ち止まろうとしても水の流れに押されて歩いちゃいますよね。

人海戦術というか、人の数が多くなると、一人一人は大したことをしていなくても、みんなでそれをやると本当に大きな力が発揮されるものです。

みんなで何かをやる機会が激減

小学校、中学校でみんなそれを学んできたけれど
大人になって社会に出て、SNSができて、個の発信が進んでくると、
コロナで引きこもろうってなっていると

みんなで何かをやろう!という機会が、
ほとんど、なくなっちゃっていたなーと思ったんです。

学校のプールのやつなんて、
すんごくくだらないことだと思うんです。
でも、なんか、
すごく楽しくなかったですか?
ワクワクしませんでした?

みんなで何かを作り上げた感じ。達成感というか、
シンプルに、すげぇ!楽しい!って気持ち。

自分一人では絶対にできないこと。
みんなで力を合わせて初めて成り立つ。

文化祭、体育祭、ドミノ、合唱コンクール、大縄跳び・・・

あの時シンプルに感じていた喜びとか感動が
大人になってから少なくなったな。

大人になっても、会社だって
同じ目標に向かってみんなで力を合わせて進むもの。
・・・なんですけど、みんなでの達成感や喜びはなかった。
どこか他人事に思っていたのかな。

コロナ

みんなで自粛してコロナを速攻シャットアウトしてやろうぜ!
って国が言っても、なかなか足並みが揃わない。

真っ先に足並みを揃える学級委員タイプ。
先生が言うから、学級委員が言うからやらなきゃダメだよ、一般優等生
やらなきゃハブられたり面倒なことになるからしょうがねぇ、ちょいワル
みんながやるなら絶対自分はやらない、天邪鬼 クラスに一人はいた。

そう考えると変わらないのかもな。子供も大人も。





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