忍者に学ぶ防災

昨日、忍者に学ぶ防災を体験してきました。
参加する前はなんで防災で急に忍者やねん!という
胡散臭さも少なからずありましたが。

どうしてどうして、
もう防災となると忍者と切っても切り離せなくなりました。
ギャップって大事。

忍者の6つ道具

忍者が普段持ち歩く道具は6種あるそうで。
いや、七つ道具じゃないんかい!ってちょっと思いました。
・編笠(雨具兼ヘルメット=砂と漆を塗ると強度が上がるらしい)
・手ぬぐい(ずおう染か藍染=抗菌)
・印籠(常備薬)
・矢立(筆記用具)
・かぎなわ(ロープ&フック)
・打竹(火おこし、カイロ)

え。現代の防災グッズと変わらなくないっすか。汗

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抗菌効果の高い蘇芳染(すおうぞめ)の手ぬぐい。
飲み水の濾過や傷の手当などにも利用。

そりゃそうですよね。何か災害が起こった時
電気もガスも水道も、これまで築き上げてきた文明の利器が
使えなくなった時、丸腰になったら、時代も何も関係なく、

一人の人間ですから。

忍者走り

陸上選手のようにまっすぐ前を向いて走るのは
真っ平らで障害物のないトラックで早く走るからですね。

暗闇で何が落ちているかわからないところを走る時に
あんな走り方をすると、正面から転んで大怪我につながります。
受け身を取りやすい、横向きの走りが良い。

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また、不用意に足を出すとガラスや瓦礫、
時に敵がばらまくマキビシなどを踏んでしまうリスクがある。

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いや、漆や柿渋の防水や補強効果、蘇芳染めとかヒシの実とか。
植物好きにはたまらないです。
探してみたくなるし、やってみたくなる。先人の知恵は素晴らしい。


「抜き足差し足」で出した足を戻せるような重心移動が必要。

腰を落として重心を低くし、かつ、視野が狭くならないように胸を貼る。
「欽ちゃん走り」のように横を向いて抜き足、差し足・・・
となると、もう忍者っぽい動きになります。なんとも理にかなってる。
なんか忍者っぽくカッコつけてるわけじゃなかったんですねあれ。


避難訓練も、そういうところを教えてあげないとダメでしょ。
口元抑えるハンカチ持って、テレテレ歩いて校庭に。
今回は避難に何分かかっただの、前回より何分遅かったなんていう
どうでもいい情報とありがたい校長先生のお言葉と。
そんな避難訓練でしたよね。これからは忍者にやってもらおう。

忍者の心得

災害が起きた時って、気が動転しやすいですよね。
それを落ち着けるための印を結ぶ動作。
あの、「ニンニン」ってヤツですね!
五郎丸選手のルーティンがまさにそれ。
緊張や不安を和らげて冷静で実力を発揮できる効果。
すごいですね。忍者見直したわ。

で、再度書きますが、
災害が起きた時って気が動転しやすいです。
こうするべき、あぁしたほうがいいというのが
山ほど勉強した訓練したのに、頭真っ白。
冷静に思い出せない。そんなこと、あると思います。

だから、「忍者になればいい」って覚えればいいんです。
災害が起きたら忍者。忍者になればいいんだ。

そういう風に紐付けると、
自然と体がサバイバルな動きができるようになる
という意味でとても有用。忍者、なかなかやるわ。

もはや災害対策のために忍者の修行をしたいくらい。

防災食が美味しい

昨年の台風で数日の停電ではあるけど被災した身としては
メンタルの問題が非常に大きい。
大した被害ではなくても精神的にとても疲れる。
イライラする。気を使う。

そんな時の「食」って本当に大事だなと思うわけで。

そんな状況でカンパンとか普通に出されたら凹みますよね。

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昨日のイベントで出された食事。
カンパンやインスタント食品(防災食)で作られたもの
そんな風にはとても思えない見た目と味!
メンタルが救われますよね。

ペットと何か結びつけることはできないかなーと
ずっと考えていました。
忍者と犬ってどうだったのでしょうね。

時代背景的には犬=不浄なものって感じで
避けられていたのかなぁ。

もうちょっと勉強する必要がありますね。



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