「要するに」

とまとめることができるかどうか。
これは理解度とかそもそも実行できるか、更に考えられるのかと言うことにも繋がる部分で、これができる選手はいわゆる「センスが良い」とか「勘が良い」と呼ばれるのだと思います。

例えば「スライドDF」をまとめると。

ボールキャリアがパスしたらマークを対面の選手から一つずつ外側に変えていくもの

と言えるかなと思います。

これをするためにあるチームなら面を揃えて待つかもしれないし、上がるかもしれない。
他にもどう選手が外のスペースを埋めに行くかのコースを工夫するかもしれない。
そういう細部の違いはあれ抽象的な理解があると抑えるポイントが明確になり、やがてよく言われる「応用」やグラウンドでのパフォーマンスへ活きていくと考えています。

この「抽象的な理解」でありがちなのは、本人は感覚的に捉えているけども明確な言語化をできない。
だから指導者が「あの選手はわかってない」と判断すること。
確かに言語化は大事な要素ですがそれが全てではありません。

具体と抽象の使い分け、感覚と理論のバランスをどう舵取りしていくのか。
この辺は答えが無いからこそ、問い続け考えていく価値があると感じます。

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